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タイでFIREを「4%ルール」で達成する方法と、セミリタイア後のバンコク生活を紹介

はじめに

今回はタイにおける、セミリタイヤ後(F.I.R.E後)の生活について具体的な生活イメージも含めお伝えします。

「F.I.R.E」とは「Financial Independence / Retire Early (経済的に自立した早期退職) 」の頭文字をつなげたもので、近年アメリカで流行している概念です。

生活費の節約と収入の多様化、投資を活用することで、できるだけ若いうちにフルタイムの仕事をリタイアして、心から自分が望んでいる人生を送ろうというライフスタイルのことを指します。

さて、早速ですがセミリタイア(F.I.R.E)の目安については「年間支出の25倍の資産」と言われています。その理由についてはF.I.R.Eを実現する目安として「4%ルール」というものがあります。

「4%ルール」とは、年間支出の25倍の資産を築けば、年利4%の運用益で生活費をまかなえるという考え方です。例えば、年間支出が仮に250万円の場合、6,250万円の資産を築いて年利4%で運用すれば、理論上は資産を維持したまま生活できるというわけです。
私は中国、フィリピン、ベトナム、シンガポール在住を経て、タイに落ち着きました。その理由は、QOLが高く資産防衛と資産運用ができるからです。
今回は、セミリタイヤという観点からタイでの富裕層生活実践を共有します。

1、裕福層のリタイヤ後にタイが人気の理由

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比較的裕福な、在タイ外国人という立場からお伝えします。

①東京の3分の1のコストで生活でき、日本人にも暮らしやすい環境

物価が相対的に安い、仏教国で穏やかな国民性で親日、治安は良い、日本人受入が充実している、気候が温暖、日本食レストランや日本食スーパーも充実しており、舶来品は日本より高価ですが一部を除き、住居や生活必需品などは東京の3倍程の費用対効果で生活できます。

②裕福層に優しい社会構造

ビザについても、富裕層には長期滞在が認められかつ、他の短期滞在ビザより優遇されている各種ビザの取得が出来ます。
また、普段の生活や、医療関係の機関を利用する際なども優遇対応をされます。

こういった理由から、富裕層がセミリタイヤ後(F.I.R.E後)にタイに移住する日本人が私の周りにも多くいます。

2、裕福層が取得するビザは、リタイヤメント? 投資? タイランドエリート?

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「リタイヤメントビザ」とは「50歳以上で80万バーツの預金証明があれば取得可能なロングステイビザで、1年ごとに更新が必要なビザ」です。昨今条件が加わったり1年ごとに更新が必要であり比較的手間がかかるビザです。
そこで昨今裕福層に選ばれるビザは、別の記事で書きましたが富裕層向け優遇会員サービス「タイランドエリート」の付帯サービスに”PE(Privilege Entry)”待遇の特別優遇ビザがあります。

スワンナプーム空港についたら専用カートでお迎えがあったり、空港やバンコク市内の高級ラウンジを無料で使えたり、高級百貨店などで特別なディスカウントがあったりします。

また、最近ではタイ政府は外国人に対し1,000万バーツの不動産等の投資(購入)または銀行への3年以上の預金等で投資ビザを申請できますが、条件はやさしくないと予想されていますが永住権の付与を検討しています。

タイの永住権のタイランドエリートに比べてのメリットは永住できることですが、デメリットは、タイ国外に出る前にリエントリー取得しないといけない、リエントリーの有効期限が1年と短い、出入国時にパスポート+永住許可証が必要、VAT REFUNDが受けられなくなりますがタイランドエリートは上記のデメリットがありませんし5年で約180万円、20年で約370万円とシンガポールやマレーシア、フィリピン、アメリカ、カナダ、オーストラリア等他国と比べると大変お得な価格設定ですので、裕福層にとってほかに選択の余地がない状態になっており、昨今では資産防衛目的で中国大陸人・香港人・日本人の申請が多くなっています。

タイ政府としては、今後はバックパッカーではなく消費力の強いお金持ちの外国人の富裕層にタイに来て住んでもらい、優遇措置を与え囲い込み、継続的にお金を落としてもらいたいという政治的・経済的背景があることを覚えておいてください。

3、衣食住遊健康が充実

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タイでのセミリタイヤメント生活においては、他国に比べても衣食住遊健康の全てが揃っていることが魅力。一つ一つ見てみましょう。

①ショッピング特典、病院健診やゴルフ場が無料!? 富裕層は更なるディスカウントが用意されている

例えば、タイランドエリートビザでは、様々な特典が用意されていますが、その中でも買い物などで利用できるディスカウントを受けられる特典などもあり、税店キングパワーやサイアム・パラゴン、エンポリアム、エムクオーティエなどのデパートで特別優待を受けることができます。他にも無料のラウンジの利用や、提携ゴルフ場やスパ・マッサージが無料で受けられますし、旅行の際にも特別オファーも受けられます。

②フードデリバリーと高級フードデリバリーの充実

タイでは、UberEATS、Foodpanda、LINE MAN、Grab Food、GETなど、多くの事業者が存在します。自分のお気に入りのお店や、食べてみたかったお店の食事を外出せずとも気軽に宅配してもらえますので、大変便利で多くの人が利用しています。セミリタイヤしている方は時間を大切にされる方も多く、食事はデリバリーで十分という考えの方も多いです。そういった意味でもタイは人気の移住先の一つです。

また、高級フードデリバリーなども存在しています。高級ホテルの人気グルメや、高級飲食店の人気メニューを届けてくれるサービスもあります。使い分けしながら生活することで、生活充実度は高まると思います。

③バンコクは賃貸・売買ともに住環境が充実

以前記事で書いたのですが、タイ特にバンコクは賃貸コンドミニアムがとても充実しています。格安物件から高級物件まで選り取り見取りです。

ちなみに、タイでの不動産投資という観点で考えると、外国人はコンドミニアムしか買えません。

④ナイトライフは充実度No.1

日本人観光客向けの歓楽街の他にも、会員制のコヨーテクラブや高級ラウンジなどビジネスにも使える裕福層向けの施設が数多くあります。 数も質も、費用対効果は東京の3倍程度で気軽に活用できます。

⑤日本語が通じる国際病院も充実

富裕層向病院(バムルンラード病院やサミティベート病院など)では日本語通訳が同行してくれたり富裕層はまるでホテル宿泊時のようなお客様として対応してくれます。海外旅行保険も適用可能ですしバンコク市内に点在していますので安心して生活できています。

いかがでしょうか? セミリタイヤ生活をタイで送ることが人気の理由が分かっていただけたと思います。 こういった部分を一つ一つ見ていくと、総合的な満足度は日本よりも高く、幸せな生活が送れています。

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