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片づけようって思った時が「片づけ時」です

片づけることが嫌いなライフオーガナイザーです。
そんな私でも片づけようと思い立つと思い出すのがこのスペース。
「クローゼット」と「キッチン」と「玄関」。

一般的に、まず片づけたい場所として候補に上がるスペース。言い換えれば、物量の多い方が嘆くスペース。
何故なのか?

3つの理由がある気がします。
①毎日見る、キッチンにいたっては、日に3回は使う
②考える動作をする、クローゼットではコーディネイトに悩むことも多い
③その日一日を左右する威力を持つものがある、靴は最後の最後に悩むもの。そして失敗すると一日ブルー。

まずはクローゼット。
これは、一般的に洋服をかける場所です。
物量が多くなる理由は、多くのデザインと色が氾濫しているからです。
毎年、各シーズンで流行色があり、流行となるデザインがあります。
そのため、少しずつシルエットも変わるので、何かにつけて新しく洋服は欲しくなります。
そして、色もその日のテンションなど、いつもは買わない色を買ってみたりと冒険してしまうことも多くあるでしょう。
その結果、クローゼットの中が混乱の極みとなるわけです。

キッチンではどうか・・・
これがまた、巷には「便利」「おしゃれ」といったキッチングッズがホームセンターや雑貨屋、100均などにあふれています。
そんな中から、洋服よりも小さいものを選ぶことになると、前に会ったけど被って購入や、こまごまとしたカラフルなものがキッチンに置かれます。
それこそ、各シーズンなんていう区切りはなく、毎週でも小物は増えてしまいます。
そして季節もの。これも物が増える要因です。
夏は素麺と言った時には、ガラスの器がいいだろう、とか、カレーならカレー用皿でないと・・・など、こだわるポイントが多すぎる。
その結果、キッチンが物であふれかえることになります。

最後に玄関。
これがひっそりと片づけたい場所として、上がることが多いのは、女性だから。
靴の種類が多い。
これに限ります。
そして、靴こそ、失敗する確率の高い買い物でもあるのです。
そのため、履き心地を重視し購入したものや、冠婚葬祭用のもの、雨の日用、傘も玄関に置く一つになります。
靴の場合、シューズボックス内でいくら整理をしても、必ずスペースを取ります。
洋服のようにたたんでコンパクトに出来ないし、キッチン小物のように一つ一つのサイズが小さいというわけではありません。
そして、数量的に1つや2つでは済まないのが「くつ」なのです。

この3つのスペースはパッと見て、取っ散らかり方が一目瞭然であり、目に入る頻度も少なくはありません。
だからこそ「片づけたい」と常日頃から思ってしまうのかもしれません。
単純に物量を減らすだけで、クローゼットもキッチンも玄関もすっきりします。
でもそれが出来ないから、この3つのスペースを「片づけたい」スペースと位置付ける人が多くいる。
それは、自分にとっての「物量を減らす」ルールづけに迷っている人が多くいるという意味なのです。

「物量を減らす」には、2点をキープするに限ります。
・ものを手に入れない
・持っているものを手放す

まずは「持っているものを手放す」ことで、物量を物理的に減らします。
その後「ものを手に入れない」ことで、論理的に物量を減らしたままにします。

そして、大切なのは、自分がどれだけの物量で「片付いた」と思うのか。
これが【重要】です。

ちなみに私は、クローゼットなら、お仕事にローテーション出来る程度で十分。
そして「冠婚葬祭」用のものと季節ものコートあたりでしょうか?
オールシーズン、クローゼットだけでやりくり出来れば、片づけたいとは思わない。

キッチン雑貨的には、ピーラーと包丁、まな板、そしてフライパンと鍋。菜箸に木べら、おたま・・・以上。
まぁ、調味料も含めるともう少し多くなると思いますが、システムキッチンの引き出しを使わずに済むレベルの雑貨でよく、
これがあれば、片づけたいとはと思わない。

玄関は靴とブーツも込みでシューズボックスに入る分と傘はおひとり2本まで。
家族がいれば、傘は増えるし、家族に女子が多ければ、靴の分量は人数の1.5倍と考えないといけないでしょうが、
オールシーズンを玄関の収納で賄うとするならば、これが限界。

結局、特別なことではないのです。

片づけようって思った時に思い出す場所って、自分がよく目にする場所。
そう考えると、目にするたびにストレスになるくらいなら、片づけてみよう。
そう思ったら、それが自分の「片づけ時」なのです。

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