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フリーランス高齢者フットケア施術者は、必要な人にケアをできるのか?

つい、先ほど仕事から帰り車を駐車したタイミングで、お問合せのお電話がありました。

フリーランスとして、受けているフットケアの仕事があるそうです。

そこで壁にぶつかり、弊社のホームページを見つけてくださり、私と話したいと思ってくださったとのお電話でした。

現在はコンサルとして、時間を提供している旨をお伝えして、5分程度お話をしました。

高齢者のフットケアに介護保険が使えるのか!?

現在のお仕事は個人契約で、自費サービス。

ですが、契約をしてはいないけれど足の状態が悪く、フットケアが必要だと見受けられる人が多くいる現状をなんとかしたい!

その想い強く、介護保険や公的な財源を使うことができないのか?と、役所まで出向いて確認したそうです。

ですが、私たちのような業者が介護保険を使ってフットケアサービスを提供することはできません。

この現状が、良いか悪いかは人それぞれの見解があります。

私は必ずしも残念だとは言えないと思っています。

ただ、お電話くださった彼女の行動力と熱意を強く感じました。

介護保険は全ての足を救えるのか!?

現在、介護保険内でフットケアを利用しようと思うと、フットケアに力を入れている事業所のサービスを使うしかありません。

介護保険内でフットケアを提供したい方は、足のケアに一生懸命の通所サービス、訪問サービス、入居型のサービスを探してスタッフとして勤務時間内にフットケアを行うことは可能です。

利用者は、勤務しているスタッフが行う施術を受けることができれば、介護保険内でのサービスとなります。

しかし、現状はどんなに足のケアに頑張っている事業所でも、足のケアにばかり集中しているわけにはいきません。それが日常の介護です。

足のケアに特別な想いがある方が、利用者の足のケアをしたい!と、フットケアに熱心な事業所を選んで、実際に勤務をしてみると思うようにフットケアができずに、モヤモヤしてしまう方も多いです。

私の養成講座の受講生さんも、勤務の施設でフットケアを立ち上げよう!と、頑張った人が何人もいます。

本当に頑張っても年単位でしか、施設は変化しません。

もっと早いかもしれませんが、そのくらいのスピードだと覚悟した方が良いです。

日本中を探せば、どこかに介護保険内のフットケアで全員が間に合っているところもあるかもしれませんが、私の思い当たるところではありません。

じゃ、自費サービスのフットケアは多くを救えるのか!

これもまた、難しいところです。

何しろ、施設・ご本人・ご家族・その他

多くの立場の方に、自費でも必要なサービスだとの理解が必要だからです。

施設が理解をしてくださっても、ご家族の気持ちは違う場合もあります。

自費サービスは、料金をお支払いしてもらえないとサービス提供はできません。

どんなに足の状態が悪く、フットケアが必要な方でも料金を頂けなければ、お付き合いが始まらないのです。

じゃあ、どうしたら多くの足を救えるの!?

私の目指すところは「連携」です。

介護・医療・自費サービス 

三者で、役割分担をして連携することが一番だと私は考えます。

そのためには、高齢者にとってフットケアがどれほど大切なのかを、理解してもらう必要があります。

理解をしてもらった上で、介護保険内で無理なくフットケアをできることを継続してもらえたら良いのです。

介護施設で継続するフットケアの仕組み


介護の中で、「足の観察」「足を清潔に保つ」「長く続ける」この3つをしてもらえたら、施設全体の入居者の足は変わります。

間違い、ありません。

日常介護の中で、ケアが難しい足爪は、自費サービスにつながります。

自費サービスでは対象外の状態の足は、医療につながります。

早期発見、早期ケア、早期治療!です。

無理なく続ける足のケアと、より良い関係が高齢者の足を救う

何ごともそうですが、無理はつづきません。

いきなり色々と始めても続かなければ意味がないのです。

あせりは禁物。

そして施設のスタッフとより良い関係は、変化のスピードに加速が付きます。

介護の現場の忙しさや、苦労を理解する努力も必要です。

そして始めたからには、中途半端にやめない覚悟が何よりも大切です。

これからフットケアで、お仕事をしたい!とお考えの方を応援することもフットケアを広く知ってもらうことにつながると考えております。少しずつ、記事を更新していきます。時に有料記事の場合もありますが、お読み頂けると何かしらの参考になるはずです。



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