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灰原さん

 シーズン4にしてとうとう灰原さんが登場した。クールではあるがなんだかんだ優しい彼女に私は首ったけ。シェリー、優しく俺をしかってくれ、そして俺を抱きしめておくれ。黒の組織にいた時の灰原さんのコードネームはシェリー。尾崎のあの歌は紛れもなく彼女のことを歌っていた。分かるよ尾崎くん、私も同じ気持ちだ。
 なんせ彼女は声がいい。cv林原めぐみ。綾波レイと同じ声、わーいわい。エヴァといえばやはり綾波レイだった。アスカも別に嫌いではないが、やはり綾波レイだった。それにアスカのキャラクターはアニメの中だから許される節があった。いちいちマウントをとってきて「あんたバカァ?」とか言ってくる奴がいたら鬱陶しくてしょうがない。実際にそのような人物と私は出会ったことがあった。彼女は同僚だった。字の綺麗さとかラルクのことをどれだけ好きかとか、どうでもいいことでマウントをとってきた。彼女は口癖のように「バッカじゃないの?」と言ってきた。その頃私はエヴァを見ていなかったから分からなかったが、今思えば彼女は完全にアスカを意識していたに違いない。一時期、やたらと彼女からラインが送られてくることがあった。そして丁度その頃、やたらと周りから彼女を勧められた。勘弁してくれと思った。
 灰原さんの話だ。なにより彼女は賢かった。工藤新一が飲まされて小さくなった薬、APTX4869を開発したのは彼女だった。私は灰原さんと一緒に研究がしたかった。阿笠博士を追い出して二人で同じ家に住みたかった。そして日々を共に過ごし、研究を重ねる中でSTAP細胞を見つけたかった。私と彼女となら確実に見つけられた。共に歴史に名を刻みたかった。
 とにかく、知的でクールで優しさを兼ね備えた灰原さんは無敵だった。だから私も尾崎豊も、全精力をかけて歌うのだ。魂を込めて叫ぶのだ。
シェリー いつになれば 俺は這い上がれるだろう
シェリー どこに行けば 俺はたどりつけるだろう
シェリー 俺は歌う 愛すべきものすべてに

閲覧ありがとうございます。サポートなんてして頂いた日にはサンバを踊ろうかと思います。