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花のある生活が好き

高校生のころ、社会人になったらやりたいことが2つあった。
1つは輸入雑貨ショップのPLAZAで値段を気にせずに好きなものを買うこと。2つ目は家の中に好きなタイミングで好きな切り花を飾ること。

残念なことに目標を立ててから輸入雑貨に対して昔ほど興味がなくなってしまい、そもそも商品を購入しなくなった。しかし花については、年齢が上がるにつれてますます好きになってきている。

花に興味をもちはじめたのは小学生のころだった。家でウッドデッキを作る手伝いをしたり、学校の花壇に花を植える手伝いをしたりするうちに、どんどん植物が好きになった。当時の夢は「お花屋さん」。土にふれた時少しひやっとする感触も心地よかった。

国語の教科書で読んだストーリの一場面も鮮明に覚えている。おばあさんが子供に話しかけるシーンで「花束をそっと生活に添えられるだけのお金と時間と心の余裕がある大人になりなさい」という台詞が、なぜか今でもずっと記憶に残っている。

暗い気持ちで一人暮らしの家に帰った時、たった一輪の美しい花が迎えてくれるだけで心が軽くなった経験がある。お世話になった方に小さな花束を渡した時、とてもやわらかい笑顔を返していただいたあたたかい思い出もある。

500円の花束を高いと思うか、安いと思うかは人それぞれだだ。
しかし仕事がある平日に飲み物を家から持参するだけで、自動販売機で購入するよりも600円ほど節約できる。そのお金で心を潤す花束を買うことができる。私にとっては、花がある生活を選ぶ方が贅沢だと感じる。

自分は普段何にお金を使っているのか。なんとなく払ってしまっているものはないか。本当はもっと違う使い方をしたいのではないか。

一度自分の生活やお金の使い方をゆっくり見つめてみると、心地よい生活を送るうえでのヒントがみつかるのかもしれない。

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misa

1993年生まれ。記事執筆や編集が主な仕事です。東京や石巻、バングラデシュを拠点に活動中。アジアの躍動感に惹かれ大学でフィリピン語を専攻。新聞社の経済部記者などを経て、2019年5月からフリーに。
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