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怒りをプラスのエネルギーに変える

今年の東京大学の祝辞を務めた社会学者の上野千鶴子さん。祝辞の内容に議論が巻き起こったのはまだ記憶に新しい。そんな彼女が出ているドキュメンタリー番組を見て、感じたことがある。

私にとって、彼女のスピーチはとても心に響いた部分が多かった。例えば「自分が努力しても報われると思えるのは、周囲の環境のおかげだということを忘れるな」という内容だ。私はジェンダー研究に明るくはないが、女性の参政権を認めようと声を上げてくださった多くの女性たち、女性が学べる環境を作ろうと尽力してくださった多くの先輩方がいるからこそ、今こうして私も自由に意見を述べることができている。その環境を当然のもののように享受することはできない。

上野さんは「目の前のむかついたことに対して、ひとつひとつ意見をいってきたからこそ、今の私たちがあるはずだ」という趣旨の発言をしていた。それは、怒りをプラスのエネルギーに変えるという行動を指しているのだと思う。

怒りや妬みは負の感情に捉えられやすいが、決してマイナスなものだけではない。「なぜこういう仕組みになっているのか」「なぜそんなひどいことを言えるのか」。そうやって、ひとつひとつのもやもやを丁寧に解きほぐす作業を、私も怠ってはいけないと強く思った。











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misa

1993年生まれ。記事執筆や編集、WEBマーケティングが主な仕事です。東京や石巻、バングラデシュを拠点に活動中。アジアの躍動感に惹かれ大学でフィリピン語を専攻。新聞社の経済部記者などを経て、2019年5月からフリーに。
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