2024年 サウジカップ 回顧

 今年のサウジデーの各競争は去年のパンサラッサの勝利に触発され、日本馬は21頭も参戦しました。

 芝馬はまだまだ日本では二線級の馬の参戦ですが、ダート馬に関しては日本の一流馬がこぞって参戦するに至りました。

 メインのサウジカップに至るまで、まずはサウジダービーで矢作厩舎のフォーエバーヤングが鼻差の勝利。

 続いてリヤドスプリントではリメイクが完勝しました。

 ターフスプリント、ネオターフカップで日本馬はそれぞれ2着、レッドシーターフハンデでは惨敗と日本お得意の芝で三連敗と、馬質からすれば納得の内容でした。

 サウジの芝レースはまだまだ賞金が低く、日本の超一流馬の目標になるレベルではありません。

 来年以降賞金が倍増すればドバイの前哨戦として目標になるレースになるでしょう。

 さて賞金が日本円で15億のサウジカップです。

 結果はウシュバテソーロが惜しい2着に終わりました。
 
 スタートすると例のごとくウシュバテソーロは立ち遅れ後方からのスタートとなりました。

 これはいつもの事で、川田はどっしりと後方待機に賭けました。

 意外だったのはレモンポップが逃げなかった点ですね。

 坂井瑠星の動きをみると逃げなかったというより、逃げなかったと言う方が正しいでしょう。

 さすがにアメリカの快速馬の前ではレモンポップのスピードを活かせず中断待機となりレースは終わりました。

 ウシュバテソーロは例のごとく、直線ではかなり良い手応えの中上がっていきましたが、その更に外から差されて鼻差の2着に終わりました。

 2着でも賞金は約5億、通算獲得賞金は約18億となり歴代でも3位か4位にランクアップしました。

 ウシュバテソーロの本番はあくまでドバイワールドカップです。

 あと200m伸びるのは吉でしょう。

 ドバイで勝って勝って歴代獲得賞金でトップの馬になりましょう。

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