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コロナ禍のシンガポールで感じたこと

今日はなんだか文章を書きたい気分で、ほかにやらなくてはいけないこともあるんだけど、書くことにしました。
この1年、あまりにも生活が変わってしまったよね。でもそれが普通になりつつあって、なんだか不思議だけど。人間ってやっぱり環境に適応しちゃうのかな。

由香が書いてくれたこと、私もそんなふうにシフトしているなって思った。

これは、昨年の自分が書いていたこと。

シンガポールでのロックダウンの2ヶ月の経験は自分の人生でもとても大きなことで、今の考え方、行動パターンも、このときと同じだと思う。
家では常にアクティブウェアを着る習慣も、この後ずっと続いているし、余計なものを持ちたくなくて、何かで代用できないかと考える癖もこれ以来ついたかな。

あと、私にとってとても大きなことは、今までより広く日本以外の世界を見られたこと。私は2019年にシンガポールに引っ越したけれど、コロナ禍以前は、シンガポール政府というものをあまり意識せずに住んでいたの。私は外国人で参政権はもちろんないし、しかも駐妻として行ったから生活はお膳立てされていたし、シンガポールは便利で安全で日常に困ることもなくて、政治を意識することも何もなかった。

でも、コロナ禍になり、今までにどこの国も経験したことないような事態で、それぞれの国の政府が対応策を繰り出していった昨年。もちろん、外国人として暮らしていても、シンガポール政府の方針を日々追っていかなくてはいけなくなった。日本へ渡航ができなくなったり、マスクが義務化されたり、集会が制限されたり。それらは法律で規定されているから、罰則もあるし。

この記事にも書いたけれど、シンガポール政府はすごく明確な方針を打ち立てて、日々国民や在住者にわかりやすくお知らせをくれた。ロックダウンになる前には、「本日何時から、首相のテレビ演説があるので、皆さんチェックしてください」とメッセージアプリに通知があって、すごく緊張しながら見たのを今でもリアルに思い出す。
同じ頃、ドイツのメルケル首相の演説が話題になっていたよね。国民のことを真摯に考える姿勢が伝わって来るという。シンガポールのリー首相の演説も本当にそういうものだったの。厳しい状況に入るからこそ、きちんと国民に優しい言葉で語りかける姿勢に、私はとても感動してしまった。

コロナ禍をきっかけに、これまで日本で生まれ育ち日本のスタンダードが当たり前だった私にも、そうじゃない場所や考え方があるっていうことが身をもってわかるようになった感じ。

自分の視野や世界をもっと広げたいと思って、とりあえず直近の目標としては、ずっとおぼつかなかった英会話をどうにかしなくてはいけないなという思いがあるよ。
私にとっては、そういう変化のあった1年だったな。

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