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キライな存在は、どこか自分に似ていたりする


SNSをやっていると、脈略のない中傷されることは少なくないと思う。私自身も書かれたことがもちろんある。批判は学びにつながるし自分に反省点があれば謝ることもある。だけど、理由もなくただ汚い言葉を浴びせてくる連中もいる。それはただただ、ひどいなと思う。笑

日常的に否定されて落ち込むことは、誰にでも経験があることだ。

だけど、ここ最近は独立する人や、SNSを活用して起業する人が増えている時代の中で、これは大きな不安要素となることもある。

「言いたいことが言えない」「中傷されるのが怖い」「否定されるのが嫌」「自分が出せない」という人は多い。

ユーザーの反応を気にして思ったことが言えない、思ったことが出来ない。そしてだんだんストレスがたまって挫折してしまう、というケースは少なくない。


中傷する人というのは、自分の素性は隠しながら、身も蓋もないことを感情的に言ってくるのでとても厄介だ。

だけど、安心してほしい。実はこれは誰もが経験していることだし、このような人は世界中どこにでもいる。メディアで顔を出している人じゃなくても、普通に道を歩いてたら向こうからぶつかって来て「チッ」みたいな、そんなオジサンはどこにでもいる。それと同じだと思えばいい。笑

そう。「不機嫌オジさん」。満員電車に乗っている、くたびれたサラリーマンを想像してみよう。毎日仕事して、上司には怒られて、まったく評価はされない。とくに休みがあってもやることはないし、当然女にもモテない。いいこともない変化のない毎日。1日1日があっという間に過ぎて、歳だけとっていく。そんな絶望した帰りの満員電車の中で、ストレスと疲れが溜まっているオジさんは苛立ち始める。そんな時に、たまたまそこにいた人に憂さ晴らしするかのようにぶつかって、舌打ちをする。

そう。オジさんにとって人に当たることに理由はない。

たとえば、突然オジさんが感情的に怒ってきても、自分に非があったのかどうかはまた別の話。まず勝手に相手が怒り始めた、その人自身の問題だ。たまたまその時に不機嫌で、たまたまあなたにぶつかった。それだけのことで、どちらが良い悪いではなく、どちらが正しいではない。


中傷する人はわざわざリプをしてきたり、掲示板に書き込んだりするくらいだから、あなたのことを見て相当嫌な気持ちになったんだと思う。なんにせよ、相手にも背景があって『今あまりいい状態じゃない』ということは確実だ。

だから、その場の否定をそのまま真に受けたりしないで、相手の背景まで想像してみることを、私はいつも実践している。この人は、なぜ、怒っているのか。なぜ、不機嫌なのか。相手の気持ち、背景を想像してみる。本当のことはわからなくても、きっと何かあったんだって思えるだけでいい。

だけどそこで注意したいのが、一緒に感情的になって同じ土俵で戦わないこと。同じ土俵で戦っていては問題が大きくなるだけだし、なんの解決にもならない上に、エネルギーはかなり消耗する。相手と同じエネルギーで戦おうとするから、消耗してしまうわけだ。

相手の背景を想像した上で、客観的に事実を俯瞰してみる。

大事なのは、否定されたことを反省したり落ち込んだりはしないで、むしろ光栄に思うことだ。なぜかというと、それだけ自分の存在が人の目に止まったということだから。

こんなに情報過多な世の中で、自分の文章なんて読んでもらえないし、そもそも何億という人がいる中で、自分の存在を見つけてもらうことすら難しい。ほぼ奇跡のようなもの。

だから、嫌われたり否定されることを怖がったりしないで、どんどん自分を出していく。どんどん嫌われにいく。そうすれば、それだけ見てくれる人が増える。それと同様に、自分を好きになってくれる人も増える。


今回は、くたびれたサラリーマンを人物像にしたけれど、実はこの「不機嫌オジさん」は、私たちの中にも存在する。

キライだなと思う人の存在は、どこか自分に似ていたりするものだ。おそらく相手の中に自分と同じものが見えるから、キライになるのかもしれない。


人にぶつかったり、酔っ払って喧嘩をふっかけたり、そんな不機嫌なオジさんやおばさんはどこにでもいるけど、そんな鬱陶しいオジさんたちも、実は自分を見つけて欲しいだけなんじゃないだろうか?

自己確認ができなくなると人は不安になる。

「自分ってなんだろう?」ってわからなくなる。すると不安と恐怖が徐々に膨らんで、大きくなり、しまいには爆発する。

毎日仕事を頑張ってるのに、上司には怒られてばかりでいいこともない。毎日家事を頑張っているのに、誰にも感謝されない鬱陶しがられる毎日。そんな日々を送っていると、存在意義がわからなくならないだろうか。

自分を見つけてほしい。愛されたい。誰かに必要としてほしい。だから彼らも「俺はここにいるぞ!」「私はここよ!」とアピールしているだけなのかもしれない。と、そんな風に私は思う。それはきっと、誰もがみんな同じこと。だから、キライな人をキライだと心をシャットアウトしてしまわないで、まず理解しようとしてみることが大切なんじゃないかと思う。自分を大事にするように。


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