ICUで感じたこと

ICUで感じたこと。(その1)

こんにちは。先日、静岡県にある急性期病院のICU見学に行ってきました。
集中ケア認定看護師の森田さんをはじめ、皆さまのご協力とご理解を得て、丸1日ICU環境の見学ができました。改めてこの場をかりて、貴重な機会をありがとうございました。

入室後すぐにオルゴール調のジブリの音楽が聞こえてきました。ICUフロアで音楽を流しているのか…と感じたのがまず初めの感想です。

ラジカセ

この後、私はこの音楽に救われました…。
丸1日ICUにいると、常に医療機器のアラーム音が聞こえてきます。このアラーム音、調査が終わり病院から離れても、耳の中でしばらく鳴っているような不思議な感覚がのこります。

おそらく、医療者の皆さんの中には、耳が慣れ気にならない方もいるかと思いますが、患者さんやご家族にとっては、ストレスや不安を誘発する要因になっているのでは?と長時間の見学で感じました。
アラーム音などがひっきりなしに鳴る中で、私はジブリの音楽に癒され、助けられていました。

私が好きなジブリの音楽が流れていたということもあり、好きな音楽を聴くことで、自然と「癒されるな~」とか「もう少し頑張ろう!」など、ポジティブな気持ちにさせてくれたように思います。


皆さんも場面は違っても、こういった経験はありませんか?今回、私は音楽の力を改めて感じました。

とはいえ、単純にICUに音楽を流せばいい!という結論に至ったわけではありません。逆に、アラーム音の音量を下げる、消すことができればいいものか…?最適な療養環境と安全な医療提供、こういったことを追求していくことが必要だと改めて感じました。

今回見学した内容から、「音」に着目して種類を私なりに振り分けてみました。ICUでは非常に多くの「音」があります。

画像2

皆さんのICU環境ではどんな「音」がなっているでしょうか?
そして、これらの「音」について、患者さんはどう思っているのでしょうか?

アスクレピオスプロジェクトは、ICUに潜む課題を探り、共有、解決策を考え、より最適な病室環境を医療者の皆さんと共につくるプロジェクトです。

今回は「音」環境だけをピックアップして話しましたが、まだまだたくさん気づきがありました。もっともっと探っていく必要があると思います。

次回は、夜勤見学で“驚いた”ことをお伝えします。

中東遠

Project Manager 西尾

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