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再びIngressに戻ってきました。エッセイストを目指します!

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  • 大久野島のうさぎたちです

  • 猫あれこれ

    2014年猫カフェに行きました。愛らしい猫たちをご紹介。

最近の記事

インスタント妖怪

   「いらっしゃいませ」 「これなんですか」 「おお、お客さんお目が高い。それはインスタント妖怪です」 「インスタント妖怪? このカップ麺が?」 「そう。お湯を入れてたったの3分で妖怪が出来上がります」 「まさかマジでそう言ってるの? 頭だいじょうぶ?」 「失礼な。妖怪は実在するのです。最新鋭の科学技術により、妖怪の生態エネルギーをとらえてカスケード効果により圧縮され、役に立つ妖怪へと変貌を遂げたのです」 「なんだか気味が悪いわね」 「まさか! ご購入くださったお客のみな

    • ダジャレ銀行

      悠斗は、焦っていた。会社の借金返済の期日はあした。大阪の街は大晦日の雑踏でごった返している。あの銀行はコンピュータ営業のため、年中無休である。運命の日があすだと思うと、胃が痛くなってくる。  それにしても、なぜ返済日を元旦にしたのだろう。父の意図がわからない。 「神よ、みこころならば、わたしにダジャレを授けたまえ」  神が返答をするとは思えなかった。あまりにも身勝手なお願いだと自分でもわかっていた。神は都合のいい魔法使いではないのだ。しかし祈らずにはいられない。  悠斗がタク

      • ブギウギ 第五週

         第五週「ほんまの家族や」 ブギウギ #21 #22  ストーリー  香川で法事に出席していたスズ子だったが、そこでの様子のおかしさに叔母の大西タカ(西村亜矢子)を問い詰める。タカは、スズ子が治郎丸家の子どもで、亡くなった菊三郎と女中のキヌの娘だったとの事実を告げる。取り乱したスズ子は、実母であるキヌが住む家へと向かう。 そこで彼女は、キヌが実家を追い出されたことや、ツヤ子を頼ったことなどを聞かされる。ショックを受けるスズ子。父の形見である懐中時計を受け取り、六郎と共に帰宅し

        •  ブギウギ 第四週

           ブギウギ #16  ストーリー  歌劇団のストライキは「桃色争議」としてマスコミに報道され、心配した親御さんたちが劇団有志の泊まり込んでいる寺へ押しかけてくる。大和礼子がなんとか追い払ったが、そのころ梅丸歌劇団では橘アオイがストライキに参加しなかったピアニストの股野に説教をかましていた。「あんたは礼子のことが好きなんだろう!」  コメント  股野の事情を知っていて、「信念がない」なんてアオイちゃんひどくない?  芸能の世界は、才能と人気がすべてだからなあ。股野がストライキ

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        記事

          ブギウギ #11-#15

          第三週「桃色争議や!」 ブギウギ #11  ストーリー 昭和8年、18歳になったスズ子は劇団を脇役として支えていた。同期のリリー白川や後輩の花咲歌劇団出身である秋山美月らが人気となる一方で、スズ子は自分自身の才能や売りは何なのか迷っていた。  コメント  演出を担当することになった大和礼子がスズ子に「続けていれば自分の個性が判ってくる。だけど続けるのが大変なんだけどね」というシーンがあります。芸能界の厳しさがよくわかります。プロになるまでが大変、だけどそれ以降もまた大変。娯

          ブギウギ #11-#15

          バイオニック・ジェミー

          #好きな番組 『ジェミー』ですね。『バイオニック・ジェミー』。  五十二歳でくも膜下のため死んだ母が、まだ四〇代だったころ。  この番組の大ファンで、中学生だったわたしもその影響で見るように。  たちまち、ハマりました。  金色の長髪をなびかせて時速九〇㎞で走る。  右手で軽々と、何トンもの荷物を持ち上げる。  1㎞先でピンが落ちても、右耳が聞きつける。  自分の命を救ってくれたOSIの局長、オスカー・ゴールドマンのために戦う、地上最強の美女!  数々のエピソード群の

          バイオニック・ジェミー

          朝ドラ「ブギウギ」第二週

          第二週「笑う門には福来たる」  ブギウギ #06  ストーリー  ついに梅丸歌劇団に入団した鈴子は、そのフレンドリーな性格から大金持ちの白川と仲良くなるが、つっけんどんな桜庭を白川は嫌う。梅丸歌劇団は設立5年目で実績がなく、いまは映画の合間にレビューするだけだがいつか単独公演を目指していた。その花形スターには大和礼子がいた。さっき本番をしたばかりなのに練習を欠かさない彼女を見て白川は、彼女が両親に入団を反対され、学費免除と引き替えに家出同然にここに来たことを教えてくれる。

          朝ドラ「ブギウギ」第二週

          朝ドラ「ブギウギ」 第一週

          第一週「わて、歌うで!」  ブギウギ #01 ストーリー 昭和復興時代。福来スズ子は未婚の母だが、両親は銭湯を営んでいた。 さかのぼって時は大正時代。十二歳の鈴子に対してママは、『男も女も芸は身を助けるし、人生たのしい』という理由で、読み書きそろばんではなく日本舞踊を習わせていた。鈴子もそれで大満足。 そんな折り、毎回アホのおっちゃんが無銭で銭湯に入っているので、ママにナゼなのか聞いてみた。するとママの言うのには、「義理と人情だから」。鈴子は、これがいい言葉だと思う。

          朝ドラ「ブギウギ」 第一週

          アボンリーへの道 #91

          So Dear to My Heart 幸せな結婚式 あらすじ フェリシティは婚約者がいることをガスに話せないまま 一緒にアボンリーへ帰ってくる。すべてを聞いたガスは希望を失う。 そしてフェリシティが愛しているのはガスだと知ったスチュアートは。 コメント 相変わらずヘティさんは頑固ですが、 ラスト近くでフェリシティに諭されて 目が覚めましたね。 もうひとつ、希望を失ったガスが ヘティやフェリシティに励まされて 危険な手術に挑戦するのは、 お約束でしたが、心を揺さぶられま

          アボンリーへの道 #91

          アボンリーへの道 #90

          The Last Hurrah 救世主ジャスパー あらすじ アボンリーの町は新政策によって、カーモディーや近隣の町と合併する という話で持ちきりだった。賛成派は近代的な生活が実現できると 住民に宣伝しはじめる。反対派と討論のすえ、住民投票が行われることになった。 ビューグル夫人たちの派手な宣伝で、勝ち目がないと思っていた 反対派のアレックだが、ジャスパーのすばらしいスピーチのおかげで勝利をおさめる。 だがその夜、落雷がありジャスパーの缶詰工場が全焼してしまう。 コメント

          アボンリーへの道 #90

          アボンリーへの道 #89

          Return to Me ガスの消息 あらすじ フェリシティの結婚式が近づいた。ヘティはガスのことを思い、 結婚を心から喜べずにいた。ある日、フェリシティに長距離電話がかかってくる。 雑音がひどく途中で切れてしまうが、フェリシティはガスの消息だと直感し、 アメリカのチャールストンへと向かう。旅の途中、遭難した船に乗っていた 青年から話を聞くが、ガスは亡くなったと言われてしまう。 フェリシティは町中を探しまわり、やっと電話の女性を見つけ出すが、 彼女の家へ行くと…。 コメン

          アボンリーへの道 #89

          アボンリーへの道 #88

          After the Ball is Over 90歳の誕生日 あらすじ もうすぐイライザおばさんの90歳の誕生日。 アビゲールが誕生パーティーを計画し、 イライザのいとこウィニフレッドを招待していた。 久しぶりの再会を喜ぶイライザ。ウィニフレッドが発作で突然倒れ。 コメント 人生は旅、そしてその終わりには 天に召されるまでの準備が待っている。 そんな言葉がこのエピソードでありました。 ウィニフレッドが、ボケてしまって、 人にやった銀の箱を「盗まれた」と大騒ぎ。 まともに

          アボンリーへの道 #88

          アボンリーへの道 #87

          Ah...Sweet Mystery of Life 学力くらべの結末 あらすじ 投資家にホワイトサンド・ホテルは「化石」だと言われ トレメインは落ち込む。一方ヘティは、 アボンリーの学校は閉鎖するので 退職か転勤だと言われ憤慨する。 トレメインとへティは、 互いの置かれた境遇を知り心が通じ合う。 コメント 「なんて優しい人なんだ!」 サイモン、長年角突き合わせていたヘティを見て、 いきなりの恋心が芽生えてしまいます。 ケンカするほど仲がいいってことね。 カーモディの

          アボンリーへの道 #87

          アボンリーへの道 #86

          アボンリーへの道 #86 Total Eclipse キング農場は大騒動 あらすじ 皆既日食がある週末、 ホワイトサンド・ホテルは 大勢の宿泊客を迎えるため大忙しだった。 フェリックスは副支配人になりたいと トレメインに持ちかけていたが、 とりあってもらえない。 家では留守番のセシリーが、 預かっていた大金を誤って燃やしてしまう。 相談を受けたフェリックスは、 ホテルで予約を断られた客を家に泊め、 宿泊費でお金を稼ごうとセシリーに持ちかける。 そしてフェリックスはトレメイ

          アボンリーへの道 #86

          アボンリーへの道 #85

          From Away デイビーの決断 あらすじ 「アボンリー子どもの家」にやってきたブレットとイアン兄弟は 大人たちにひどい扱いを受けたせいで、 他人には心を閉ざしていた。 デイビーともケンカばかりしている。 そんなある日、ヘティのお金を盗もうとする ブレットをデイビーは止めるが、 よく話しを聞くと、離れ離れになってしまった 兄を探しに行くために必要だという。 考えた末デイビーはブレットとイアン兄弟のため、 ヘティのお金を無断で借り、3人だけでハリファックスへ向かう。 コ

          アボンリーへの道 #85

          アボンリーへの道 #84

          King of the Great White Way ブロードウェイの王様 あらすじ ホワイトサンド・ホテルに 有名な作曲家夫婦ルディとベティがやってくる。 フェリックスは、ジャスパーの発明した録音機 を売り込もうとするが、作曲家夫婦は、 機械ではなくアレックの歌声に才能を感じたのだった。 コメント ルディって真面目ですね。スランプを脱するために とにかく必死だし、奥さんにメロメロだし。 意外なのはアレックの歌がしゅげー上手だったこと。 さすが芸人の層が厚い海外ならでは

          アボンリーへの道 #84