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個人的すぎる写真の拘りを語るだけのnote

いきなり申し上げますと、今回も箸休め回です。笑
(箸休めって言えばネタ切れでも何とかなると思っている)

一眼レフと出会って7年目くらいになり、今になってようやくまともに撮れるようになった人ですが、勝手に「個人的すぎる拘り」を語ってみようかな〜と思います。
※今回は「野球写真」に限った話となっております。

あくまで個人的な考えだし、そんな個人的な考えを他人に押し付けるつもりもないです。
「うわぁ、こいつ偉そうに語ってんな」とか「こいついつもこんな感じで撮ってるんだ、どうでもええわ」って思うくらいが丁度良いです。笑

●拘りその1「基本は日の丸構図にしない」

なるべく三分割構図になるように意識
(写真:石川ミリオンスターズ 近藤俊太郎選手)

カメラを触り始めた頃によく周りから「日の丸構図にならないように!」と言われていました。
決して日の丸構図がダメではなく、特に躍動感ある写真のときに日の丸構図だとバランスが悪くなったり、場合によっては「記念撮影感」が出てしまうんですよね…。
もちろシーン次第で日の丸構図の方が効果的な場合もあるので、あくまで「基本は」としてます。

撮影自体は被写体が真ん中になるように撮るんですけど、あとからトリミングで日の丸構図にならんように調整することが多いですかね。
トリミングでもどうしようもねぇ!ってときはうまーくごまかして日の丸構図のままでドーンと載せることもあります。笑

●拘りその2「顔面崩壊は載せるのを避ける」

必死なプレーを周りに伝えるのには苦労がいる
(写真:石川ミリオンスターズ 水野貴士選手)

以前もnoteで軽く語ったのですが、野球だけじゃなくてスポーツ写真全般でよくある「めっちゃ良いプレーだけどよく見たら顔面の作画がとんでもなく崩壊していた」という写真は基本ボツにしています。
スポーツというのはひとつひとつのプレーに対して必死に向き合います。表情筋をどうにかするなんて意識は向けられるはずがありません。

必死な表情って、その人によりけりですが結構変顔になってしまう人もいるので…半目だったり、白目だったり…「自分に置き換えて、これをオープンで載せられたらどう思うかな」と思いながら写真を選定しています。
推し選手が出る試合だとついシャッターを切りすぎて1日だけでウン千枚(それでもまだマシな方)超えることがあるのですけど、そこから厳選すると本当に数えるくらいの枚数しか出てこないです。
それくらい慎重に選んでいます…。

●拘りその3「プレーはなるべく全身が写るようにする」

全身がしっかり撮れるような場所確保も大事
(写真:石川ミリオンスターズ 髙田竜星選手)

プレー中の写真はとにかく全身が写るように撮っています。だって選手って頭のてっぺんから足の先までカッコイイじゃん!
…とまぁ、冗談は置いといて(でも半分はそんな理由もある)、ひとつのプレーから切り取る一瞬の輝きを100%伝えたいなら全身載せたいよねーって思うのです。

ただ、私がメインで使っているレンズって300ミリの単焦点なので、ズームイン・ズームアウトができないわけでして。
野球という被写体が動きまくるシチュエーションで、決められた画角でしか撮ることができないのです。

そうなると、よくあるのが「うっかり指先or足先が切れる」という事案。全部ではないですが、泣く泣くボツにすることも…。
そうならないように(指定席でない限り)座る席を調整していたりします。
ここ1〜2年は勘で「この辺ならいける!」ってほぼ一発で見つけることが増えましたけど、以前は「この辺だとこう写るから…」と何回かテスト撮影をしてベストポジションを見つけていました。

●拘りその4「(主にプレー写真は)水平に撮る」

打席や投球は特に綺麗に撮りたい
(写真:石川ミリオンスターズ 川﨑俊哲選手)

たまに、Twitterのリツイートとかでめっちゃ斜めな構図の写真が1ツイートに3〜4枚並べて流れることがあって、1枚だけ見れば味もあるし良いとは思っているのですが、正直言うと目がショボショボのオババにはそれらを3秒以上続けて見ると目が回ってしまうのです!
(老化を人のせいにしようとしている…)

斜め構図がまったくダメではなく、先ほども申し上げた通りそれはそれで味はあるし、私も顔アップの写真でしたらやったことがあります。
基本、プレー写真に関してだけ言うと水平に撮るように意識しています。少しミスった場合は画像編集で水平に直します。
せめて自分の撮った写真くらいは目を回さないように見たいですから…。笑

●拘りその5「愛情を込める」

写真から愛情が伝わる、が目標
(写真:石川ミリオンスターズ 後藤光尊野手コーチ)

私はほぼ独学でカメラのことを学びましたし、今でも自分の知らない機能や撮り方があると思います。
だから他の人と比べれば圧倒的にスキルは足りていないし、これからも初心にかえって写真と向き合わなきゃーっても思っています。
そんな中でも絶対に忘れないようにしていることは「愛をこめる」こと。
なんなら「腕はポンコツでも愛だけなら誰にも負けねぇ!」くらいで挑んでます。

撮り手の愛情が写真から滲み出ているのって、見てて微笑ましく思いますよね。
ファンだからこそ撮れる瞬間もあって、こういう切り取り方もあるんだーと、ハッとさせられることもあります。
愛情ひとつで視点を気付かされる…愛情ってすごい武器だと思います。

余談ですが「ただ撮っているだけ」っていう感じの写真は載せたくないです。
私が過去に撮った写真に限っての話ですが、ただ撮っているだけだなぁって写真ってなんとなく無機質感が漂っている気がするんですよね。

野球が好き、このプレーが好き、この選手が好き、このチームが好き…
たくさんの「好き」を伝えられるような写真が撮れるよう頑張りたいところですね。

…以上になります。
「うわーこいつめんどくさー」って思いましたかね。正解、私も思いました。笑
拘っている割にはたまに妥協してしまうこともありますし、判断基準ガバガバなんですよね。結局どうしたいんだよ。
5番目にも書いた通り、これだけは!というのは「愛をこめる」ことなので、そこだけ忘れずに撮っていきたいとは思っています。

たまにで良いので、私の写真を見るときは、そういやこういう拘りがあったなぁ〜なんて思っていただけたら幸いです。
…あ、いや、忘れても良いです。
(どっちだよ…)

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