【感想】罪喰い~千の呪い、千の祈り~ for V

立花慎之介さん目当てで「罪喰い~千の呪い、千の祈り~ for V」プレイしました。

2017年6月29日発売で、2016年8月に発売されたPC女性向け恋愛ADV「罪喰い~千の呪い、千の祈り~」をPS Vitaに移植したものだそうです。4年前かぁ。そんなに前でもなかった。

【ネタバレ注意】
めっちゃネタバレですのでご注意を!


罪喰い公式サイトより

本作のヒロインである庵崎薫は、異常者によって目前で両親を殺されたトラウマを心の奥底に抱えながらも、日々を前向きに過ごしていた。だが、とあるきっかけで鬼とも呼ばれる存在『上樹の一族』になってしまう。しかも助けてくれた連という青年いわく、薫の前世である『世羅姫』が受けた呪いにより、咎人を喰らう『罪喰いの儀』を行なわなければ、酷い乾きの果てに死ぬのだと告げられる。

薫は突然人を喰らわねばならなくなった己の運命に戸惑いながらも、
罪人を喰らうことで誰かを救えるのならと、罪を背負い生き続ける決心をするが……。

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立花さん演じる陸至央(くがしおう)は主人公と同じ上樹の一族ですが、派閥が違って対立しています。世羅姫(主人公)の魂を消すべく育てられたので、主人公のことばかり考えて生きてきたようで、主人公への執着がすごい。いきなり主人公を「俺のための女」とか言ったり、「お前を殺すために生まれた男」と自己紹介するし、これは口説いてますよね??殺意を向けられているはずなのに、愛をささやかれているようにも聞こえ、最初からぞくぞくしましたっ。低いトーンの演技もいいっ。

至央が主人公を串刺しして、血にまみれる二人。こういうのも好きです。

でも、ここからどうやって愛を育むのか、超不安。ものすごいバイオレンスな愛なの?

そんなことを思っておりましたが...至央くん、高校生でして。主人公の友達がセッティングした合コンにさっそうと現れます。なんでや!!

至央くん、いいとこのぼっちゃんで優れた生徒会会長。髪色もあって「黄昏の騎士」なんて呼ばれています。恥ずかしい(笑)表の顔はとっても紳士で友達想い。見事な化けっぷり...いえ、でも、こっちも至央くんの一部なんだろうと思います。人を引っ張っていける人物ってこういう感じなんじゃないのかな、と。敵は徹底的に排除するけど、身内は守る、みたいな。

主人公の友達とそのターゲットである至央くんの友達がいい感じなのを横目に二人はトイレと称して路地裏へ。至央くん、本性を現します。

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この至央のキャラが切り替わるシーンでは爆笑していまいました。一枚目と二枚目で演技もころっと変わります。上樹の一族は念じることで戦衣を纏うことができるので衣装の早替えはお手の物なんでこうなるんですね。あ、刀も戦衣の一部です。今見ると好き!ってなるけど、最初見た時はひたすらに面白かったです(笑)

で、何故か、主人公の修学旅行先の京都にもついてきます。至央くんの学校はイギリスに行くはずだったのに、至央くんの財力とコネで飛行機止めてしまったらしいです(笑)再びのなんでや!!!

上樹のものは魂にかけて誓うと、その誓いを破ったときに命を失ってしまうのですが、至央くんはこの修学旅行中には主人公を傷つけないと魂に誓います。上から殺せって命令を受けていないからだといいますが、主人公に興味津々なんだよな。愛憎はやっぱり裏表なんだね。

友達二人がうまく行く手助けのために、つきあってるていなので、結構いちゃついてきます。主人公が嫌がるのを見てとっても嬉しそう。好き....。

その道中、至央くんの落とし物を一緒に探すことになり、協力関係に。二人でおみくじ引いたりいい感じになっていきます。殺したいんじゃないんかよっと思いながらも、なんか言いくるめられてこうなりました。きちんと人を思いやる気持ちを持ってるんだもんなー!

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更に「興味ある女は、世界中でお前だけだ」とか言われちゃあね!!この時点ではまだ殺す相手として言われているのですが。

恋愛経験なくて、主人公と二人で恋愛ってなんだろうって悩んだりしてたのもかわいい。本当の自分には友達なんかいないし、なってくれる人もいないだろうって思ってるところもくすぐられます。

と思ってたら、噛みついてきましたけどっ。首筋に。木陰とはいえ、神社でなにしとるん。突然こうしたくなっただと!?傷つけないっていう誓いがあるからこれは愛情表現ですよね??噛みついてる本人も戸惑っています。わぁ、突然のときめき。そして、漂う甘い香り。

上樹の男って発情すると誘香を放つんです。主人公には蠱惑的で脳髄までしびれさせるものに感じられる香り。主人公は何の香か当初は知らないのですが。これがエロい。匂いは卑怯だぁ。むらっと来た瞬間が分かるんですよっ。

至央にいたぶられつつ、意外な側面や、その優しさに触れ、誘香まで放たれちゃ、そりゃ恋に落ちますよね。

で、それぞれ所属していた組織を裏切り、本来の主人公を取り戻すべく共闘することになります。

人を食べる...というか、吸収するシーンやがあったり、戦闘シーンは血が多く流れたり、ダークな部分も私は好きです。至央の血は上樹のものを回復させる力を持つので、主人公が至央の血を吸ったりしますし。

しかし、端折ってしまいますが、アオカン...なんだ!(笑)めちゃくちゃ優しいけど、アオカンですか。そうですか。上樹のものにとっては、約を結ぶということになり、男が生まれ持って肌に刻まれている覇名と呼ばれる紋様が女にも現れます。そして、女が別の男と約を結ぶと死んでしまいます。ひどい。ロマンティックっちゃロマンティックだけども。

約を結んだあとは嫁呼ばわりです。主人公の名前を変えた場合の対策なのかもしれないけど、嫁って呼ばれるのはなんか抵抗あるなー。

そいで、束縛がすごいです。他の男に揺らいだだけで殺すとかいうし。ここまではときめきポイントだけど...。後日譚で主人公に仕事も何もさせず、外出先も縛り、甘やかしております。うーん。ここはマイナス。

付き合う直前がクライマックスなんだな。うん。

至央ルートしかやってないから感想は以上です(^-^;

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