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メンズスタイルデザイナー「中里彩」から学ぶサンセットクルージングpartyでのイケてる装い

こんにちは。アソビカタsalonのnote執筆・編集チームのゆるみな。です。

アソビカタsalonのnoteでは、サロン内にどんな人が参加しているかを読者の人に知ってもらうために、毎号イケてるメンバーにフォーカスしてインタビュー取材をしていきます。時代が「モノ消費」から「コト消費」に代わり、そして“誰がそのコンテンツを提供・オススメしているか”を重要視する「ヒト消費」になってる今、アソビカタsalonのイケてる人をメンバーの生の声とともに伝えていきます。

今回紹介するのはフリーランスのメンズスタイルデザイナー『中里彩』さん。
中里さんは20〜50代の男性を対象に、顧客一人一人にあったスタイルの服装を提案しています。大事な人とのデートや大きな仕事の打ち合わせ前などの勝負時に、トータルコーディネートをお願いされることも多いみたいです。

そんなニッチなファッション業界を悠々と生きる中里さんが、なんとアソビカタsalonのために東京湾でのサンセットクルージングPARTYをプロデュースしてくれました...!

この日乗ったのは「AZIMUT 53 Magellano」。
15人乗りの小型ヨットです。
イタリアの高級ヨット「AZIMUT」の総輸入元「Yasuda Shipyard co.,ltd.」の全面バックアップがあったからこそ実現しました。

日常では滅多に得ることのできない貴重な体験。今回はサンセットクルージングでの「理想の服装」や、アソビの場でのかっこいい大人のファッションについて『中里彩』さんに徹底取材してきました。

【目次】
・サンセットクルージングに相応しい「ファッション」とは
・『自己表現』×『意思疎通』としての装い
・クルージング参加者からの生の声
・イケてる大人のアソビはファッションからはじまる


サンセットクルージングに相応しい「ファッション」とは

9月9日の午後16時。残暑の続く日曜日の夕方、アソビカタsalonの参加者はとある造船場へと集められました。都心から少し離れた、東京湾を見渡せる船乗り場。そこにどっしりと停る一艘の船は白く美しいフォルムで思わず息を飲みました。

イベントで使用したクルーザーは一般向けにはほとんど解放しておらず、普段はモデルクルーザーとして購入を考えている方に乗ってもらう船だそうです。(つまり乗りたくても、普通は乗れない...。)

そんなイタリア製のスマートなクルーザーに乗るのだから、船に負けないくらいかっこよくお洒落したいですよね。参加者は、事前に中里さんから伝えられたドレスコードを元に各々が自分たちの思うイケてる服装で足を運びました。

今回のドレスコードは、コロニアル柄・ボタニカル柄・ペイズリー柄・花柄などをテーマにしたリゾートスタイル。柄はコーディネートのどこかにアクセントで入っていればOK。

男性は襟つきシャツ着用(リネンシャツ・コットンシャツが理想)。
女性はリゾートにふさわしい服装(スカートでもパンツスタイルでもOK)。
共通NGアイテムはTシャツ、デニム、カーゴパンツ、スニーカー、アウトドア用サンダル、ビーチサンダルという内容でした。

コロニアル柄やボタニカル柄など、あまり聞きなれない柄の名前に戸惑うメンバーもいる中、サンセットクルージングに相応しい「ファッション」とはどういう格好なのか、中里さんへ対談形式で聞いてみました。

『自己表現』×『意思疎通』としての装い

ゆるみな。_今回はお忙しい中インタビュー取材を受けて頂きありがとうございます。改めましてよろしくお願いします。

中里彩氏(以下 中里)_メンズスタイルデザイナーの中里です。こちらこそ宜しくお願いします。

ゆるみな。_今回のクルージングパーティ、私も参加させて頂きましたが本当に素敵な時間を過ごせました。美味しいお酒と料理、そして普段より少しお洒落をしてワクワクしてる人々の顔が印象的でした。ドレスコードで「柄」を指定したのには何か理由があるのですか?

中里_おしゃれの最初の一歩として「個性」のエッセンスを少し入れて欲しいと考え、今回のドレスコードに普段聞き慣れないであろう「柄」の名前をいくつかあげさせて頂きました。

ゆるみな。_確かに「コロニアル」や「ボタニカル」って言語としては知っていたけど「柄」と言われてパッと思いつかなかったです...。女の私でも知らないんだからきっと男性は想像もつかなかった人も多いのでは無いでしょうか。

中里_わざと聞き慣れないものを混ぜることで、そこで「調べる」というアクションを促そうと思ったんです。

ゆるみな。_「調べる」というアクション... ?

中里_能動的に「調べる」ことをきっかけにファッションに興味をもち、「リゾートではこういう色柄の服を着たらお洒落なんだな」とか「船の上でシャンパン片手にどんなコーディネートしたらお洒落かな」とか「他のみなはどんなものを着てくるんだろう」ってTPOを想定しながら悩んだり、思い巡らせたりするその体験を楽しんで欲しかったんです。

ゆるみな。_なるほど。ワンクッション「調べる」という行動を促すことで、参加者各々が自らの服装に向き合う時間を自然と作ってもらえたわけですね。

中里_"場の雰囲気や品格を保つための制約(ルール)を設ける"という意味でのドレスコードと"テーマを決めることで生まれる、人と人との共通項・コミュニケーションの共通言語"としてのドレスコードを味わってもらえたなら今回は大成功ですね。

ゆるみな。_私、すぐググりました。笑 見事に中里さんの手中で躍らされていたわけですね。さすがです。

中里_そう言っていただけると嬉しいですね。笑 もちろん、「柄」に決める前にはドレスコードに関して色々考えました。最初は麻のカプリシャツやコットンパンツなどイタリアの船に相応しい、地中海を思わせる王道のリゾートスタイルや、海外の名作映画やドラマの役に合わせた服装をお願いしようかとも思いましたが「それは私の考えるファッションと違うな」と思いやめることにしたんです。

ゆるみな。_中里さんの考えるファッションって何ですか?

中里_ファッションはその人の「個性」や「人柄」をアピールしつつ、相手に対する「思いやり」や「気遣い」を感じさせる最高のコミュニケーション手段だと思っています。

ゆるみな。_人とのコミュニケーションのための手段...。もっと詳しく教えて欲しいです。

中里_服って毎日着るものじゃ無いですか。でも何となく疎かにしがちなことでもあると思うんです。例えば好きな人との記念日にお洒落なお店で食事をする機会があると想像してください。その時に彼氏の格好が普段と一緒でTシャツにジーパンだったら、何となく嫌じゃ無いですか?

ゆるみな。_確かにちょっと恥ずかしいというか、残念な気持ちになります。お店や周りの人の目も気になって、食事に集中できない気がします。

中里_女性はデートの時にお化粧して服を選んでその日を迎えるのに、男性が適当な服装だと気分も盛り上がらないですよね。「何でも無い日でも常におしゃれに気を使え」とまでは言いません。だけど特別な日にお互いが服装に気を使うことで、マンネリしていた関係でも新鮮なときめきにつながるんです。

ゆるみな。_なるほど。普段と違う服装で登場したら、いつもと雰囲気が違うから初めて会うみたいで何となく気恥ずかしい初恋のような気分を味わえそうですね。

中里_まずはTPOをわきまえる。その上で個性を出す楽しみを知っていただきたかった。今回はイベント前にドレスコードについて熱心に質問してくださる参加者の方もいてとても嬉しかったです。クルージングパーティ当日も、初対面の中で「会話が生まれるきっかけの一つ」になっている様子がちらほら見られたので安心しました。

ゆるみな。_中里さんがいう「コミュニケーションとしてのファッション」が見事に生まれましたね!私、あんまり相手の服装について触れられなかったなあ。

中里_女の人はどうしても受け身がちになってしまうけど、自分の身だしなみを褒められて嬉しく無い男性人はいないから、もっと積極的に声をかけていくといいと思います。

ゆるみな。_次のクルージングパーティーの時の教訓にします。また企画してください!

中里_楽しんでくれていたなら何よりです。これからの季節は日が沈むとどんどん寒くなって行くので、別のアソビとファッションを絡めた企画をしようと思っています。

ゆるみな。_お忙しい中ありがとうございます。

中里さんはインタビューの中で終始「ファッションとコミュニケーションの関係性」の話をしてくださいました。クルージングパーティーのドレスコードには「服装」に対する静かに燃える熱い想いがあったのです。

クルージング参加者からの生の声

後日、参加者の方々に感想を聞いたので紹介させていただきます。
()内は参加者様のペンネームです。

■今回、クルージングpartyに参加しようと思ったきっかけはなんですか?

「今までクルージングには参加したことがなかったことと、今回の内容がとても充実していたことで、支払う以上の価値があると思いました。」(Masa)

「サンセットクルーズという言葉に惹かれて。船も、海も、夜景も好きです。サンセットじゃなくても、きっと参加していたでしょう。」(みもっちゃん)

「人生で体験した事が無い経験ができそうだと思ったため」(M.K.)

「紹介されていた船が素敵だったのと、サンセットクルージングっておもしろそうだなあと思ったので。」(EN)

「以前中里さんにお会いした時になんておしゃれな方なんだろう、と感動しました。その中里さんが主催するイベント、しかもクルージングとなれば、ぜひとも行きたいなと思ったからです。」(さかた )

■クルージングパーティーでは何が一番印象に残りましたか?

「贅沢な時間。素敵な食事とお酒、夜景に加え、居心地のいい人々が集っていたことで、とても充実した時間を過ごせました。」(Masa)

「謎の小窓...。」(みもっちゃん)

「空気感。昂揚感に溢れたスタートから日が落ちた後の穏やかで心地よい時間、メンバーの方々が生み出す空気全てがとても気持ち良く、どこを切り取っても贅沢な瞬間ばかりで 非日常を心行くまで楽しめました。 中里さんの心配りやご準備の賜物だと思います。」(M.K.)

「海上から何機も飛行機を間近に見たこと。」(EN)

「リラックスした雰囲気です。クルーザーの上という非日常でありながら良い意味で肩の力を抜いていられたのは、アソビカタSalonならではの空気感なのではないかと思いました。」(さかた )

■第2回が開催されるとしたら参加したいですか?また、こうしたらもっと楽しそうという意見があれば教えてください。

「もちろん参加したいです。時間があっという間だったのでスタートを昼間からしてもいいなと思いました。」(Masa)

「絶対参加します!!!その時は船酔いにならないように、抜群のコンディションに整えて(前日徹底的に自分を追い込んだ筋トレをしない、電気を点けっ放しで眠りの小五郎スタイルで寝ない等)参加します。穏やかな海だったら尚よかったですね。まぁ、天候はコントロールできませんが...。」(みもっちゃん)

「是非参加したいです。今回がほんっっっとうに良かったので、これ以上のアイディアが中々…。」(M.K.)

「チャンスがあれば、また参加したいです。自己紹介を聞いていて、参加者それぞれの話を聞く時間を設けたら楽しそうだと思いました。」(EN)

「参加したいです!」(さかた )

感想を頂いた参加者全員が、「また参加したい」とコメントをしてくれるほど素敵なイベントをプロデュースしてくれた中里彩さん。きっと裏で淡々と計画をして、参加者を楽しませようという思いがある中里さんだからこそ、サンセットクルージングを素敵な時間にできたのだと思います。

イケてる船上で楽しむ料理&ビールにももちろんこだわりを

また今回のサンセットクルージングでは話題のミスターチーズケーキこと、田村浩二さんに料理を作っていただきました。クルーザーの上でカジュアルに食べられる美味しい軽食を作ってくださり、なんとデザートには極上のチーズケーキまで...。最高の空間で味わう一流の料理人の作った料理。感無量でした...。

また今回は光栄なことに、私のセレクトしたクラフトビールも出させていただきました。このような場で自分の活動を知っていただくのはとても嬉しいことですよね。中里さん、ありがとうございました。

また、今回の素晴らしい写真を撮ってくれたのはフォトグラファーのsaruさんです。アソビカタSalonのイケてるイベントのオフィシャルフォトを毎回素敵に撮影してくださっています!今回もありがとうございました!

次回のnoteでは、サンセットクルージングに引き続き、中里さんが発足した「アソビカタSalonゴルフ部」について今後の展望と活動予定をお届けしたいと思います。

<終わりに>
アソビカタSalonのnoteを最後まで読んでくださってありがとうございました。
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