辛いのを我慢しなくても登れる!天才な子どもたちが教えてくれる「asobi基地」流やまのぼり

山登りって「辛いけれど、頑張るもの」「体力、精神力を鍛えられるアクティビティ」というイメージがありませんか?

でもasobi基地の子どもたちを見ていると、「疲れる」とか「息が切れて苦しい」とかいう要素は、山登りのごく一部でしかなく、山には無数の魅力があり、楽しみがあるんだな、という事実が、よくわかります。

頑張らなくて全然OKな「asobi基地やまのぼり」

asobi基地・関東 アウトドア部寄金(よりかね)です。

asobi基地キャンプだけでなく、海遊びや、雪遊びなど、さまざまなアウトドアイベントを実施していますが、ここのところ私の中でいちばん盛り上がっている、「asobi基地やまのぼり」での出来事を紹介します。

「asobi基地やまのぼり」は、世間の一般的な山登り系団体とは大きく異なり、“山の頂上にたどり着く” ということを重視しません。

子どもたちを叱咤激励して頑張らせたり、鼻先ニンジン作戦(お菓子を食べていいからあそこまで頑張ろうとか、登れたらオモチャを買ってあげるとか)で釣ったりもしません。

なぜなら、山との向き合い方は、人それぞれ千差万別、「登頂を成し遂げる」以外にも、たくさんの魅力や楽しみがあるからです。

辛いのを我慢しなくても山は登れる!天才な子どもたち

「辛いのを我慢できる」というのは、凄いことではありますが、山への向き合い方としては、どちらかと言えば、不器用な部類に入るように思います(もちろん、それが自分らしいのなら、それでまったく問題はありません)。

たとえば、山は2回目だという、ある4歳の子は、高低差・約500m、往復約6.5kmの道のりを、終始ニコニコで歩ききりました。疲れてもう歩けない、などということはまったくありませんでした。

なぜなら、歩きやすいルートを選ばずわざと岩によじ登ったり、木の枝で様々なものを叩いて音の違いを楽しんだり、いきなり歌って踊り出したり、道すがらのあらゆるものに興味を持ち、次々と遊びを発明していたからです。

(だからなかなかペースが上がらず、下山では最後尾で遅れてしまったのですが、思う存分に遊んでOK、なのがasobi基地やまのぼり。私が一緒について、たっぷり楽しんでもらいました)

子どもが夢中で遊んでいるとき、疲れを自覚することはないのは、普段と一緒です。

また、親と離れつつ登っても平気になってくる、小学生以上くらいの子どもたちは、楽しくお喋りをしながら、ときに競い合ったり、ときにごっこ遊びや隠れんぼをしたりしながら、わいわい登ります。

常連の子どもたちは、初参加で山のルール・マナーを守れない子がいると、みんなで協力して面倒を見ていたようです。

下山後に子どもたちから聞けるのは、あの遊びが楽しかった、誰々と一緒で楽しかった、という話ばかり。「辛かったけど頑張った」という山登りの王道的な感想は、驚くことに耳にしません。

「大人が用意した成長」なんて、たかが知れている

大切なのは、大人が、勝手に、山との付き合い方を決めてしまわないこと。

大人が決めた山との付き合い方が、その子にぴったり合っていればいいですが、合わなければ、その子はストレスを感じ「つまらない」「疲れた」「もう嫌だ」となっていきます。

それでも無理強いすれば、もう山なんて嫌い、とトラウマになるケースだってあるでしょう。

困難を乗り越えれば成長できる!という考え方や手法を否定するつもりはありません。

成果は出るでしょうし、ピンポイントにそれが必要だというケースには、役立つだろうと想像します。

でも、そういったやり方は、asobi基地らしくないんです。

asobi基地では、子どもの「やりたい!」という意欲が発揮される場を作ることを心がけ、見守ってきました。

すると、子どもたちが、大人が想像もつかないような発想したり、工作をしたり、おもしろい遊びを見せてくれることを、私たちは見てきています。

山の登り方はこうだ、と決めてしまうことは、言ってみれば、asobi基地の自由工作で、作り方はこうで、別のやり方は間違っている、と指導するようなもの。

それはまあ、教えたものは作れるようにはなりますが、引き替えにたくさんの子どもたちの意欲や能力、才能を潰すことになります。

大人は、良かれと思って子どもに教えようとするわけですが、「大人が用意した成長」なんて、実は限界の明確なもので、たかが知れているのかもしれません。

asobi基地らしく、子どもたちそれぞれの山との向き合い方を尊重する、「asobi基地やまのぼり」。

良かったら、遊びに来てくださいね。

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