見出し画像

【絵本レビュー】 『あめのひえんそく』

作者/絵:まつおかりかこ
出版社:石崎書店
発行日:2014年9月

『あめのひえんそく』のあらすじ:


明日は遠足です。こぐまのモンタはとっても楽しみにしていました。
ところが、次の日は雨。がっかりして落ち込むモンタにお母さんが「モンタ、遠足に行くわよ! 」。
「えっ!? 遠足??」外ではまだ、雨がたくさん降っているのに?
お母さんは、何とも楽しい「あめのひえんそく」に連れて行ってくれたのです。


『あめのひえんそく』を読んだ感想:


遠足って行く前がいちばん楽しかった気がするなあ。持って行くお菓子を買いに行ったり、お弁当のリクエストをしたりなどの準備段階がとても楽しかった。卒業アルバムの写真を見てびっくりするほど、実際の遠足はあまり印象にありません。道中は大概アクシデントの連続。私は車酔いが激しいので大抵はいちばん前で先生の隣に座り、後部席の騒ぎには参加できた試しがありません。また目的地に着くまでの道のりは長く、昼ごはんまでに水筒の水が保ったことすらない。そんなことばかりが思い出として残っているのですが、それでも当日雨になるとがっかりしたものです。

家で想像の遠足へ連れて行ってくれるお母さん、いたら私もその人の子になりたいです。こんなお母さんの下にいたら、機転も効いて想像力も豊かな子供になるんでしょうね。私だったら、どうするかなあ。今から案を練っておこう。

『あめのひえんそく』の作者紹介:


まつおかりかこ
1989年大分県生まれ。東京都育ち。女子美術大学版画コース卒業。見る人の気持ちをあたたかくする絵を描く。喜怒哀楽の表情が豊かな動物が特長。作品に『あめのひえんそく』(岩崎書店)、『おふろだいすき! しろくまきょうだい』(教育画劇)、『いっしょにあそぼう いない いない ばあ!』『ねんねのじかん ねてるこ だあれ?』(共に永岡書店)がある。


まつおかりかこさんの他の作品


サポートしていただけるととても嬉しいです。いただいたサポートは、絵本を始めとする、海外に住む子供たちの日本語習得のための活動に利用させていただきます。