トミナガハルキ / デザイン事務所AMIX

小さなデザイン事務所(http://amix-design.com )の経営者 兼 色…

トミナガハルキ / デザイン事務所AMIX

小さなデザイン事務所(http://amix-design.com )の経営者 兼 色々なデザインサービスの運営をしています。https://amix-design.com/tominaga

最近の記事

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鬱と付き合っている話

この話を書くべきかどうかはとても迷いました。 僕は朝、何の理由もなく途方にくれたり落ち込む事があります。 所謂「鬱」というやつです。 この事はごく一部の人にしか伝えていませんでした。 書くべきか(他者に知ってもらうべきか)迷ったのには2つの理由があります。 1つ目は、「経営者たる者強くあらねばならない」という圧をうっすらと感じていて、自身のウィークポイントを晒すような事にならないかと躊躇したからです。また、偏見の目に晒されないだろうかという不安もありました。 2つ目

    • 心の声を発信してみて良かった事、伝えたい事。

      先日書いた自身の鬱についてのnote、書いて良かったなと感じています。 色々な方からDMで「ホッとした」「勇気をもらえた」といった声をいただきました。自分の為に書いたnoteなのに、それが読んでいただいた方にとってプラスになった事がとても嬉しかったです。 鬱は、男性なら10人に1人、女性なら5人に1人は生涯の中で経験するとも言われています。DMやTwiitter・FBのコメントを拝見していて、ふとそのことを思い出しました。わざわざ言わないだけで、周囲には同じように(または

      • 【Photoshop=料理論】ズボラPhotoshopへの想いと、コンテンツについて

        先日YouTubeで”ズボラPhotoshop” というコンテンツを立ち上げました。 簡単な手順で、格好良いビジュアルが出来ますよと紹介するコンテンツです。まだ第一弾しか発表していないのに、偉そうにすみません。ネタはたくさんあるのですが、まだまだ編集に不慣れでごめんなさい。 次も「おおー!簡単じゃん!」って感じていただけるものをアップいたしますので…。 ズボラというのが語感が良くて付けたのですが、決してPhotoshopやデザインを軽く見ているわけではありません。 で

        • テーマに沿ったデザインを作る事は難儀で楽しい

          Adobe Stockが「コラージュコンテスト~不思議な夏休み~」を開催していたので、参加してみました。忙しくても、なるべくこうした楽しそうな企画は積極的に取り組むようにしています。 仕事とはちょっと異なる、自由に制作できる機会は、勉強になるので大切にしています。Adobeの企画の良いところは、”多少の制限”があるところです。 例えば今回であれば ・指定されたAdobeのストックフォトを最低3点使用しなければいけない。 ・「不思議な夏休み」というテーマに沿って作る。

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          Photoshopの練習がちょっとバズりました

          Photoshopの練習を兼ねて制作した #夜と魚 シリーズが、Twitterで12,000いいね & 2,400RTというとても嬉しい結果になりました。皆さんありがとうございます。 「光源を意識した自然な合成」を学ぶことが今回のテーマだったのですが、作るにあたって何か面白い形になればいいなと思い”夜の街と魚”を合成してみました。(題材が魚になったのは、僕がちょっと魚オタクだからです。以前熱帯魚を飼っていました。) 折角ならアウトプットしたいし、アウトプットするなら面白い

          Photoshopの練習がちょっとバズりました

          デザイン事務所AMIXの名前の意味について

          うちの屋号でもあるAMIX(アミクス)は、「アミックス」だったり「エーミックス」だったり、よく読み間違えられます。だんだんそっちの方がいいかも…と思い始めているのですが、一応「アミクス」にはちゃんと意味があります。 AMIX は後から考えた実は独立するずーーーっと前、まだ20代前半の会社員デザイナーの頃に作ったポートフォリオサイトがasobo design factory (現 ASOBO DESIGN) でした。運営歴が一番長く、こちらを屋号だと思われている方も多いです。

          デザイン事務所AMIXの名前の意味について

          オーケストラが好き

          僕は学生の頃にオーケストラ部に所属していた事もあり、オーケストラ / クラシック音楽が好きです。でも周囲であまりオーケストラを積極的に聴くという人は少ないと思います。僕自身あまり出会ったことがありません。 ふと、クラシック / オーケストラ音楽に興味がない人に、「お。面白いじゃないか」と思ってもらうにはどんな切り口があるだろうかと。思案しました。 そこでオススメしたいのがこれ。 1曲目はホルストの組曲「惑星」より『火星』です。 ちなみにクラシックへの取っ掛かりとして組

          デザインのアウトプットは気負わず、結果を求めず。

          僕はデザインのパーソナルプロジェクトを大切にしています。単純に楽しいからなのですが、新卒でデザイナーになった時から続けている TOMMY GRAPHICS はその筆頭です。 TOMMY GRAPHICSはフォトグラファーやモデルとコラボレーションして、クリエイティブな遊びを行うという企画です。モーターショーで言うコンセプトカーに近いかもしれません。 ただ、時間も労力もかかるので、やや気負ったプロジェクトでもあります。その為、あまり更新できていないのが現状です。 最近は仕

          デザインのアウトプットは気負わず、結果を求めず。

          流行に左右されないロゴだけが素晴らしいのか?

          結論から言うと、流行を追いかけるロゴ・流行に左右されないロゴ、どちらも姿勢として否定すべきでは無いと思います。 世界中の大企業のブランディングを手掛けているChermayeff & Geismar & Haviv社の手がけるロゴは、非常にシンプルなロゴデザインが多く、初期のロゴが現在も使われていることが多いです。永続性のあるロゴデザイン・ブランド構築の話になると、よく話題に上る企業です。 Ken Wolter / Shutterstock.com 1965年に手掛けたモ

          流行に左右されないロゴだけが素晴らしいのか?

          会社員デザイナー時代はどんな感じだったのか

          フリーランスのデザイナーとして働く前は、会社員デザイナーとして働いていました。2回転職をしているので、3社経験している事になります。僕は現在、デザイン事務所を運営していますが、いきなりフリーランスになっていたら全く上手くいかなかったと思います。 過去の会社にコネがあるとか、そういうことではありません。映画ベストキッドではないですが、会社員デザイナーとして働く中である程度独立した時に役立つスキルや思考が自然と身についていたのです。 1社目 : 商品パッケージの製造会社に入社

          会社員デザイナー時代はどんな感じだったのか

          ブラック労働化しない為に、「納期」ではなく「時間」を守る

          仕事において「時間を守ること」はとても重要です。そして、僕たちデザイナーは「納期」という一つの時間の区切りに追われがちです。 「時間を守ること」と「納期を守ること」は、少し違うと考えています。おかしな言い方かも知れませんが、時間を守ることによって、納期を守れなくなる事があるからです。 僕の働き方は「納期」厳守ではありません。 極端な例ですが、タイトな納期要求の場合は、事前に間に合う為のスケジュール(条件)を提示します。 「○月○日に初回見本を提出します。その後、修正は

          ブラック労働化しない為に、「納期」ではなく「時間」を守る

          強い人だけが起業するわけじゃない〜逃げ起業の私

          メンタル・フィジカル共に弱い僕が言うのだから、間違いありません(笑) 抜群のメンタルの弱さメンタル面で言うと、過敏性腸症候群の症状があります。少し緊張したり慣れないものを食べたりすると、すぐにお腹が痛くなったりして、元気がなくなります。働くことにおいて、神経質である事は悪いとは思わないのですが、僕の場合それが身体と密接にリンクしてしまっていて、「機嫌の良い時」をキープするのが結構大変です。(人にあたったり、相手が察してしまう程の状態ではありませんが) 会社員時代の社内調整

          強い人だけが起業するわけじゃない〜逃げ起業の私

          寄付・ドネーションについて

          あくまで僕の場合なのですが、フリーランスになってからの心境の変化として、得たお金をどう使うのか?という事をより考えるようになりました。もちろん貯金もするのですが、例えば、より仕事を拡大するために広告などの攻勢にお金を使う…などです。 「モノやサービスと引き換えできる道具」という認識に加えて、「行動や意思表示と引き換えできる」という認識がプラスされました。 時にそれは感謝の気持ちや、祈りの気持ちに替えられる事も。 無料で使えるフォントであっても、ドネーション(寄付)を受け

          寄付・ドネーションについて

          ペシミスト(悲観主義)な自分から脱出するには

          仕事において僕はペシミスト(悲観主義)だと思っています。 ああなったらどうしよう… こうならなかったらどうしよう… そんな不安を抱えつつ働いています。 フリーランスになったり、何か事業を立ち上げるような人は、圧倒的にオプティミスト(楽観主義)が多いように感じます。有名な企業の社長インタビューをネットで読んだりすると「まぁ、なんとかなりましたよ(笑)」といった具合に、過去の壮絶な体験をアッケラカンと語る事は、珍しいことではないと思います。 ポーズもあるのかもしれません

          ペシミスト(悲観主義)な自分から脱出するには

          インスタっぽい!エモい写真加工の手順 (面倒くさがりな人向き)

          twitterにアップした下記のつぶやきについて少し反響がありましたので、どういう写真の加工をしているのか簡単に紹介したいと思います。人気インスタグラマーさんのアドバイス通りにしたら、とてもインスタっぽくなりました。(左がBefore / 右がAfter) 本家のインスタグラマーさんは、色々なアプリ(VSCOとか..)をバリバリと使いこなして素敵な加工を行なっていましたが、 いかんせん面倒くさい。 そこで僕は「どういう写真のイメージをゴールとしているのか?」と答えを聞き

          インスタっぽい!エモい写真加工の手順 (面倒くさがりな人向き)

          素人の大学生が新卒でグラフィックデザイナーになるまでにやった事

          以前twitterで「どういうネタに興味ありますかー?」とフォロワーさんに丸投げしたところ、「未経験からどうやってデザイナーになったのか?」というテーマに興味のある方が半数を占めたので、今回はそのことについて書きたいと思います。 何度か書いているのですが、僕は関西外国語大学で外国語を勉強していました。未経験どころか、photoshopやillustratorというデザインソフトの存在すら知らなかったのです。 グラフィックデザイナーになりたくなったきっかけは、とても単純です

          素人の大学生が新卒でグラフィックデザイナーになるまでにやった事