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台風からの家庭内避難あそび(あそび方)

台風が来たときは、暴風がとても怖いですよね。台風の進路や位置によって家の中でも比較的安全な場所というのは変化します。

今回ご紹介する「あそぼうさいゲーム」は、台風の風向きと、家の中での比較的安全な場所を避難あそびを通して体感するゲームです!

用意するもの

・家に見立てるためのテント

・新聞紙を丸めたボールにロープをつなげたもの

図1

あそび方・説明の仕方

①まず、台風には「風向き」があることを説明します。台風の風向きは必ず、反時計回りです。

②台風が自分の家の東側を通るときと、西側を通るときがあることを説明します。そして、台風のときに特に危ないのは「窓」だと説明します。

③ロープにつないだボールを台風に見立てて、ぐるぐる回します。

④「ボールの回る向きから考えて、どちら側の窓が危ない?家の中でなるべく安全な場所に避難しよう!」と避難を呼びかけます。

⑤台風が今どこを通っているかを見ながら、危ない窓から離れた部屋にいた方が良いことを実感できるあそびです。

図1

台風の進路に伴う危ない場所と安全な場所

下の図のとおり、台風の進路と場所によって、危ない場所と安全な場所は変わります。東西南北、どの方位も台風の位置によっては危険になります。

危ない窓の近くにいると、物が飛んできたときに被害にあうことも考えられます。なるべく危ない窓の反対側の部屋で安全を確保する「家庭内避難」をしましょう。

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指導時のポイント

ボールの回転により、風向きが実感できたら改めて、台風の仕組みと注意点を子どもたちと一緒に振り返りましょう。

最も日当たりの良い南側は、一般的にベランダやリビングが配置されていることが多いです。

太陽が昇ってくる方向=東や、沈む方向=西など方角についても勉強できます。

まずは会場で避難あそびをしたあと、自分の家ならこっち側かな?とイメージをしてもらう時間があっても良いと思います。

図1

ゲームの位置付けとワンポイントアドバイス

台風のニュースを見たら「家の中での避難」によって、より安全が高まることをお家の人に教えてあげてね、と子どもたちに伝えています。

台風の日にはニュースを見て、台風の現在の位置を把握するようにしましょう。

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