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予定を決めて

今日は久々に一人で出かける予定を決めていた。水曜で映画のサービスデーだから、妹にすすめられた映画『枯れ葉』を見に行こうと。年末に中山うりさんのライブを聴きに行った時に、うりさんもこの映画の話をされていて、勧めていた。この映画の監督のことは知らなかったけれど、有名な方らしい。情報はあまり入れずに観に行った。

映画の感想を書くのは、なんだかうまく伝えられなくて苦手なのだが、ちょっと書いてみようと思う。
分かりやすいストーリーではありながらも、会話の台詞や間からクスッと笑ってしまいそうなところもあり、哀愁感も漂い、なんだかリアルで、見ていて心地よかった。音楽がまたよかった。歌詞付きの曲もあれば、チャイコフスキーの交響曲第6番『悲愴』が使われていたりと、その場面にとても合う音楽が流れていた。歌詞も奥深いというか。
舞台はフィンランド。貧しい暮らしをしている女性、お酒に溺れている男性、どこか悲壮感漂う人物たち。フィンランドというと暮らしやすそうなイメージがあるが、こんな労働環境や場所があるんだなと違う一面を見れた気がした。
別に無理して笑わなくてもいい。喋らなくてもいい。自分が自分でいられるように、惹かれ合うほうへ、正直に。ほんの少しのささやかな幸せが感じられれば、前を向いていける。

うーん、うまく言葉にできないけど、見て良かった。幸せな気持ちになった。
パンフレットは売り切れだった。残念。

映画の後はベルクに行って、新しくなったカレーを食べた。美味しかった。

食べた後は、清澄白河へ。
Instagramで気になっていた、三好愛さんの個展へ。三好さんの絵は、荻窪のtitleという本屋さんに置いてあった本の表紙で初めて見て、なんだか惹かれるものがあった。
ふわっとした生き物に目だけが付いている。いろんなかたちのがいる。かわいいけど、それだけじゃなくて、何か分からない、不気味さも漂う。こっちを見ている。自分の心の中にもこのかわいい生き物がいるんじゃないかなと思うし、いたらいいな、と思う。色彩も良い。Instagramで見かけたキーホルダーが可愛くて、もしあったらほしいなと思っていた。
ondo galleryという場所でやっていた。三好愛さんご本人もいらっしゃって、お客様と話されていた。展示を見て、ポストカードとキーホルダーを購入。個展の冊子を買われた方には三好愛さんが絵付きのサインをされていた。

展示を見た後は、茅場町まで歩いた。
清澄白河周辺の、下町な感じが好きだなぁと思った。隅田川近くの水路?に、3本梅の木があって、花をつけていた。

今日は晴れて、昨日より寒くなくて歩いてると暖かかった。光がきれいだったので、写真を撮った。

久しぶりに、一人の有意義な時間を過ごせた気がする。予定決めずゆったり過ごす休日もいいけど、こういう日もやっぱりいいな。また出かけたい。興味あるものを見に行きたい。

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