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読書“無”遍歴 47選 part2

-------浅生鴨さんnoteに左右社がおじゃましてます。-------

前回につづき、書店さんフェアで選書していただいた「浅生鴨の読書“無”遍歴 47選」から16冊をご紹介。全部で47冊、明日でラストです。

入手困難な本も(けっこう)あるかもしれませんが、クリスマスプレゼントや正月休みのお供本がみつかるかも?お楽しみください!

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⑰ 『ぼくらは小さな逃亡者』

著:アレックス・シアラー 
出版社:ダイヤモンド社

大人の抱える苦しみを越えるのは子供の視点。厳しさと優しさが、美しい風景とともに詰まった物語。


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⑱ 『メカ豆腐の復讐』

著:とり・みき
出版社:イースト・プレス

ナンセンス、パロディ、ギャグ。本気で闘う覚悟がないと、ここまで描くことはできないんですよね


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⑲ 『もの食う人びと』

著:辺見庸
出版社:共同通信社

世界の現実と課題を食を通じて、真剣に丁寧に、そしてどこか飄々とした語り口で伝えるルポの名作。


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⑳ 『移民たち』

著:W.G.ゼーバルト
出版社:白水社

生まれた瞬間から人は遠い旅に出る。現在の自分は過去によってつくられる。静かで切ない短編集。


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㉑ 『屋根裏に誰かいるんですよ。』

著:春日武彦
出版社:河出書房新社

精神科医が妄想について論考した本です。妄想の持つ力の強さに僕は圧倒されるし、どこか憧れます。


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㉒ 『完本・文語文』

著:山本夏彦
出版社:文藝春秋

すっかり使われなくなった文語の美しさを再認識。ああ、言葉とは型であり歌なのだなあと感じます。


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㉓ 『空想工房』

著:安野光雅
出版社:平凡社

ものの見かたは自由なのです。何をどう見るかはその人しだい。絵と文でたっぷり惑わしてくれます。


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㉔ 『熊を放つ』

著:ジョン・アーヴィング
出版社:中央公論新社

すっきりした物語ではないので、わりと読みにくいのですが、こういう多段構造の話が好きなんです。


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㉕ 『群衆の中で、さよならと手をふる人』

著:クリストファー・ド・ヴィンク
出版社:河出書房新社

アメリカ人の見せる、ときに傲慢で、ときに優し過ぎる振舞いの理由が何となくわかる気がした。


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㉖ 『錯視図鑑』

著:杉原厚吉
出版社:誠文堂新光社

自分で見ているはずのものは、ただ脳がそういうふうに解釈しているだけなのだと思い知らされます。


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㉗ 『仕事場対談』

著:和田誠
出版社:河出書房新社

一流のクリエイターたちが、バカ話を続けているのがとにかくおかしい。まあ、変な人たちですよ。


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㉘ 『小倉昌男経営学』

著:小倉昌男
出版社:日経BP社

世の中の風を感じとり、論理と倫理を常に考え続けた一人の人間のドキュメント。読後感も清々しい。


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㉚ 『神話製作機械論』

著:安田均
出版社:BNN

人はファンタジー世界をどのように想像し、どのように構築するかを考えるきっかけになった一冊。


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㉛ 『赤めだか』

著:立川談春
出版社:扶桑社

紡ぎ出す言葉は面白く、緩急があり、そして人の生き様を描きます。これもまた落語なのでしょう。


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㉛ 『装丁/南伸坊』

著:南伸坊
出版社:フレーベル館

飄々と好き放題に生きているようで、実は人に喜ばれるのが大好き。そんなシンボーさんを楽しむ本。


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㉜ 『楕円の意匠』

著:羽生清
出版社:角川学芸出版

古典と神話と意匠を行き来しながら美の生成と広がりについて論考しますが、美術史ではないんです。


Part1はコチラ
Part3 の15冊は明日更新予定です。

---------浅生鴨さんの小説、エッセイ--------
アグニオン
この感情は、誰にも奪わせない――
全てが管理された世界に抗う最後の少年の物語(ジュブナイル)。

猫たちの色メガネ
さばみけしろくろはちわれぶちちゃとら。猫のまばたきひとつで、地球は止まる。疲れた心をでんぐり返す、不思議で毛だらけな27の物語。

伴走者
自分ではなく他人のために、勝利を目指す。
熱くてひたむきな戦いを描く、新しいスポーツ小説!

どこでもない場所
前の人が曲がったら、曲がる。バスが来たら乗ってみる。旅、仕事、学生時代……などにまつわる書き下ろし迷エッセイ集。
【トークイベントのお知らせ】
①浅生鴨✕田中泰延✕燃え殻 新春大放談会「僕たちが書いてしまう訳」
2019/1/10(木) OPEN 18:30 / START 19:30
場所:大阪Loft PlusOne West
https://www.loft-prj.co.jp/schedule/west/107105

②「浅生鴨と吉田篤弘の、本のことゼンブ 」
2019/2/2(土)19:00~21:00(開場18:30)
場所:吉祥寺・百年
http://www.100hyakunen.com/news/201812152489





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いつだってエブリデイ!
19

浅生鴨

たいていのことは苦手です。

『どこでもない場所』

9月上旬刊行のエッセイ集『どこでもない場所』(左右社)の案内やメイキングなどのあれこれをまとめるマガジンです。たぶん出版社の担当編集者もいろいろ書きます。書籍内容の無料公開もここで予定しています。また、いま絶賛募集中のインタビューのうち、noteに公開された記事はできればこ...
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