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読書“無”遍歴 47選 Part1

-------浅生鴨さんnoteに左右社がおじゃましてます。-------

2018年10月に開催された、
BOOKSルーエ & ジュンク堂書店 吉祥寺店 合同企画
『どこでもない場所』(左右社)刊行記念選書フェア

「浅生鴨の読書“無”遍歴 47選 ✕ 秋の迷子本20選」!!!!

(………ふぅ)

より、「浅生鴨の読書“無”遍歴 47選」を今日から3回に分けてご紹介します。

「“浅生さんの迷子読書遍歴”というテーマで20冊ぐらい選書してください」とお願いしたところ、「僕がいかにデタラメに脈絡無く本を読んできたかという“読書無遍歴”にしかならず、ちょっと困っているところです」と47冊分のコメントとリストを送ってくださいました。入手困難な本も(けっこう)あるかもしれませんが、クリスマスプレゼントや正月休みのお供本がみつかるかも?お楽しみください!

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① 『アフリカ苦悩する大陸』

著:ロバート・ゲスト 
出版社:東洋経済新報社

僕たちはついアフリカと一括りにしてしまうが、現実に苦悩するアフリカ個々の実態が見えてきます。


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② 『ウィトゲンシュタイン家の人びと』

著:アレグザンダー・ウォー
出版社:中央公論新社

あのウィトゲンシュタインに、こんなファミリーヒストリーがあったのかと驚きながら読んだ本です。

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③ 『おもろ放談』

著:小松左京、筒井康隆、星新一、ほか
出版社:角川書店

小学生時代に読み、大人ってこんなにデタラメでいいのかと安心しました。僕の人生を狂わせた一冊。

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④ 『これはペンです』

著:円城塔
出版社:新潮社

言葉とは何かを突き詰めたらこうなるのかも。読めるけれど読めない、わかるけれどわからない本。

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⑤ 『シェイクスピアはどこにいる?』

著:ジョン・ミシェル
出版社:文藝春秋

あの戯曲を書いたのは本当にシェイクスピアなのかという長年の疑問をまとめたスリリングな本です。

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⑥ 『すべての終わりの始まり』

著:キャロル・エムシュウィラー
出版社:国書刊行会

奇想短編集。不条理でデタラメで何もかも信用できない。でも、それで何かを語るのも小説なんです。

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⑦ 『ぜんぶ余禄』

著:山田風太郎
出版社:角川春樹事務所

もはや怖いものなしの天才老人が言いたい放題のインタビュー。なぜか、これが心地いいんです。

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⑧ 『とびきり可笑しなアイルランド百科』

著:テリー・イーグルトン
出版社:筑摩書房

緑の大地? ケルト神話? いやいや、今の現実的なアイルランドの姿を皮肉と愛情たっぷりにご紹介。

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⑨ 『どんどん変に…』

著:エドワード・ゴーリー
出版社:河出書房新社

こういうインタビューの受け答えをしたいんだよなあ。自分がインタビューする側だったら困るけど。

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⑩ 『なぜ、すべてがすでに消滅しなかったのか』

著:ジャン・ボードリヤール
出版社:筑摩書房

ボードリヤール最後の著作。現実はもうとっくに消滅しているのかも知れないと、つい考えを巡らせる。

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⑪『パンタレオン大尉と女たち』

著:マリオ・バルガス・リョサ
出版社:新潮社

多重構造で進んでいく不条理な世界の不思議。この、こんがらかっていく感じが気持ちいいんですよね。

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⑫『ピアニストに手を出すな!』

著:山下洋輔
出版社:新潮社

テンポ良く、メロディアスで、ときおり言葉遊び、話題は変テコ、というジャズメン傑作エッセイ集。

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⑬『ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか』

著:NHKスペシャル取材班
出版社:角川書店

番組の制作時に僕が書いたコピーは「進化したのは体だけではない」。ヒトと人間は何が違うのか。

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⑭『ブランメル閣下の華麗なダンディ術』

著:山田勝
出版社:展望社

「ダンディ」とはどういう感覚なのかを解説した本。ブランメル閣下のことはあまりわかりません。

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⑮『ぼくたちが考えるに、』

著:チャールズ・レッドビーター
出版社:エクスナレッジ

一時期ブームだった協働やシェアが、最近、形を変えて現実的なものになったなあと感じています。

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⑯『ぼくには数字が風景に見える』

著:ダニエル・タメット
出版社:講談社

きっと誰もがそれぞれの感じ方で世界を感じている。人はみな違う。それに気づくか気づかないか。

Part2 の16冊は明日更新予定です。

---------浅生鴨さんの小説、エッセイ--------
アグニオン
この感情は、誰にも奪わせない――
全てが管理された世界に抗う最後の少年の物語(ジュブナイル)。

猫たちの色メガネ
さばみけしろくろはちわれぶちちゃとら。猫のまばたきひとつで、地球は止まる。疲れた心をでんぐり返す、不思議で毛だらけな27の物語。

伴走者
自分ではなく他人のために、勝利を目指す。
熱くてひたむきな戦いを描く、新しいスポーツ小説!

どこでもない場所
前の人が曲がったら、曲がる。バスが来たら乗ってみる。旅、仕事、学生時代……などにまつわる書き下ろし迷エッセイ集。
【トークイベントのお知らせ】
①浅生鴨✕田中泰延✕燃え殻 新春大放談会「僕たちが書いてしまう訳」
2019/1/10(木) OPEN 18:30 / START 19:30
場所:大阪Loft PlusOne West
https://www.loft-prj.co.jp/schedule/west/107105

②「浅生鴨と吉田篤弘の、本のことゼンブ 」
2019/2/2(土)19:00~21:00(開場18:30)
場所:吉祥寺・百年
http://www.100hyakunen.com/news/201812152489






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毎日がエブリデイ!
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浅生鴨

たいていのことは苦手です。

『どこでもない場所』

9月上旬刊行のエッセイ集『どこでもない場所』(左右社)の案内やメイキングなどのあれこれをまとめるマガジンです。たぶん出版社の担当編集者もいろいろ書きます。書籍内容の無料公開もここで予定しています。また、いま絶賛募集中のインタビューのうち、noteに公開された記事はできればこ...
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