【ヴァイス学校】CXとCXコンボについて【初心者向け4限目】
こんにちわ、なっつんです。
今回より新シリーズとして、初心者・中級者向けが上達するためのノウハウを解説していきたいと思います。
今回は初心者向け4限目「CXとCXコンボについて」です。
CXとCXコンボはどちらも現代ヴァイスの中核となる非常に重要な要素です。
この記事を読むことでデッキを組む上で最適なCX構成やCXコンボの組み合わせを把握する一助になると思います。
かなり長丁場になると思いますが、見出しをうまく使って最後までお付き合いいただけたら幸いです。
なおこの記事は2022年11月18日(SAO-A 10th発売後)時点での情報である事、そしてあくまで僕個人の主観でお話する事をあらかじめご了承ください。
それでは行きましょう。
前提
長文化を避けるため、一部の効果について以下の表記を使います。
また、今回の内容は1~3限目の記事を読んでいる前提で解説するので、まだの方はそちらを先に読んでいただけるとより深く理解できるようになると思います。
CXについて
トーナメント環境で使われるCXは基本的に特殊なトリガーアイコンを持つものが多く、採用するトリガーアイコンによって戦術や採用するデッキに採用するシステムの比率も大きく変化します。
アイコンすべてを解説すると長くなってしまうため、現環境でよく採用される傾向にあるアイコンについて簡単に特徴を解説していきます。
チョイスアイコン(枝)
枝分かれした矢印のようなアイコンを持つCXで、トリガーした際に控え室のソウルアイコンを持つキャラを手札に加えるかストックにすることができます。
対象に取れるカードは著しく制限されるものの、山札を傷つけずにストックを増やせるという効果が非常に強力です。
採用するだけでストック管理が緩和されるため、重コストのフィニッシャーや特定の状況で大量のストックを要求するコンボデッキと相性がいいです。
トレジャーアイコン(宝)
金塊のようなアイコンを持つCXで、トリガーした際に手札に加えて山札の上から1枚をストックにできる効果を持ちます。
トリガーした時点で次のターンにCXをプレイできるようになるため、アグロデッキや繰り返しCXコンボを狙えるカードと非常に相性がいいです。
スタンバイアイコン(電源)
PCの電源ボタンのようなアイコンを持つCXで、トリガーした際に自分の現在のレベル+1までのレベルを持つ控え室のキャラを舞台にレスト状態で置く効果を持ちます。
レベル2や3のキャラをコストを踏み倒して舞台に出せるだけでなく、本来早出しできないカードを早出しすることもできるため通常のデッキでは実現不可能なアクションが取れるようになります。
高パワー+アンコールを持つレベル2やコストを使わなかったり、軽いコストでCXコンボを使えるフィニッシャーと非常に相性がいいです。
カムバックアイコン(扉)
扉のようなアイコンを持つCXで、トリガーした際に控え室のキャラを手札に加える効果を持ちます。
ハンドアドバンテージを得るカードとしてはかなり高性能なため、特定のカードを集めたいコンボ・コントロールデッキと相性がいいです。
ゲートアイコン(門)
門のようなアイコンを持つCXで、トリガーした際に控え室のCXを手札に加える効果を持ちます。
宝と同様にCXを直接手札に加えられるため、アグロデッキや繰り返しCXコンボを狙えるカードと非常に相性がいいです。
特にこちらは手札に加えられるCXを選択できるため、扉や枝といった手札に加える手段がないCXを補助することもできます。
CXの採用基準
基本的に宝や門を採用すると爆発力が上がる代わりに安定力が落ち、扉や枝を採用すると安定力が上がる代わりに爆発力が落ちるようになっています。
特に宝や門は大量にトリガーすることで手札にCXが集まって弱い山札を晒してしまいやすくなるので、それを払拭する程の爆発力のあるギミックや手札処理能力が要求されます。
扉や枝、電源などはトリガーするとキャラを手札や舞台に供給できることでデッキの再現性を底上げしてくれますが、ドロー以外の方法で手札に加える手段がほとんどないため管理がシビアになります。
結果として1連動のキャラのバリューが落ちやすくなるので、手札にキャラを集めやすいという特性を活かして、手に入れたアドバンテージをしっかりと盤面へ投資することが求められます。
それぞれのCXに強みがあり相性のいいCXコンボがあるので、適切なCXとCXコンボを選択することが重要です。
CXコンボについて
CXコンボは現代のヴァイスにとって非常に重要な立ち位置にあるテキストです。
基本的にはアドバンテージ面の恩恵を受けられるレベル1CXコンボと決定打や逆転手段となるレベル3CXコンボをそれぞれ1種類ずつ選択することになります。
順番に解説していきましょう。
レベル1CXコンボ
先述した通り、ハンドアドバンテージやストックブーストの恩恵を得られます。
対応CXを手札損失なしでプレイしたり逆に手札を増やしたりすることができるため、ヴァイスはレベル1に入ると試行打点を飛躍的に伸ばせるようになります。
主要なCXコンボをタイプ別に解説しましょう。
■リバース要求タイプ
バトル相手をリバースすることで山札や控え室からキャラを手札に加えられるCXコンボです。
盤面の影響を受ける代わりに指定された領域から常に最良のカードを手札に加えられるという特徴があり、効果が発動できた際のバリューはレベル1CXコンボの中でも最高クラスです。
しかし盤面の影響を受けるせいで、採用した時点で効果が発動できる状況が限定されてしまうというデメリットもあり、特に仮想敵を想定しづらいトリオ用のデッキでは採用を避けられる傾向にあります。
最近ではダイレクト時にも効果が発動するテキストが主流となっているため、以前よりも使い勝手が向上しています。
対応CXのバリューが不安定になりがちなので、扉や枝といった安定感のあるCXと相性がいいです。
■アタック時タイプ
アタックするだけで効果が発動するCXコンボです。
リバース要求タイプの弱点である盤面の影響を受けない代わりに、手札に加えられるカードの範囲が不確定になっています。
しかしその範囲の決定方法が「Xルック」や「山札の上から指定枚数を控え室に送って回収するキャラのレベルを決定する」など山札削り要素を兼ねているため、緊急時にはハンドアドバンテージを得ながら弱い山札を崩すことができるという側面も持ち合わせています。
ゲーム中最も弱い山札である1周目を迅速に終わらせつつ、1-6リフなどの強いリフレッシュを狙える上に汎用性も高いこともあって現環境でもっとも使われているタイプです。
状況に左右されずにCXコンボが狙えるため、あらゆるCXと相性がいいです。攻め重視ならば門や宝、安定性重視ならば扉や枝のものを選ぶといいでしょう。
■朧タイプ
アタックするだけで効果が発動しますが、自身に被フロントアタック時に手札に戻すテキストを付与するCXコンボです。
手札に対応CXがある限り何度でもCXコンボを狙えるため攻撃的なデッキが組めるようになります。
特に手札にCXを集められる宝や門対応のものはそれだけで評価が変わるほど。
しかし他の2タイプのように手札の質を向上することはできないことや、リバース要求タイプのように盤面の影響を受けてしまうという脆さも併せ持っています。
先述した通り宝や門との相性は抜群。
逆にこれら以外が対応CXに指定されている場合はあまりオススメできません。
レベル3CXコンボ
続いてはヴァイスの華、フィニッシャーが持つレベル3CXコンボです。
昨今はインフレの波によって3-0からクロックを7枚積めるフィニッシャーが増えていますが、意外なメリット・デメリットやデッキの速度と相性が悪いものも存在するので注意しましょう。
こちらもいくつかのタイプに分けて解説します。
■アタック時タイプ
アタックするだけで効果が発動するCXコンボです。
コストがかからない代わりに1ダメージ与えるだけだったり、相手の山札の上2枚を操作するだけなど効果が非常にシンプルになっています。
そのため昨今の環境においてはレベル2から使えるかどうかで評価が大きく変わります。
強い電源対応のレベル1CXコンボを持つタイトルであれば組み合わせて早出しを狙う選択肢もあるので、単体のスペックに囚われずに自分が使うタイトルのカードプールを見て評価しましょう。
■軽コストタイプ
効果の発動にストックと手札が合計1~2枚必要になるCXコンボです。
コストがかかる分2~4ダメージをあたえることができるため、1枠で2ターン分のアタックを繰り出すことができます。
ストックか手札どちらか一方を要求しなければ3面連動も狙いやすく、現環境の上位デッキのフィニッシャーは大体このタイプになっています。
速攻寄りや通常のミッドレンジデッキはこのタイプを選ぶといいと思います。
■重コストタイプ
効果の発動にストックと手札が合計3~4枚以上必要になるCXコンボです。
コストが重い分効果はより強力になっており、複数回エクストラダメージを与えたりエクストラダメージと逆圧縮がセットになっていたりと終盤の決定力や逆転力が非常に高いのが特徴です。
しかしコストが重いことにより多面連動を狙う場合はデッキの戦術そのものにしてしまう必要があるので、このタイプを採用した時点でデッキのスピードが低速寄りになってしまいます。
性質上、環境の影響をかなり受けてしまうので高速な環境では選択しない方が無難です。
さいごに
今回はCXとCXコンボについて解説しました。
手札が増えるから、攻撃力が高いからという安易な理由だけでCXコンボを選ぶのではなく、タイトル内のカードプールをしっかりと把握して最良の構成を選んでもらえればと思います。
次回はいよいよ実践編、デッキのプランニングについて解説する予定です。
今回は以上となります。
もしよかったら、他の記事も読んでいただけたら幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。
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