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「冬の装い フリーレン」は適正なのか

こんにちわ、なっつんです。
今回は4月12日発売のBP葬送のフリーレン収録の「冬の装い フリーレン」について個人的な見解を話していきたいと思います。

それではいきましょう。

前提

長文化を避けるため、一部の表現について以下の表記を使います。

CX:クライマックスカード
CIP:手札から舞台に置いた際に発動する効果
PIG:舞台から控え室に置いた際に発動する効果
自傷:クロックにカードを置くコスト・効果のこと
踏む:相手キャラを一方的にリバースすること
振る:パワー/ソウル補正やテキストを任意のキャラに付与すること
構える:助太刀やカウンターイベントをプレイできる状態を作ること
焼く:カードの効果やパワーダウンによってキャラを控え室に送ること
チャンプ:バトルに勝てない状態でアタックすること
Xルック:山札の上からX枚まで見て指定されたカードを手札に加える効果
モード:複数の効果の中から選択して使用する効果
ツインドライブ:トリガーチェックを2回行う効果
○○相殺(特殊相殺):リバースした際に条件を満たすバトル相手をリバース、あるいは別領域に移動する効果

カード効果について

現代に蘇った暁互換

冬の装い フリーレン」はCIPで手札を1枚捨ててレベル1以上限定の4ルックを行う強力なシステムカードです。
現行のBPに収録されているPIGで同じ効果が発動するものの上位互換であり、公開直後からSNSでかなり騒がれました。

というのも「ゲーム開始時からメインフェイズに手札を切るだけで山札を削りながらサーチを行える」という行為はあまりに強く、これまでにも同型のカードが何度か選抜制限の対象に指定された実績があるからです。

ですが個人的にこのカードは現代ヴァイスにおいて適正レベルだと考えています。

適性の理由

冬の装い フリーレン」が適正だと思う一番の理由は「レベル0にアクセスできないから」です。
これはPIG版のカードでも頻出するケースですが、効果によってレベル0やCXしかめくれなければ手札が1枚減ります。

歴代の同型カードはサーチするキャラに構築上の制限はあってもレベルの制限はないため失敗することはほとんどありませんでしたが、フリーレンはたとえレベル0の採用枚数を抑えたとしても1~2割ほどの確率で失敗します。
これは先に話した「ゲーム開始時からメインフェイズに手札を切るだけで山札を削りながらサーチを行える」という行為に見合った代償だと思います。

また、昨今はレベル0のシステムが日に日に強力になってきています。
歴代のカードであればそれらにアクセスしてより強力なアクションにつなげられますが、フリーレンにはそれができません。

同時に効果によってめくれたフリーレンを手札に加えて再発動、という歴代のカードが行っていた強力なアクションも封じられているためカードパワーはかなり抑えられていると考えています。

適正の条件

冬の装い フリーレン」が現代においては適正なシステムとお話しましたが、このカードを葬送のフリーレンのユニークカードにするのであれば話は変わります。
なぜならそれは昔やらかした失敗を繰り返しているからに他なりません。

いくら制限を課したとはいえ、特定のタイトルだけ「ゲーム開始時からメインフェイズに手札を切るだけで山札を削りながらサーチを行える」というのはあまりにも不公平です。
仮に葬送のフリーレンが勝敗に直結する確固とした強みを持っていた場合、遅かれ早かれこのカードも選抜制限に加えられるでしょう。

なのでかつての「豪快な戦法 フカ次郎」のように後発のタイトルにも基本カードとして収録する、あるいはフカ次郎を収録する場合はサーチ範囲を緩和する(レベル1以上→キャラ)など今後の同型カードの基準に据えるのは必要不可欠です。
このカードが葬送のフリーレンの専売特許にならないことを切に願います。


今回は以上となります。
もしよかったら、他の記事も読んでいただけたら幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。

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