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【第4話】ライブ配信アプリで学んだこと 「健全なライブ配信だったのに胸の谷間が見えるメイド服になっていたライバーの話」後編

【第3話】👈の後編です

人気ライバーの辞め時とは?

ライブ配信を辞める理由は人それぞれあるだろう

オーディションイベントが終わるとライブ配信をやめてしまう人がほとんどだ

M.Tさんも着物イベントの熾烈な戦いに疲弊していたのだろうか?

配信中に今回(着物イベント)限りにしようと思っていると公言していた

個人的には寂しいなぁと思っていたが、どこかその潔(いさぎよ)さがかっこよかった

一方、ライブ配信をやり続ける人の理由も様々だ

ライブ配信で生計を立てている人もいるし、タレントの下積みとしている人もいる、趣味として続けている人もいるだろう

そんな中、辞めるに辞められない人もいる

これまで一生懸命やってきた自分と、それに賛同してくれているフォロワーとの絆を断ち切ることができないのだ

ライブ配信をやめるとなればリスナーに囲まれた楽しい時間は思い出となる

ライブ配信アプリには様々な形態がある。自分のスタイルに合わせ別のアプリに移籍するという方法をとるライバーも少なくない

その際コアなファンを引き連れて行くことも可能だ

しかし、アプリの住人のように毎日ログインしているような人たちとの相互関係は手放すことになる

そして多くのことがゼロからの再出発となる

いつ決心したか定かではないが色々と悩まれたのだろう

結果、M.Tさんはグランプリ獲得後もミクチャでイベント参加を続けていくこととなった

その後は小中規模の短期戦のイベントでグランプリ、上位入賞を獲得していたが、どうしても勝ちきれないイベントも出てきた

石油王という壁にぶち当たる

石油王について語る前にミクチャのシステムについてざっくりと説明する

ミクチャではライバーがオーディションイベントに参加することが基本的なスタイルだ

トップを取ることでTV出演、YouTube出演、雑誌の掲載など、様々な特典を確約され知名度を上げることができる。

そのために配信中のアイテムポイント、Web投票、Twitterリツイートなど様々な方法でポイントを集めて競う

しかしながら、結局、金がモノを言う

そのためには金をアイテムに溶かし投げてくれる太客が必要なのだ

それが石油王だ

石油王とは推しのライバーに湯水のごとくアイテムを投げる人のことを言う

その額は累計100万~1000万、それ以上の人もいる

常識では考えられないほどの課金をしている

世の中には爆投げすることで承認欲求が満たされる人種がいる

替え歌(課金して)くれない?👇(XJAPAN紅)

M.Tさんのリスナーに石油王はいない

多少の太客はいるが「良識ある大人」のリスナーばかりだ

だから皆知っているのだ

『石油王がいる枠のリスナーやっててもつまらない』ということを、、、

M.Tさんもそれはわかっているだろう

替え歌 石油王Love👇
(藤井フミヤTrue Love)

それにしても、とあるイベントが石油王のせいで茶番になってしまったのだが、M.Tさんは負け戦(いくさ)なのに最終日700分を超える配信をしていたのだ。締め時間前に2時間ほどやれば形にはなるのに、、、

これには心を打たれた

それが彼女の魅力のひとつでもある


それにしても石油王に勝つにはどうしたらいいのか?M.Tさんは考えた

頭数増やすしかない

M.Tさんの本業であるWebマーケティングの知識を駆使し様々な方法を考えていた

いつしか、Webスクレイピングで配信データを採取しライバー、リスナーの分析をする輩が現れた

データ分析は重要だ、闇雲にやっても意味がないことはさすが本業、わかっている

鬼に金棒である

そのほかにも、枠の渉外活動をする者、大喜利、クイズなどでボケて枠を盛り上げる者、絵を描く者、Tシャツを作る者、歌を作る者、可能な限りアイテムを投げてくれる者、調子に乗って怒られる者

それぞれが自発的に動き出していた

月に一度開催される『株主総会』と称される配信では過去の配信を振り返る斬新な取り組みをしている。
貢献度に応じて表彰したり、面白い発言、Twitterに投稿されたポスターを紹介したり。事務所経由で贈られたプレゼントの披露やお礼をしたり、今後の方向性や予定などを話し合う場となっている。

これがリスナーを逃さない

変化するライブ配信のスタイル


3話でも触れているが、ライブ配信のリスナーはほとんど目と下半身の刺激を求めているおっさん達だ

そんなおっさんたちを頭数として入れようと考え始めたのか?

丈が短いナース服でパンツをちらつかせたり、谷間の見えるメイド服で配信をしたりと、徐々に配信スタイルが変化していった
(ちなみにパンツ見せて配信しているとBANなどの制裁を受ける)

リスナーにコスプレ衣装を送りつけられ
背に腹は代えられなかったのかもしれない

親、妹、同僚、リア友、恩師、元彼が見ているかもしれないのに、、、

大いに笑わせてもらえた

一方、私はというと以前のnoteに記したようにこのころからライブ配信アプリとの向き合い方を考え直すようになっていた

5話に続く👇

次回以降の内容キーワードメモ

・男性ライバーの生きる道
・リスナー同士の温度差
・言葉の重み「かわいい💛」って言っとけばいわけではないよ
・ライブ配信アプリのレベル(数値)、信用スコア、SNSのアルゴリズム。レベル、フォロワー、アルゴリズム
・ストーカーを生む行為、その2
・ライブ配信アプリ、ガチ恋勢の末路
・素性を探る癖、身バレ注意、ストーカー根性
・コンデンサーマイクをカッコつけて使うライブ配信者の皆様へ
・ライブ配信にトラブルは付き物、発言は慎重に
・リップサービスとわかっていて嫌味な自分
・ライバーだって枕営業する
・ライブ配信アプリ運営にサクラがいたら
・過疎枠♪
・連続少女誘拐殺人事件の偏見
・そもそもさ、画面の向こうの人に何十万も課金する人って信用できる?って話
・アイデアはいくらでもある、、、
・インスタにイケメン加工あげてみた
・『超高音ボーカル』て、、、コイツ痛い奴やなと思われてる?
・コンテンツの変化
・著作権ガン無視のライバー達
・TikTokやっても時すでに遅し
・TwitterについてSNSとは
・ポコチャの全体像
・ミクチャの全体像
・Reality、Showroom、ふわっち、ビゴライブの印象、評判

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