時間の概念について

現代社会は、高度に計算され、極度に効率化された、システム社会だ。

科学技術の進歩は、あらゆる不便さを排除し、無駄をなくし、さらにその発達のスピードは、無限に加速していくだろう。

人のこころを置き去りにして。

そのとき、僕らは、どのようにして、この現代社会をサバイブしていけばいいのか、どのようにして、残りの人生を、楽しく健やかに、消費していけばいいのか。

ひとつは、お金。

せっかく便利になっても、楽しさを買うにはお金が必要だ。

ネット収入でも、身になるには時間がかかる。

あなたが既婚者で、すでに定職についているなら、家族のため、簡単に仕事をやめるわけにもいかないだろう。

だが、自分で好きなことをしたいと思うなら、奥さんや子供にばかりお金を投資し、家のローンを一生かけて払い続けることに、疲れてしまったなら、現代社会の仕掛けた、壮大な詐欺にはまってしまったなら、副業すればいい。

バイトでもなんでもして、時間をお金に変えればいい。

あなたの会社は、人を減らす方向性、残業代を減らし、利益を上げていく方向性を、なんらかの綺麗事の理由をつけて、実施している、もしくは、将来的に実行に移していくだろう。

そのとき、あなたが会社に求めることは、サービス残業をして、遅くまで終わらない仕事を無償で続けることではないはずだ。

あえて言おう。

定時で退社せよ、と。

上司のプレッシャー?

同僚や、部下の白い目?

それはあなたになんの有益な楽しさももたらさない。

むしろ、あなたにとって、マイナスの要因にしかならない。

必要なのは、帰る勇気と、覚悟だ。

あなたがサービス残業することで、上司や同僚、部下は、安心しているのだ。

甘えていると言ってもいい。

日本の独自の文化、甘えの、液体文化だ。

みんなでひとつ、多数が正義。

異端は悪。

はっきり言おう。

それは間違っていると。

それはあなたのこころが決めるはずだ。

さあ、定時で帰ろう。

悪いことはなにもしてない。

会社の拘束時間は、とうに過ぎている。

もう魂を、支払われない架空給与のために、すり減らし続けるのはたくさんだ。

出世に響く?

バカにされる?

後ろ指を指される?

上等だ。

おまえらは永遠にそこで足踏みしてればいい。

そして、上のような考え方は、誰が決めた?

実は誰も決めてないし、出世に影響するということも、確証はない。

空いた余暇を副業や、趣味にどんどん使うべきだ。

お金がない?

働け。

バイトしろ。

本業にばれる?

納税しろ。

ググって、市役所行け。

好きな服を買い、好きな音楽を聴き、好きなことをしたらいい。

そしてネットにアップしよう。

そこにはあなたの仲間がたくさんいるはずだ。

あなたはもう悩まなくていい。

あなたは苦しむために生まれてきたのではない。

楽しむために、生まれてきたのだ。

後悔しない人生を送るために、あなたが今、できること。

それに、生命をかけるべきだ。

小さいころの夢、なりたかったこと。

思い出してみよう。

今、この瞬間。

1日は、24時間しかない。

少なすぎるこのタイムリミットをどう使うか。

それはあなたの行動次第。

健闘を祈る。