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理事長として

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NPO法人と一般社団法人を運営する理事長です。団体運営において参考になることを書いています。
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記事一覧

今年もありがとうございました。

今年もありがとうございました。

臨床心理士の荒井です。いつもご購読をありがとうございます。

格闘技観戦のため、さいたまスーパーアリーナに向かっています。29日は同じ場所に知人と行ったのですが、その時は知人がずいぶん電車の乗り換えを工夫してくれていたのだなぁ、と気づきました。埼玉が遠いのです。

さて、今回は今年を振り返りつつ、来年の展望も書いてみたいと思います。

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「最後に決めるのはあなたです」と言えるようになった。優しくなった。

「最後に決めるのはあなたです」と言えるようになった。優しくなった。

臨床心理士の荒井です。いつもご購読をありがとうございます。

このツイートでも言っていますが、「最後に決めるのはあなたです」と伝えられるようになりました。

冷たい印象を受ける方も多いと思われるこの言葉、実際、以前の私からは最も遠い言葉だったでしょう。

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苦手なこと、できないことは、一番欲しかったものへの大チャンス

苦手なこと、できないことは、一番欲しかったものへの大チャンス

臨床心理士の荒井です。いつもご購読をありがとうございます。

昨日今日と、ONE Championship という格闘技イベントのファンフェスに行ってきました。

あらかじめわかっていた通り、自分の苦手な部分、できない部分をはっきり感じ疲れました。それでも、以前とは違い楽しめました。

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精神疾患の回復を話しに行って、精神疾患の回復に驚いた話

精神疾患の回復を話しに行って、精神疾患の回復に驚いた話

11月19日、佐賀県精神保健福祉大会にお招きいただき、講演をしてきました。

この仕事で飛行機に乗ること、この仕事でTVに出ること、そして何より他県の方に「あすぴれんと」の活動を知ってもらうこと。これらは全部、7年前からの私の大志でした。

その全てが達成できました。目指していたし、実現できると思っていたのに、実際にやってみると今でも現実感がありません。

そしてそんな「現実感がない」ほどの喜びよ

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なぜ、あすぴれんとを設立したのか

なぜ、あすぴれんとを設立したのか

(2013年に書いたものです。)

僕は障がい者福祉に8年間携わっています。

知的障がいを持つ方の支援員(グループホーム)に始まり、知的・身体の方のヘルパー(居宅介助)、精神の方を対象とした支援員(地域活動支援センター)、そして現在のあすぴれんとです。

僕は福祉に違和感を持ち、一番長く勤めた江戸川区のヘルパー派遣会社を28歳で退職、大学院に入りました。

福祉の「何か」に怒っていました。

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大志を抱いた日々

いつも応援をありがとうございます。心から感謝しております。

今回はあすぴれんと関係者の方に読んでいただきたい内容を書きますが、少しヘビーな内容にも触れますので、読みたいと思ってくれる方、それにより体調悪化の恐れがない方のみご購入いただければ嬉しいです。

なお、あすぴれんとの運営に関することは書かれていません。ただの読み物です。

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「アイデアの生み出し方」―講演バトル誕生秘話と共に

「アイデアの生み出し方」―講演バトル誕生秘話と共に

今回は、私の運営する一般社団法人CPWAAが提供している講演バトルを例に、アイデアの生み出し方について書きたいと思います。

講演バトルとは講演バトルでは二人の講師が講演を行い、集まった観客の採点により勝者が決まるというシステムを導入しています。

私たちの団体には臨床心理士(心理カウンセラー)が多く所属しているので、現在の講演バトルは心理学や福祉分野の講師同士の対戦がメインになっています。

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講演バトル「RFE.10」三浦将矢と闘うということ(後編)

講演バトル「RFE.10」三浦将矢と闘うということ(後編)

2019年3月3日、私は講演バトル「RFE.10」で三浦将矢(みうら まさや)と闘った。

今回もその裏話から、私の理事長職を感じていただきたい。

講演バトルについてはこちらを参照。

※この記事は前編・後編から構成されています。まずは前編をお読みください。

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講演バトル「RFE.10」三浦将矢と闘うということ(前編)

講演バトル「RFE.10」三浦将矢と闘うということ(前編)

うちの法人で行っている、講演バトル。
まだご存じでない方は以下のリンクを参照いただきたい。

http://cpwa-a.com/battle.html

この講演バトルは昨年より始まり、トーナメントを経て私が初代王者になった。

そして昨日、初防衛戦が行われたのである。
対戦相手はM-1グランプリに出場経験もある異色の臨床心理士、三浦将矢(みうら まさや)であった。

今回はこの「三浦戦」を考え

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自己紹介 (2019.12.13更新)

自己紹介 (2019.12.13更新)

今更ですが、自己紹介を。

荒井 陵(あらい りょう)

臨床心理士/公認心理師/認定心理士/修士(心理学)/柔道初段/乙種第4類危険物取扱者

1982年、千葉県生まれ
2012年、障がい者支援団体「NPO法人あすぴれんと」設立(理事長)
2018年、「福祉でエンタメしよう!」をスローガンにする団体「一般社団法人臨床心理福祉協会CPWAA」設立(理事長)

元千葉県臨床心理士会代議員(第3期)

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なぜ、私はプロレスラーにチョップされたのか。─初めて明かす理事長職の裏側

なぜ、私はプロレスラーにチョップされたのか。─初めて明かす理事長職の裏側

「臨床心理士がプロレスラーにチョップされてみた」の動画は観ていただけただろうか。

まだ観ていない方はこちら↓
https://youtu.be/8Pek43isSxY

今回は初めて、この時の私の狙いを話したい。

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監視社会

TAKAみちのく選手、KAIENTAI DOJO退団。

特別好きな選手ではないのだが、やはり自分で作った団体を離れるということには立場上敏感になるし、センチメンタルな気持ちにもなる。

監視社会がどれほど人の人生を狂わせてしまうかという、私の専門に通じる部分も改めて考えさせられる。

ミスを許さない社会は、誰のためにもならない。
誰もがミスをするからだ。

ニュースサイトのコメント欄は、ミスをし

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「できることを夢にしなさい」

ある著名な方が、こんなことを言っている(要約)。

「才能のある人は色々なことができる。でも働き出せば、一つのことができていれば良い。つまり才能のある人もない人も、結局一つのできることにたどり着くのだから同じなんです」

「できることを夢にしなさい」

特別なことを言っているわけではないのに、ハッとさせられる言葉だった。

現在の社会は、常にオールラウンドが求められるように思う。オールラウンドでな

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