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チェーン店で楽しめて高級店で感動できる人生


時々ネットで論争される「デートにサイゼリヤはアリかナシか」問題。

私は、付き合う前のまだお互いをよく知らない状況では△もしくはナシかな〜。付き合って慣れてきた頃ならアリ。とまあ、当たり前っちゃ当たり前な考えです。

付き合う前、お互いにこの人良いな〜と思っている状況なら、サイゼリヤではなく、パスタランチ一皿1,600円くらいのちょっと良いイタリアンに連れて行って欲しい。店内はおしゃれで、パスタには旬の野菜を使っていて、お客さんもみんなウキウキしているようなお店。

ただ私の過去の恋愛を振り返ると、そんな小洒落たイタリアンのお店を知っている男性なんて本当に貴重だったので、自分から「ここのお店気になっているんですよね〜」と誘っていた(誘導していた?)ことの方が多かったと思います。

ドキドキ恋愛期にサイゼリヤだと、サイゼリヤに非はありませんが、相手の男性には、私って友達だと思われてる?恋愛対象外?私とのデートへのやる気が感じられない…と落ち込んでしまうかもしれません。

ちなみにサイゼリヤは大好きです。特に真イカのパプリカソースは大好物で、行ったら絶対に注文していました。数年前に販売中止になってからは、めちゃくちゃ落ち込みましたが、自宅で再現レシピで作るくらい好きです。

ドキドキ恋愛期が過ぎ、めでたく彼氏彼女の仲になってからは、サイゼリヤも全然アリ。むしろ、2人でパスタとピザをシェアして前菜とデザート全制覇しようぜ、食べたいもの全部頼んじゃおうぜのテンションで楽しみたい。
サイゼリヤに限らず、チェーン店はエンタメ的な要素があってワクワクします。行くとテンションが上がってついつい食べ過ぎて、長居してしまうのも楽しいですよね。
大学生のころ、バーミヤン飲みして楽しかったな〜。

チェーン店とは反対に、高級店の場合。
背筋がピンと伸びるラグジュアリーな空間も好き。そんな高級レストランでの食事は年に一回行けるか行けないかくらいの頻度でしか体験した事がありませんが、サービスの質の高さや料理の美しさに毎回感動を貰っています。

高級店でのエピソードをひとつ。

2年前、結婚指輪を購入したブランドからのご招待で、ザ・ペニンシュラホテル東京Peterのディナーに夫と行ってきました。
仕事終わりに近くの駅で待ち合わせて、いざペニンシュラへ。

不思議なオブジェがお出迎えしてくれました

Peter行きの専用エレベーターに乗り、最上階に到着。
予約時間より少し早く到着したため、先にお手洗いへ。これからPeterに行かれる方は是非トイレに行っていただきたい。トイレからの眺めが圧巻です。トイレの印象が強い…(笑)

窓際の席に案内してもらい、ドキドキしながら料理を待つ。
始めに食前酒とパンをいただきました。
このパンが美味しくてあっという間に食べてしまった食いしん坊夫婦。
見かねたウエイターさんが、追加でパンを持ってきてくださった。(恥)

コース料理はどれも美しく、美味しかった。特に蟹のハンバーグが絶品で感動でした!
ウエイターさんが丁寧にひとつひとつ食材の説明をしてくださり、私たちも味わっていただきました。

食後のデザートには、夫からのメッセージ付き。香港のペニンシュラホテルのお土産屋さんで購入したペニンシュラベアのキーホルダーと一緒に記念写真。

Thak youって(笑)

料理にもレストランの雰囲気にも大満足して帰宅。タダは良いね〜なんて2人でケラケラ笑いながら。

でもね、ちょっと気になったのは、隣の席のカップル。私より若いくらいのお二人で、ちらっと視界に入るのですが、スマホと睨めっこであまり会話が無さそうな様子。
目の前でウエイターさんがサラダボウルを作っていても全く見向きもしないので、気になっちゃって気になっちゃって。

食事の楽しみ方は人それぞれだから、良いんだけどね!ここPeterだよ!滅多に来れるところじゃないよ!とおばちゃん心がウズウズしてしまいました。
もしかしたらそのカップルの経済力は高く、高級レストランに来るのも慣れっこなのかな〜と思ったり。(他人のことなのにお節介なのは重々承知ですが…)

後日母親にPeterで気になったカップルについて話してみました。
母は「私だったらサラダボウル作ってくれるウエイターさんのムービー撮ってた!」なんて言うから笑っちゃいました。

高級レストランに行くときはいつでも新鮮な気持ちで行きたいよね、と語った。
高級レストランに慣れちゃって感動を忘れちゃう人生は嫌だな。
料理を出された時の「わあ〜!」となる瞬間はいつまでも味わっていたい。

チェーン店で楽しめて、高級店で感動できる、そんなワクワクできる人生になるように。
ありふれた日々に感謝しよう。

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