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オブシディアン

数日前の夜中、2度、目が覚めた。
目が覚めた瞬間、「オプシディアン」と、頭に浮かんだ。結局3度目には、朝になって目が覚め、同じように頭に「オプシディアン」と浮かんだ。
「オプシディアン?」
何かわからないが、最近は石のことを考えていたので、石かもしれないと思い検索してみた。「プ」じゃなくて「ブ」、「オブシディアン」だった。
昨年申し込んだストーンヒーリング講習用にたくさん届いた石の中にあるのかも、と思ってリストを見てみたが、なかった。

なんだろ。
どうして頭に浮かんだのかな。
今私に必要な石なのかな。

次の日、近くのパワーストーンショップへ寄ってみた。いつになく混んでいる。
ごちゃごちゃしていて見つからない。
一通り見たけど諦めた。

でもまだ頭から消えない。

また次の日、用事があって出かけた先の近くにあるパワーストーンショップに寄ってみた。一年ちょっとぶりだ。
前回訪れた時は、30年ぶりだった。
通りがかって、まだお店があることに気づいて寄ってみたのだ。その日、母からLINEで「フラワーオブライフ」という本を勧められた。母は昔からスピ系の話が好きだ。30年くらい前にはプレアデス星人の話をしていた。私にとっては否定も肯定もない、おもしろい話だった。「フラワーオブライフ」の話は母から聞いたことはなかったが、実は私はその本を20年くらい前に買ってそのままにしていたのだ。表紙の模様が気になって買ったのだが、話がさっぱりわからなくて読んでいなかった。
すると、その日に久しぶりに立ち寄ったこの店で、同じ模様のクリスタルペンダントを勧められた。この模様が好きなので、思わず買ってしまった。その時レジで、店主がまたあの「フラワーオブライフ」の本を出してきて、私に勧めたのだ。



これは、私に読めということか…

家に帰った私は、本棚の奥からなんとかその本を見つけだし、わからないなりに何週間もかけて読んだ。未だによくわかっていないと思う。

その同じ店だ。

「久しぶりだね〜」と店主に声をかけられて、覚えてるんだ〜とちょっとびっくり。
「オブシディアンありますか?」と尋ねると、大きな黒い石を出してきてくれた。
あたりまえだが、ずっしり重い。


ブレスレットになっているものもあった。
とりあえず買って側に置いてみることにした。
するとまたレジで、本を勧められた。
ロバートシモンズさんの新しい本だという。

これは…。彼の講義動画をなかなか見られずそのままにしている私への忠告なのでは…。

私はその本をスマホで撮って、早速注文した。分厚い本だが、頑張って読もう。



ロバートさんのことは別のストーンショップのお知らせメールで去年初めて知った。以前行われた講習の動画と彼の選んだ石たちをセットで販売するというものだ。
メールにはロバートさんのワーク動画が添付されていた。動画を観てワークを行ってみた。頭がムズムズした。

時々頭のてっぺんがムズムズすることがある。ネットで何かを見た時、外で何かを見かけた時や聞いた時。以前は気にも留めなかった。瞑想を始めてから、これは偶然じゃないかもしれないと思った。だから最近は、ムズムズする時は注意を払ってみる。自分に必要な何かかもしれないと思ってみる。

そこで即決した。
この講座を受けてみよう。

決めてからとてもワクワクした。
石たちが届くのを心待ちにしていた。
届いた日、ダンボールの箱を開けた瞬間のエネルギーを今も思い出す。何とも言えない喜びの波動。私の魂と出会ったことの喜び。そのエネルギーに満たされて思わず涙ぐんだくらいだ。

動画の視聴を始めた。

少しずつ通訳を介して進んでいく。

これじゃあワークやりにくいなぁ…

メモをとりながら一通り見ることにした。
が、たくさんある。
一つの動画が5-60分だから、まとまった時間が必要だ。
これがなかなか進まない。
何日も細切れに観ているうちに、送られてきた石たちのことが気になってきた。

動画もいいけど、石たちと話したい…

そこで、毎晩一つ石を選んで、一緒に寝ることにした。
これがなかなか良い。
私は石の声が聞こえるわけではないが、体感はできる。一つ一つ特徴があるのだ。
何より眠りにつく時の幸せ感が抜群だ。
石たちと過ごす時間に満足して、動画視聴から遠ざかっていた。
そんな時の「オブシディアン」だった。



その店からオブシディアンとブラックトルマリンを持ち帰って、セージで浄化して、一緒に眠ってみた。親戚がたくさん出てくる夢を見た。
一緒に瞑想もしてみたい。
何というか、すごくエネルギーが押してくる。私の中にある何かを押し出してくる感じ。



早速ロバートさんの石たちを整理して、動画の視聴を再開した。これも頑張って観てしまおう。内容自体は大変わかりやすく興味深いのだ。石たちと行うワークも私には魅力的だ。

オブシディアンとブラックトルマリンとブレスレットを袋に入れた後、店主はこう言った。
「神性幾何学好きでしょ?マンダラ描いてみない?」
マンダラ作家さんが月に一度店に来て教えているらしい。
実に細かい模様だ。そして美しい。

描く…のは大変そうだなぁ…

「頭がスッキリして世界が広がるわよ」

そっかぁ…スッキリかぁ…

いいかも。

一度やってみよう。

来月の日程を尋ねると、幸い空いていた。

こうやって世界は開ける。

限りがないから楽しいのだ。

踏み出すであろう一歩、

出会うであろう人やもの、

すべてが無限の世界につながっている。

人生の喜びに心が手を伸ばす。

そんな時、答えはいつもYesだ。





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