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2年勤めた大手電機メーカーを退職しました。 #退職エントリ

2年勤めた大手電機メーカーを退職しました。2020年春からはコンサルティングファームに転職しています。自分の考え・これからの目標そして第二新卒としての転職活動について記録に残したい、と思いnoteを書くことにしました。

退職した会社について

退職した会社は日本で知らない人はいない(今のところ知らない、と言われたことはありません)大手の電機メーカーです。某都内私立大学を卒業し、新卒で総合職として入社し、2年間勤めました。就活の際は特に意思もなく、「有名だから」というだけで入社を決めてしまいました。友人が総合商社・外資コンサル・メガバンクなどに勤める中、自分はかなり落ちこぼれでした。

幸い自分はTOEICのスコアがそこそこ高かったため海外営業部に配属され、1年目の配属3ヶ月目から海外出張を経験させてもらいました。業務も7割が英語で、実用的な英語力はかなり伸びたと思います。

給料・ボーナスはかなり少ないですが、1年のうちに散々休みが取れて(GW・お盆休み・年末年始+使い切れないほどの有給)残業も月に20時間いけば多い方、という超ホワイト企業でした。

職場の人も優しく、無駄な飲み会はないけれど普段は穏やかに雑談するような関係でした。

仕事内容

仕事内容は

・顧客との折衝

・PSI管理

・販社とのやりとり などでしたが、多くはルーティンワークでした。

不満だったこと

残業の多さに苦しんでいる人からすれば、なぜこんなホワイト企業を辞めたいと思うのか分からないと思います。

自分も入社前は最高の会社だと思いました。ですが、実際に働き始めて感じる違和感がいくつかありました。

①とにかく暇すぎる

何より仕事がとにかく暇でした。繁忙期も一応あるのですが、1年のうち8ヶ月は暇でした。8時間の就業時間のうち、最初の1時間で全ての業務が終わってしまうことも多々ありました。

2個上の先輩も「暇・・・」と言っていたので、自分が新人で仕事を任せてもらないというよりは部署に仕事がない状態だったと思います。

事務作業すらないので、簿記・中国語・英語の勉強をしてみたりもしました。1日に8回トイレに行って時間を潰したり、楽天マガジンの購読を始めて洋服をチェックし、ZOZOで似た服を探したり、会社のパソコンでタイピングゲームをしてみたり、「暇すぎる 会社」で検索したり、同期や先輩とひたすらメールしたり…。

そんな日々が連続で2ヶ月続いた入社2年目の冬、「このままじゃ脳が腐る、ゴミ社会人になって将来どこでも通用しなくなる」「自分の存在価値が分からない」と思いました。そして、転職を決意しました。

業務量が少なく、手が空くことが多い、と上司に相談してみたところ、上司も「君にはもっと活躍してほしい」と言い業務量を増やしてはくれましたが、それでも暇は暇でした。「残業三昧で疲れちまうぜ〜〜!!」と残業アピールしてくる同期が妬ましくて羨ましかったです。

就活の時は残業がないこと、仕事が楽であることが美だと思っていましたが、自分はプレッシャーの中で忙しく効率的に仕事をすることにやりがいを感じると気付きました。

②日々変わらない状況

金融機関やベンチャー企業、コンサルファーム等であれば目まぐるしく変わる世の中で、様々なお客さんと仕事をすることが要求されると思います。

ですが、自分のお客さんは1社のみ、関わる人も少なければ同じような日々の繰り返しです。これがメーカーのルート営業の良さだと思いますが、新規開拓をゴリゴリして、日々変わっていく状況に適応していく、そんな状況を期待していた自分にはあまりにも退屈でした。

③営業のメインが営業ではない

メーカーあるあるかもしれませんが、メインの業務は想像していたようなゴリゴリ販売を行うような営業ではなく、技術部門と顧客の橋渡し、社内調整ばかりでした。販売の個人ノルマもなく、「メーカーで営業が主体になることってないんだな」と思いました。(もちろん営業メインの会社もあるとは思いますが)

④勤務地

一番大きな不満は勤務地です。自分は関東で生まれ育ち、高校生時代は原宿に繰り出して年に3回はディズニーに、大学生時代に飲む場所は新宿・渋谷、バイトは渋谷で、という生活を送っていました。都会の暮らしが生まれた時から当たり前でした。

ですが、入社後に配属されたのは縁もゆかりもない、西日本の僻地。しかも大阪・兵庫や福岡といった中心地ではありません。旅行すらも行ったことがないような県です。

駅にコンビニすらなく、昼までも人が道を歩いていないようなド田舎の工場に配属されました。駅から降りてその地を踏んだ時、人生で初めて「死にたい」と思いました。

毎月のように関東から友人に遊びに来てもらったり、国内外問わず旅行に行きまくって僻地から目を逸らしたり、月に1回帰省したり、と何とか気を紛らわし2年間過ごしました。

長い人生で見ればいい経験でしたが、間違いなくあの2年は人生で最悪の2年、自分は田舎アレルギーだと知りました。

結局自分の考えが甘かった

結局、全ては就活の時に深く考えずにいた自分が悪かったと思います。新卒の時に自分のやりたいこと、特性、なりたい姿を全く考えなかった、そして会社のこともよく知らずに入社してしまった。そんな状態で入社したからこそギャップが大きかったのだと思います。

転職活動を始めるにあたり、自分の目標・好きなこと・なりたい姿などをひたすら書き出してみました。

転職先に求めたもの

転職先を探す際には以下を条件にしていました。

・東京勤務、転勤なし

・無形商材

・ゴリゴリ働いてスキルを身に付けられる(=会社という後ろ盾がなくなっても生きていける)

・目まぐるしく状況が変化する

・常に新しい情報に触れられる(触れざるをえない)

特に「無形商材がいい」と思った理由は、メーカーで働いてみて有形商材が売れるか否かは結局のところ商品の品質・スペック・値段・魅力次第であり、営業の努力で変えられるものではないと痛感したからです。

メーカーでの営業の立ち位置は、結局のところ技術の下だなと思いました。同時に、なぜ技術の人たちはこんな不良を放置するんだろう、自分ならもっと原因を究明するのに、と歯痒く思うことも多々ありました。

第2新卒 転職のコツ

転職については詳しく別のnoteで書こうと思いますが、自分が希望通りに転職できたのは以下の5つが理由かな、と思います。

1.  第2新卒かつコンサル業界なので、大学名で書類が通った

2.  Wantedly、Goodfind、リクルートなど使える転職サービスを用途ごとに分けて使いこなした

3.  前向きな理由で転職活動をしている向上心を評価してもらえた

4.  自分が将来やりたいことを明確にし、面接で伝えることができた

5.  英語力を必要としている企業を受けたため、前職での経験が評価された

まだまだ新しい会社で働き始めたばかりで転職が成功した!と言えるかは分かりませんが、自分の目標をかなえるべく頑張りたいと思います。

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