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「ひろがるスカイプリキュア」からプリキュアにハマり駆け抜けていった1年の感想

こんにちは、大翔です。

ひろがるスカイプリキュア 最終回が終わり、全50話が終了しました。

20年続いてきて、多くの人から愛されてきたプリキュアシリーズ。
私はこの、ひろプリで初めてプリキュアをしっかりと見て、ハマって、リアルタイムで追いかけていき、映画を観たり、イベントに行ったり、グッズを買ったり………更には過去のシリーズの視聴をしたりと
この作品を通して、プリキュアの魅力を知って感じていった。そういう1年になりました(正確には3月から見始めたので1年では無かったりする笑)

正にひろプリは自分の世界をひろげてくれた。そんな作品でした。


Anime Japan2023

ひろプリは決して奥が深かったり、重厚なストーリー展開であったり、敵との因縁が強かったりと………そういった作品では無かったと思います。
「縦軸があまりない」と評する人もいました。それは確かにその通りだと思います。でも、自分はそこがひろプリの1つの魅力だとも思います。

単話で完結する話が多いからこそ、どこからでも見始められるし、例え一週見逃して話が分からないって事も少ないんじゃないかなと思うんです。


お台場

1年という長い期間で連続したドラマを展開出来るのはニチアサ作品の大きい強みではありますが、それは決して正解ではないとも思います。

もしも、正解を作るのだとしたらそれは子ども達が毎回「面白かった」と「大好き」だと思えるような話をつくっていく事でしょう
時にはハラハラする展開や悲しい展開も必要でしょう。難しい、衝撃的な展開を自分なりに解釈したり、親御さんと共有する事もその子の成長において必要だったりするのかもしれません。

でも、そういう所を含めてちゃんと1話毎の満足度がしっかりしている事が必要なのだと思いましたし、ひろプリはそういう作品だったと自分は思っています。


主題歌リリイベ

日常のちょっとした出来事、楽しいイベントだったり、不安に思う事や落ち込む事、自分の夢を諦めそうになる事、自分の大好きな気持ちを、信じている想いを
特別な事も、そうでない事も、ソラやましろ達を通して経験したり、一緒に楽しんだり、思い出を積み重ねていく事で、プリキュアのみんなが大好きになって、自分の世界をひろげて行く、ひろがるスカイプリキュアはそういうアニメだと私は考えています。


東映アニメーションミュージアム

個人的に感じたひろプリのテーマは「払えない闇は無い」かなと思っています。闇というのはアンダーグエナジーは勿論として、心の弱さや不安、恐怖だったり、悲しい気持ちだったり………人の中に誰もがもってるモヤモヤした気持ちを闇と定義して
キュアプリズムになったましろが戦いで傷つくのをソラが恐れたり、ましろが叶えたい夢がない事に悩んだりする事だったり
中盤でシャララ隊長がランボーグにされてソラの心が折れてしまう事や力の為にアンダーグエナジーの器となってしまうスカイ
そして、スカイランドやプリンセス(エルレイン)を恨み滅ぼそうとしたカイゼリン(全部ヘッドの所為だが)
それぞれ大小あれど自分の中で闇が広がってしまう事はきっと誰にだってあります。それでも、想ってくれる人が隣にいたら、信じられる仲間がいれば、諦めない気持ちがあれば、きっと闇は晴れて、青空が広がる。
ひろプリという作品にはそんなメッセージがこめられているように思いました。


池袋 サンシャイン

アンダーグ帝国の面々が助かった事だったりも、倒す事よりも彼らの闇を払い新しく、自分らしく生きていく事、やり直す事を大事にしたのかなと思ったり(そもそも最近のプリキュアは消滅したりする方が少ない感じですけど)

スカイがカバトンを助けたり、プリズムがバッタモンダーを助けたり、カイゼリンに手を差し伸べたり、一歩踏み出す勇気が相手を変えて、自分の世界も変わっていく。そういう事を大事にした結末なのかなとか考えたりもしています。


映画 舞台挨拶

最終回、戦いが終わってソラとツバサ、エルはスカイランドに戻っていく
しっかりとお別れのシーンをやったのに翌日普通に遊びに来て朝ごはんを食べたりしているのが個人的にすごく良かったです。

もう会う事が出来ない。永遠にお別れかもしれない
そういうシーンも感動的だし好きですけど、こうやっていつまでも5人としての日常、物語が続いていく終わり方も良いなって思いました。

シャララ隊長やカイゼリンを無事に救えたり、闇堕ちスカイもすぐに浄化出来たり、重苦しい展開にしないようにしている所もひろプリの魅力の1つですね。

「やっぱり、ハッピーエンドのお話が好き」

マジェスティが言ったこの言葉がひろプリの物語を表しているものだといえるでしょう。ハッピーエンドに、明るく。それがひろがるスカイプリキュア


大阪 プリキュア展

全体として好きなエピソードは5話や23話、43話や49話の展開も好きですね。
5話のスカイとプリズムのやり取りは映画でも名場面として映されたりしてましたし、ひろプリを語る上で大きな場面ですね(33話にも繋がっていたり)

最終回も………本当によかった。
まさか最終決戦でDay break song流れて最高でした。本当に大好きこの曲
作画もかっこいいし色んな必殺技の使い方も見れてすごかったですね。

それぞれのお別れシーンもとっても良かったです。
ツバサ………もうあげはさんに告白すると思ったゾ。いや、あれは実質告白だったか??
「あげはさんみたいにかっこいい大人になりたい」この言葉を正面からしっかりと言えるツバサ………本当にイイ少年だよ
「少年の夢が全部叶いますように」っていうあげはの言葉も簡単で大雑把な言葉にも聞こえますが、そこに込められているであろう感情の強さにグッときてしまいました。全部だからね?すごいぜ?
ツバサとあげは、凸凹コンビだけども2人とも他人を思いやる気持ちが強くて、知識の面で助けようとしたり最年長として周りの様子を見ながら支えたり、とても頼りになるコンビでした。

エルちゃんとツバサの姫とナイトの関係も好きだけど、こっちの関係性もね………いいぞ。


ひろプリ ライブ

ツバサとあげはの事で言えば、初の男の子のプリキュアと成人プリキュアとして注目されていました。自分にとって初プリキュアでもあったのでそこに対するハードルは無かったですし、登場してからもそういった属性関係なくそれぞれの個性を持って生活して、活躍していましたし、プリキュアチームとしても良い方向で新しい可能性を見いだせたように感じました。
むしろイベントとか行くとウィングが一番幅広く人気だったのでは?と思うぐらいでした。

性別や年齢が関係無いのなら、また全員中学生の女の子チームにしたっていいだろうという意見もあると思うし、それも悪くないでしょう
ただ、プリキュアというヒーローは性別や年齢を関係なく誰がなっても良い、誰が憧れても良いと大きく示した事が大事なんだと思います。

女の子も、男の子もこれから色々なプリキュアが登場していくんだろうなと思うと楽しみです。


映画感謝祭

ツバあげに触れたらエルちゃんにも触れねばなるまい。
まだ喋れない所から立って歩けるようになって話す事もどんどん上手になって、子の成長って感動的なんだなという気持ちで毎週見てました。
なんだかエルちゃんが楽しそうだとこっちも嬉しくなるんですよね。
そしてプリキュアになって(物理的に)大きくなったりして、色々な事に翻弄されて大変だった中でも、大好きな人に囲まれて影響されながら立派になったプリンセス。まだまだ2歳ぐらい(?)これからも沢山成長していって欲しいなって思います。
エルちゃんの入園式も卒園式も参列したいオタク

お別れの時にましろと抱き合うシーンも本当に良い
メンバーの中ではエルとましろの関係が一番「家族の愛」って感じがします。


ドリステプラス

そして、ソラまし
手を繋いだ回数はこれまでで142回。最後入れて143回
これって「I love you」って意味になるらしいです。冗談って言ってたけど、どうなんですかね??どうなんだ??

ソラにとって初めての大切な友達で、ましろにとってもソラは大切な友達。

2人が出会って、2人でプリキュアになって、沢山一緒の時間を過ごして、思い出を重ねて
辛い時、悲しい時、互いを想いあって、支え合って今日まで来たんだと思います。
そんな2人の関係性がとても愛おしく思うし、例え住む世界が変わっても、どんなに時間が経っていっても、2人だけの素敵な関係が続いていって欲しいなって思います。

もう2人で幸せになってしまえという気持ちもあります(笑)

優しい所や芯の強い所もあるけど、何よりも優しくて、思いやりの気持ちをいっぱい持っているましろ

何事にも全力で、どこまでも真っ直ぐ。でも涙もろかったり、怖い事だってある。それでも前に進んでいくソラ

これからも、自分の夢に向かってがんばれ!!


プリキュア展 横浜

書きたい事は多分掘っていけばまだまだ有ると思います。
それだけひろプリと、プリキュアと過ごした1年は沢山の思い出でいっぱいでした。ここまで途中で1年の中で行ったプリキュアのイベントの写真など貼ったりしましたけど、細かい事やショップに行った回数なんか合わせたらもっと色々あります。
見事にプリキュア沼に突っ込んでいった1年でした。


20年前、プリキュアが始まった頃は小学生。中学年ぐらいで、男の子も女の子もそういった子ども向けの作品は卒業する頃
なんか新しい女の子向けのアニメが始まったぐらいの感じでした。

ライダーや戦隊にハマる事はあってもプリキュアを見る事はなく月日は流れて社会人となり、見たらハマるかもなと思いながらもそういう縁も機会もなく来ていた中でまさかこんな日が来るとは思ってませんでした。

本当に楽しかったです。1年間ありがとう。

まだまだ5人とお別れしたくない気持ちもあります。もっとみんなの描いていく世界を見届けたいって思います。でも、それは叶いません。
だから、がんばって自分の世界へ飛び立っていこうと思います。
きっと、この空の下でみんなもがんばっている筈だから

ひろがる世界にテイクオフ!


全プリキュアライブ

ひろプリの感謝祭がやったり来週からはわんだふるぷりきゅあも始まります。

プリキュアの世界はきっとこれからも、もっと広がって大きくなっていきます。その光景をこれからも見届けられたら嬉しいです。

最後に、この作品の制作に携わり、私達の元まで届けてくれた皆様。
グッズ展開、イベント運営に関わった皆様。

とにかく、ひろがるスカイプリキュアに関係した皆様とこの作品を共に応援して愛してくれた沢山の皆様にも、ありがとうございます。

そして、プリキュアのみんなに改めてありがとう。
皆が幸せに過ごして、夢を叶えていけますように




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