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小学校の壁

小学校の壁という言葉を知ってから、息子が2歳になってから保育園を卒業するまでの自分の生き方がなんとなく定まってきた。小学校の壁とはすなわち、小学校低学年のまだ危なっかしい子供が早い時間帯に学校から帰ってくるために起きる母親の時間の使い方の問題の話だ。実は小学校低学年より保育所の方が預かってもらえる時間が長い。標準保育を利用している保護者であれば最長11時間預かってもらえるが、小学校1年生は給食が終わったあと14時とか15時ごろに帰ってくる。早い時期だともっと早い。正社員はクジゴジと言われるが、残業があるところだともっと終業時間は遅い。私は新卒後正社員で働いていた時代は残業が21時になることもあった。旦那なんて23時に帰ってくることなんてしょっちゅうだ。労働時間が稼ぐ額のすべての指標ではないが、単純に考えると同じ環境と能力であればこの時期の稼げる額は数割落ちることは確実に決まっている。それか子供と話し合ってコストもかけて預かり先を確保しなければならない。しかし保育園を確保するよりずっと大変な道になることは確実だろう。それが小学校の壁だと解釈した。

やるべきことはほぼ決まった。第二子を出産するならこの時期だ。

妊娠出産を経験して、もっとも自由がなかったのは産後6ヶ月ぐらいまでの時期だったと思う。妊娠中は体こそ悪阻やなんやで辛かったが、時間はあったし工夫をすればできることは多かった。しかし産後は体力が落ちきっている上に子供につきっきりにならなければならない。三時間置きの授乳は母乳でやれば15分から30分ちかく手が塞がるし、抱っこをやめれば途端に子供が泣き出す。お風呂もしてあげなければならないしオムツも変えないとならない。自分の体力以前に時間が無いのが産後3ヶ月まで。そこを過ぎると一時保育を利用できる場所が増えてくるが、結局保育所に預けたのは7ヶ月頃。その後も熱を出すたびに仕事を休まなくてはならない。

結果子供のために家にいなくてはならないなら、1人も2人も同じだろうから、2人目を産むならきっとこの時期だろう。家にいれば大事な時期に上の子供の勉強も見てあげられるかもしれない。

保育所にいるあいだに仕事を詰め込む

保育園にいる間にお母さんを待つ時間は子供にとってとても寂しい時間だ。私自身保育園育ちだったのでよく覚えている。なるべく子供の話を聞いてあげる時間をとらなくてはと思う一方で、稼ぐなら残念ながらこの時期でもある。子供が2語文を話し始めたら仕事を最優先すると決めた。

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