不登校支援ボランティアメンバーの募集

不登校の家庭教師として活動をしている向井采佳と申します。
支援活動の協力ボランティアを募集したく、ここにその詳細を記載したいと思います。

目指すところ


2歳目の前の息子と実家の札幌市で動物ふれあい体験をしている写真

「こどもたちの明るい未来をつくる」それが私たちの使命です。不登校の出口はこどもひとりひとり多様ですが、まずは健康で心が明るい生活基盤をつくること、そのために分野を問わずさまざまな知見を提案しています。ときに私たちでは扱いきれないような難題を抱えている子には、専門家を紹介します。例えば発達障害を抱えるようなお子さんには、まず病院での受診を勧め、先生の助言や検査結果をもとに、お子さん本人の意思やご家族の意思を尊重し、その子に合った生活指導や学習指導を行います。代表向井は、1つ下の妹が重度の言語障害を持っていましたが家族として一緒に育ち、大学では人間科学を学び、人間の原始的欲求や行動などについて広範囲の分野の研究もしました。ですから言葉を理解できない子への接し方や学習機能に障害があるこどもへの学習指導の知見も豊富にあります。各分野のエキスパートの知見を日々吸収しつつ、体の機能的な健康を第一に大切し、学校ではさまざまな要因で無理をしてしまい、体調や心の不調を起こしてしまうお子さんでもその子のペースでゆっくり回復を支えます。

「こどもたちの明るい未来をつくる」ために私たちが第二に取り組んでいることは社会参加のサポートです。不登校研究の先駆者であるアルフレッド・アドラー(「人生の意味の心理学」など)は「共同体感覚」という言葉で社会参加がひとりひとりの人生のゴールとして非常に重要であることを説きました。また、現代の不登校問題で活躍する先生方の多くも、何らかの社会貢献が不登校になったこどもたちのゴールであるとして尽力されています。私自身は、家から一歩も出ずに一生を過ごすことを望むのであれば、その方向を目指すこともアリだとは思っていますが、多くのこどもには当てはまらないとも考えています。口では家から出たくないという子供の中にも、それが本心ではなく自信を失ったために出てきた言葉で、実際は社会の1人として生きられた方が幸福である子の方が多いだろうという意味です(誤解のないよう強調しておくと、家から出ないような生活が現実にその子にとって幸福であるというケースもゼロではないと考えています)。
 ですから、わたしたちはこどもが一日も早く社会参加をし、自らの社会貢献や信用力と交換しながら自分達の自立と権利を勝ち取ることを応援したいと考えています。そのために、社会経済に関する知識や、起業やビジネス、必要であれば各種国家試験などに合格していくようなノウハウを惜しみなく提供していきたいと考えています。これらは強い健康状態やメンタル状態に支えられ、ときに強い負荷に耐えながら達成することが重要であり、当然個々の状態に配慮しながらレベルに合わせて進められますが、第一の目標である体と心の健康の次に掲げられます。

ボランティアメンバーへ求めること

さて、ここまでの目指すところを読んで、具体的にチームメンバーにどんなことをお願いしたいのか、プロジェクトとしての課題を提示したいと考えています。

各種エキスパートとしてのサポートと協力
本プロジェクトには特にメンタルケアのエキスパートが不可欠です。信頼性の高いきちんとした根拠をもとに、そして最先端の情報を持つ医療系エキスパートとの提携を歓迎します。各種動画媒体での啓蒙活動を行うための共演や疾患を持つこどもへの適切な検査や治療を行う紹介先として協力できる機関を求めています。

学習指導者
学校へ行かなくてもこどもたちへ学習の機会を確保することは欠かせません。不登校の指導者の中には「勉強なんてしなくてもいい」と大声を上げる方も少なくありませんが、私たちはそうは考えてはいません。心身を壊すような強要やこどもたちの人生の目標を妨げるような教育は必要ありませんが、学校や義務教育制度そのものは、あらゆるこどもたちが親の財力や生まれた環境に左右されず、先達の素晴らしい知恵を学ぶことができるように育まれた素晴らしい仕組みです。最新テクノロジーの発達により、既存の制度が非効率になっている側面は批判すべきことですが、わたしたちはこの原点を忘れず、現存の制度を改革をしつつも、こどもたちの人生にとって有用なものはどんどん使おうと考えています。
一方で、丁寧な個別指導を行う指導者、それも義務教育の範囲に留まらず、こどもたちの興味に合わせて一緒に調査や研究も進められる学習指導者が必要だと考えています。

運営サポーター
優れた指導者や医療サポーターだけでは本プロジェクトは成立しません。まだ本プロジェクトを知らないけれど必要としているこどもやご家族に、本プロジェクトの情報を届けていかなくてはなりません。また、よりよいサービスを企画考案する、法務、財務などの必要な庶務を行うことも必要です。あるいは、こどもからより相談されやすい親近感を持てるような学生ボランティアも大変な力になります。

ボランティア報酬

ボランティアの名目で募集をしていますが、特定の条件下で報酬も提供しています。条件に合致する場合はこちらからご案内をします。

ご連絡先

各種SNSまたは下記メールアドレスからお問い合わせください。

社会と心を繋ぐ 
プロジェクト代表 向井采佳
althmty@outlook.jp

Teamsなどで面談を設定したのち、ご希望をお伺いします。

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