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コロナウイルスに感染し、死にかけた友人にインタビューしてみた。

どうも、アシダ(@ashidashida)です!

本日は未だ世界で猛威を振るうコロナウイルスに感染し、先日退院したばかりの友人にインタビューを実施し、様々なリアルを聞きました。

インタビューの様子はYouTubeで公開しております。

目次

・最初に
・初期症状は?
・どこに駆け込んだ?
・PCR検査はどんな検査?
・容態が悪化するとどうなる?
・ICUの様子は?
・完治まで何日かかった?
・死を覚悟?
・病院の生活は?
・味覚障害が発生する?
・アビガンの効力は?
・医療現場はどんな様子は?
・医療崩壊は本当?
・病院を退院した後は?
・まだ感染していない人へのメッセージ

最初に

皆さんはコロナウイルスをインフルエンザに似たものだと思っていませんか?私も最初はそう思っていました。
しかし、感染者からインタビューをして分かったのが、『症状』『治療法』『医療現場の混乱』が全く違います

特効薬が無い今、一度感染してしまうと、長期療養が必要になり、若者でも命に関わるまで深刻化してしまいます。

また、感染していても初期症状が出ない人もいます。
気づかないうちに大切な人に移してしまう危険性もあります。

リアルな様子をお届けする事で、コロナウイルスに対する意識が少しでも変わって欲しいと言う思いから、友人がインタビューに応じてくれました。
何かきっかけになれば私も幸いです。

初期症状は?

先月の4月5日(日)の昼過ぎ頃に、急に全身関節痛と悪寒と高熱を発症し、そこからトイレに立つのもよっぽどの感じの倦怠感で、夜中は40℃近い高熱喉の熱さと頭痛で寝ることもできずここから辛い日々が始まりました。

どこへ駆け込んだ?

PCR検査を受ける為、保健所へ行きました。しかし公共交通機関は拡散の危険がある為使用出来ず、歩いて向かいました。また保健所は電話が中々繋がらず友人に電話で予約してもらいました。

PCR検査はどんな検査?

マスクから鼻だけを出すよう言われ、軽く上向きに顔を向け、検査者が綿棒の長いような棒を鼻の奥まで10秒突っ込みそれで検体液を採取し終了です。短時間ではありますが、凄く違和感があり、少し痛みのある検査です。

容態が悪化すると?

4月14日(火)の夜から体内の酸素量の低下と呼吸困難から酸素の吸引を開始しだしましたが、翌朝でも酸素吸引器をつけた状態なのに体内の酸素量の回復せず、看護師ではなく医師が朝一に病室に訪れ、これからICUに移動していただきます。「ここが山場ですのでご家族にも念のため連絡します。」と言われとても恐怖と緊張したのを覚えてます。
症状としては深呼吸が出来ませんでした。息を吸う感覚が無くなり、息を吐くだけで体内に酸素を入れる事がどんどん困難になって行きました。

ICUの様子は?

一切喝采自分の部屋からは出る事が許されてなく、窓は病室に付いてますが窓を開ける事が全く出来ない造りで、外の空気を吸う事が出来ませんでした。1週間半ほど日赤に入院してましたが食事より、入浴よりも一番外の空気を吸えない事が辛く、ストレスでした
退院する2日前に個室から大部屋に移動して欲しいとお医者さんから言われ、同意書にサインをし大部屋に移動しました。大部屋といっても4名が通常は入院できる広い部屋ですが、僕だけが入院している状態で、個室よりより孤独感の強い空間でしたが入院初期に比べ容体が快調に向かっているから病床を少しでも回すために協力させていただきました。

集中治療室2

完治まで何日かかった?

正直まだ自分では完全に回復したと思えない体調です。
しかし、ホテル療養の対処を基準で換算すると約1ヶ月です。

死を覚悟?

ICUでの治療の際は本当に死を覚悟しました。凄く怖かったです。自分の人工呼吸器の機械の音だけでなく隣の方々の音も24時間聞こえるため、容体が急変した場合はピーっという音が鳴り続け、その音が毎日聞こえいつ自分も同じ状態になるのか不安に押し潰されそうでした

病院での生活は?

最優先の保険外治療への書類だけ先にサインをして欲しいとのことで3〜4種だけサインをし、その後看護師さんが4名ほどで来られ採血と点滴をしていただけました。採血は入院5日間毎朝され、点滴針もずっとさしっぱなしで腕は注射針跡だらけで痛々しかったです。
またお風呂も控えるように言われていたため、暖かいおしぼりを毎朝いただきそれで全身を拭いて着替えてました。
途中から酸素吸入器も鼻につけての状態になってからはトイレに立つのも一苦労でした。

点滴の跡

味覚障害が発生する?

何を食べても苦く・不味い味しかしないため白米やおかずは2・3口だけ食し、あとはフルーツやヨーグルトなどの酸味が強いものだけ食べてました。
その影響もあり、約10kg程痩せ細りました。

アビガンの効力は?

入院初日の夜から「アビガン」を投与され、飲む薬の量はアビガンが1回に8錠で飲み切るのも大変でした。アビガンやレムデジベルはコロナウィルスの特効薬では無く、HIVなどの他のウイルス感染症の為に開発された薬で副作用などはまだ確認されていません。そして、保険適用外なので自費での服用になりますので同意書へのサインが必要になりますが、何より体力の限界だったので先の事など考える余裕も無く、直ぐにサインしました。
服用すると頭痛、関節痛、解熱と症状が徐々に回復して行きました

医療現場の様子は?

病院の個室やICUは本当に満床でした。(日本赤十字医療センターでは)
正直、ニュースで病床が満床という報道を見てた時はちょっと大袈裟に病院も伝えているのかなと思ってました。
しかし、実際のところ出入りが常になされていました。陽性患者でも容体ごとに部屋を変更させなんとか病床を回していると言う状況でした。
防護服は一回一回入室したら、退出の時に脱衣されて破棄されている徹底振りでした。医療防護服などの在庫が気になります。

医療崩壊は本当?

このまま増えると医療関係者の精神力・体力的にも医療防護服的にも、限界だと思います
日赤の看護師さんは泣きながら夜、病院に寝泊まりされていて、いつ自分も感染するか分からない、子供や夫は自宅で離れているのと安易に近づくのも感染させてしまう恐れがあるかも知れないという不安で病院で生活をしているそうです。患者を命がけで看病していただいている方々が一人でも少なくなると一人で行動するのも困難な患者への影響力も計り知れないですし、もともとコロナ患者だけでなく一般病棟で入院、診療される方々もいらっしゃる大きな病院なのでその患者さんのことも考慮すると、これ以上の長期戦・医療負担は崩壊を引き起こすと僕は思います。

病院を退院した後は?

陽性反応が続いたものの順調に回復に向かっていたので、病床を開ける為、虎ノ門にある東京Reiホテルというビジネスホテルに移動しました
その封筒の中にホテル療養の詳細なルールの内容が書かれておりました。
ホテルでは窓が少し開けることができ本当に外の空気を吸えた時は3週間ぶりの外の空気で幸せでした。
ホテルなので、タオルやアメニティーは揃っていたので病院での生活よりとても満たされました。
食事の受け取りの時間は毎日決まっており、その時間になったら自分の部屋の鍵を持って、またマスク着用の元1階のロビーにおりて、一人1個お弁当とお茶か水を持って速やかに部屋にまた戻ってました。

ホテルには小池都知事からの手紙が置いてありました。

小池都知事の手紙

まだ感染していない人へのメッセージ

とにかく無症状の陽性患者も沢山いるので、家族内でも極力接触を減らし、不要不急の外出を徹底して欲しいです。パチンコや公園に行く方の気持ちも分からなくないですが、インフルエンザの30倍の苦しさくらいコロナは辛い症状なので同じ辛さを味わって欲しくないのと、保健所や医療関係者の負担を軽減するためにも気を緩めずStay Homeしてて欲しいです

最後に

長文、最後まで目を通して頂きありがとうございました。
体調が優れない中、インタビューを受けて下さった友人に感謝致します。
このインタビューを通して改めてコロナウイルスの恐ろしさを認識しました。

緊急事態宣言が続く中、自宅待機でストレスも溜まると思いますが、懸命に働かれている医療現場の方がいらっしゃいます。
今我々に出来る事は、これ以上感染を広げない行動だと思いました。

少しでも多くの方の目に止まり、一人一人の意識、行動が変われば友人も喜ぶと思います。

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