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『セブン・サイコパスのどこが好きか』

皆さま明けましておめでとうございます。

2023年の抱負を一つ。

"日々の暮らしと趣味に幸せを感じ、決して無理しない分相応ライフ"

18年連続、今年もこれでいきます。

さてタイトルの件ですが、これはどうしようもなく好きな映画です。

わざわざ言うほどでもないですが、この傑作のどこが好きかを言わせてください。

ちなみに今年は本作の監督であるマーティン・マクドナーさんの最新作『イニシェリン島の精霊』が公開されるので、必ず観に行きたいと思っています。

去年はあまり映画館に行きませんでした。

最後に観に行ったのは『THE FIRST SLAM DUNK』です。これはとても良かった。

皆さまはご覧になったでしょうか。

私こと新宿中央コーエン兄弟も1バスケットマンとして、10人がバスケット固有の動きをもってヌルヌルとコートを駆け回る躍動っぷりには震え上がった次第です。

宮城のミニバス時代が知れたのもよかった。

アニメでミニバスの試合描写を見たのは初めてだった気がするので、本編の内容に独特のノスタルジーも相まって過剰に感動しました。

ミニバスを始めた小学3年生の頃、私が一番好きな練習は「ドリブルゲーム」でしたーーー

(以下回想に入ってコマの余白が黒く塗りつぶされる)

ポジションもセオリーもなくただボールに群がってはリングにボールを通すのが楽しかった。

月謝は500円ポッキリ。
あとはバッシュしかお金がかからないのでお母ちゃんもニッコリです。

先生がたまに練習の最後にやらせてくれる「ドリブルゲーム」はコートの1/4ぐらいの範囲で各自がドリブルをつきながら相手のボールを外へ出し、最後までコート内に残っていた人が勝ちという遊び。

5年生の終わりまでは遊びの延長みたいな感じでキャッキャしながらボールをついてました。

しかし6年生に上がるとき、自分達の小学校(仮に🐏小学校)だけでは人数が足りず、チームを存続させられないことになりました。

隣の小学校(🐊小学校)に新たにミニバスチームを作るということで、私達はそこに混ぜてもらうことになります。

🐊小学校のコーチは地元ではそこそこ有名な名伯楽。しかし伯楽であると同時に鬼でした。

見た目は工藤會の集合写真に混ざってても遜色ない反社フェイスです。

3,4年生のとき、大会会場で伯楽が試合中に自チームの選手にパイプ椅子をぶん投げている(比喩ではない)のを見ました。

部活の体罰問題が本格的に物議を醸すのは私が高校生ぐらいのときだったので、その光景はまさに災害。災害レベル:伯楽でした。

学生時代に体罰を受けてきた選手が「今思えばあれはあれでよかった」と行為自体を半ば認めるような発言をすることには一家言ありますが、20年前に戻って伯楽の体罰を止めることはできないのでとりあえず置きます(というか実際父兄は止めてたけど止まらなかった)。

6年生になり、🐊の子たち(みんな初心者)と、何ちゃって経験者の残滓たる🐏小学校の我々は、合同新チーム「🐊」として発足することになりました(喰われた)。

伯楽に怒られるのはアホほど嫌でしたが、内容としては最低限のことを最短距離でたくさん教えてくれる指導者でした。

ちなみにそれまでの🐏の成績は先輩も含めて泣かず飛ばず。市民大会1回戦負けのドアマットチームです。

それに対して🐊の子たちは初心者ながら運動神経抜群。経験で賄えない部分をセンスと運動量で補えるキッズでした。

6時間目が終わったらすぐ家に帰って自転車を漕いで🐊小学校へ行って2時間ぐらい練習。
休日は練習試合や大会。

体力的にはきつかったかもしれないけど、新しい仲間と練習してプレーの連携が増えていくのが楽しかった。

その後は高校まで部活を続けましたが、今思ってもあれだけ楽しかったバスケはありません。

高校時代にはそれぞれの学校でバスケを続けて、地区大会のリーグでミニバス時代の仲間と対戦したり、卒業後もう一度ミニバスのメンバーを中心にチームを組んで社会人の試合に出たり。

スポーツに向いていない性質だと自覚していますが、そんな自分でも、コートに出ている5人で戦略的に相手のミスを誘いながら守って、4クォーターの中でストーリーを作りながら、味方の優位性や調子の良し悪しによって1つのプレーをフリにして裏を掻き点を重ねたり、勝って笑い、負けて泣いたりと、ある意味でバスケから人と協同することの答えの一端を学んだ気がします。

…というような考えが、少年時代と現在の宮城を、『THE FIRST SLAM DUNK』を観ながら、観たあと、頭の中をめぐりました。

ミニバスのあるとき、保護者のおばちゃん(チームの誰かの母親)に、「新宿中央コーエン兄弟はどんなときにバスケが楽しい?」と、後輩たちへの激励・メッセージ的なニュアンスを含めて聞かれたことがあります。

それに対して私は「試合中、自分をマークしている相手チームの奴が、自分にたくさん点を取られたときに、味方やコーチに怒られたり、落ち込んでいったりするのを見るのが楽しい」みたいなことを答えました。

(回想おわり。コマの余白が白くなる)

これどういう話?

自分で書いときながらハンドルが持って行かれておかしなところまで来てしまいました。

言いたいことは何でしたっけ、、、

・スラムダンクの映画感動した
・バスケットはすばらしい
・バスケットから色んなことを学んだ
・賤陋なる自分語り
・人の性根は簡単には変わらない

これでした。

いや違う!セブン・サイコパスのどこが好きかでした!

それはまた今度の機会にします。

それでは皆さま改めまして敬頌新禧。

アレコレ良いこと多き一年になりますよう。

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