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もうすぐ今年終わるけどこれ聞いた? #2019年ボカロ10選!(written by サル)


こんにちは、サルと申します!
VOCALOID楽曲を中心としたDJをしております。


時間の流れは本当にあっという間で2019年も残すところあと僅かとなりました。
そんな1年の間に聞いてきたVOCALOID楽曲の振り返りとして使われるハッシュタグが #2019年ボカロ10選 。ツイッターやnoteでタグを辿れば、ボカロリスナーによる思い思いの楽曲紹介やお気持ち表明文章を見ることができます。


俺もやっていくぞ!!!!!!

強い気持ちをもって紹介して参ります。


1. 白亜より / シャノン

いきなりアルバム曲でごめんなさい。
以前、別のnoteでも紹介したコンピアルバム「Schéma -収穫-」の1曲目に収録されているシャノンさんの楽曲。
クロスフェードで聞けるわずか数秒の間でも、胸ぐらをつかまれるような圧倒的なパワーを感じることができるのではないでしょうか。フルで聞けば、次々と変わっていく曲の展開としなやかなGUMIの歌声に、想像をはるかに凌駕する魅力がこれでもかと凝縮されていました。
こちらのアルバム、どれも名曲揃いではあるのですがまずはじめにこれを聞かされて私から「買わない」の選択肢は無くなりました。




2. ロンリーユニバース / Aqu3ra

4月に投稿されたAqu3raさんの楽曲。
この楽曲に限らず、Aqu3raさんの書く楽曲の魅力は底の深さと壮大さだと思っています。舞台はどこまでも深くどこまでも広く、その中でストーリーが進んでいく、そんなAqu3raさんの世界観がこの曲では特にダイレクトに描かれている気がします。
ボカクラでこれを初めて聞いた時、曲のエモさとクラブサウンド体験の相乗効果で膝から崩れ落ちました。




3.夜が明けない世界の夢を見たんだ / ホシミヤ

美しいピアノの音色が心に染み入る、ホシミヤさんの楽曲。
何度聞いても思わずため息をついてしまうくらい、洗練された美しさを感じます。憂いを帯びたVOCALOIDの歌声と静かに置かれる人間の声。何から何までズルくないですか??
VOCALOIDと人間の声が同居する楽曲は数ありますが、今年の一番はこれではないかと個人的には強く感じています。

(「Starry Way」に収録されている同曲はLUMiによる歌唱版です。)




4. ベルデグリ / takamatt

(動画時間11:42より)
GUMI生誕10周年を記念して制作されたアルバム「EXIT TUNES PRESENTS Gumissimo from Megpoid -10th ANNIVERSARY BEST-」に収録されている、takamattさんの書き下ろし楽曲。ベルデグリ(=verdigris)とは緑青。
レゲエのサウンドに乗せて、曲中で書かれている"君"への愛をこれでもかと感じる1曲です。
豪快さと柔らかさ、哀と愛、相反する2つが音にも詞にも見事に表現されているtakamattさんのこの世界観、本当に大好きなんです…。




5. ウホウホ★ジャングルラブ / キャプテン・ソプラノ

5月に投稿されたキャプテン・ソプラノさんの楽曲。【令和初のゴリラソング】とは…?
タイトルからサムネからネタ曲臭がプンプンするこちらの楽曲ですが、トラックがガチすぎる。ビートがカッコよすぎる。
さらに畳みかけるのが鏡音リンによるスキャット。VOCALOIDのくせしてなんで歌詞無視してるの???
いろんな意味でとにかく衝撃の連続で、1度聞けばもう頭から離れません。




6. Alice in N.Y. / ひとしずく×やま△

公式コンピアルバム「EXIT TUNES PRESENTS Vocalostream feat. 初音ミク」に書き下ろされたひとしずく×やま△のお2人による楽曲。
とにかく可愛い!!!! カッコいい!!!! 綺麗!!!! 尊い!!!!
音がカッコいいのは勿論ですが、VOCALOID全員の登場するキャラクターとしての魅力がバチバチにぶつかり合いつつ1つの楽曲として仕上がっている様がもうたまらないです。
2番のあくびしてるIAちゃん可愛すぎる。




7. IceQuarium / いるかアイス

キラキラミクノポップを手掛けるボカロP、いるかアイスさんの1stソロアルバム「IceQuarium」の収録曲にして表題曲。
音も歌詞も歌声も、とにかくキラキラしていて、とにかく可愛くて、いるかアイスさんの描くIceQuariumの世界に潜って泳いでいるようなとにかく楽しい気分になれる1曲です。
海やアイスクリーム等のワード、爽快なサウンドと、特に夏にピッタリな楽曲です。




8. My name is / やなが みゆき

ドープなトラックに初音ミクのラップ、インターネットミームの詰まった情報量の多い動画がとにかく刺激的なやなが みゆきさんによる1曲。
「Yanagamiyuki in the 初音ミク」「I'm a VOCALOID むしろヒトが踏み台」と、合成音声ソフトとその使用者であったVOCALOIDと人間の立場が逆転している様が歌われ、"初音ミクとは何なのか"という問いを初音ミク自身から突きつけられているような感覚を覚えます。
またSoundcloud等では多くのトラックメイカーによるRemixを聞くことができます。




9. ヒバナ(kemu Remix) / kemu


5月22日に発売されたDECO*27さんの6thアルバム「アンドロイドガール」のamazon購入特典CDに収録されていた楽曲。
原曲は初音ミク10周年の折に制作されたDECO*27さんの同名曲で、Remixを手掛けるのは「六兆年と一夜物語」や「イカサマライフゲイム」等の楽曲で2012年頃のVOCALOIDシーンを盛り上げたkemuさん。
現在は堀江昌太という名義で様々なアーティストに楽曲提供をしている彼のこのRemixは、「これが2019年のkemuの音だ」と言わんばかりの魂を揺らすサウンドが光ります。
「一時代を築き上げたクリエイターが帰ってきた!」的な下駄を履かせずとも、今年のVOCALOID10選を語る上で外すことのできないインパクトを私に与えてくれました。




10. ネルハ / ノイトメ

最後に紹介するのはこちら。3月に投稿されたノイトメさんによる楽曲。
個人的に、今年聞いたボカロ楽曲の中で1番衝撃を受け1番心に残った楽曲かもしれません。
もうとにかくエモい。エモさの塊。「エモい」という表現に頼らざるを得ない。
音も、詞も、それらによって描かれている情景も、何もかもが心に突き刺さり、その感覚はきっと今後長く引きずることになるのだろうなと思っています。
ネルハはいいぞ。




以上が私の2019年ボカロ10選になります。

来年もたくさんの素晴らしいボカロ曲と出会えればいいなと思います。

ご拝読ありがとうございました。


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