ボカロDJが2019年のボカロアルバムを紹介してみた。
こんにちは、ASTELOIDsです！
私たちの主な活動は、VOCALOID楽曲を中心としたDJです。 2019年1月より主催イベント『project ASTELOIDs』をはじめ、さまざまな現場でVOCALOID楽曲の良さをフロアを通して伝えてきました。
そんな私たちにとって、ボカロPらによって世に放たれる楽曲は非常にかかせないものです。
日々インターネットに公開される作品の数々。
それらの一部はCDショップや同人即売会、オンライン販売を介して購入することが可能です。
この記事では2019年にリリースされたVOCALOID楽曲のアルバム(EP、シングルを含む)の中から、ASTELOIDsメンバーがDJとして、ボカロリスナーとして薦めたいアルバムをいくつか紹介します。
このnoteは #ボカロリスナーアドベントカレンダー2019 企画参加記事です。
※一部、記事内の動画の埋め込み不可により見辛い箇所がございます。予めご了承ください。
■ 参加者
FAIO…インターネット音楽、クラブミュージックを愛するDJ。
サル…公式イベント出演経験を持つオールマイティーなボカクラDJ。
えんまーる…ASTELOIDsの取りまとめ役。
■ えんまーる
EXIT TUNES PRESENTS Vocalostream Feat.初音ミク / V.A.
ボカロコンピの金字塔、EXIT TUNES Vocaloシリーズの最新作。「テオ」「シャルル」「ヒバナ」など、超有名曲の豪華詰め合わせパック。Amazon特典の「エイリアンエイリアン(かいりきベア Remix)」「テオ(DIVELA Remix)」が収録されたRemix CDも必聴。
購入はコチラ
(※現在特典はすでに終了しています。)
マジカルミライ2019 OFFICIAL ALBUM / V.A.
2019年夏に開催された「マジカルミライ2019」の公式アルバム。テーマ曲「ブレス・ユア・ブレス」や巡音ルカ 10th Anniversary テーマ曲「Jump for Joy」が収録されているほか、ライブセットリストより傘村トータ氏の「僕が夢を捨てて大人になるまで」や*Luna氏の「メインキャラクター」が収録されている、まさに"名盤"。ライブ映像のDVD/Blu-rayは2020年1月発売。
深夜ちゃんの恋 / しゃべる帽子
しゃべる帽子氏の1st Full Album。1度聴くとクセになる掠れた調声と独特な世界観、勝手にからだがリズムを刻み出してしまうお洒落で優雅なポップスに魅了されること間違いなし。会場頒布限定のボーナスディスクにはRemixも多数。
不可思議と旅人 / monaca;factory
monaca:factoryさんの最新作。少ない音数で魅せる不思議な雰囲気、世界観には圧倒されるばかり。通常版と特装版があり、特装版は世界観を彩る素敵な装丁やボーナストラックのダウンロードカードが付属する。BOOTHでの通販があるので、余裕があれば是非特装版を手にとって欲しい。
SHIGANAI / ZLMS
ボカロPのジグ氏、ルワン氏、はるまきごはん氏、雄之助氏の4人によるサークル"ZLMS (ジルまき之助)"の3rd Single。それぞれの要素がこれでもかというほど詰め込まれた1曲は圧巻。各種音楽配信サイトでも配信されているので、1度是非聴いてみて欲しい。
■ サル
HATSUNE MIKU FUTURE BASS COLLECTION / V.A.
1月に開催された「DOWNLOAD CARD SUMMIT 2019」にて販売され、キャンペーン開始間も無く完売する店舗も出た程話題となった初音ミク公式コンピレーションアルバム。耳障りの良いエッジの効いたFutureサウンドが揃い、年始からドデカい衝撃を受けた1枚でした。ミクノポップやボカロのクラブミュージックが好きな方に是非オススメしたいです。
BLUE / V.A.
4月27、28日開催の「THE VOC@LOiD 超 M@STER42」にて頒布開始。ここ1～2年で活躍した、名前に「る」のつくボカロPが「る」のつくものをテーマに曲を書くという異色のテーマのコンピレーションアルバム。お洒落なポップスやロック、激しいデジタルロックからフューチャーハウスと、各ボカロPの個性が爆発しながらも１つのアルバムとしてまとまってい「る」聞きごたえのあ「る」1枚。
2019年12月現在、再販や配信の予定は無いそうです。
Schéma -収穫- / V.A.
こちらも「THE VOC@LOiD 超 M@STER42」にて頒布された１枚。しんばるP氏、シャノン氏、BCNO氏の3名による6曲収録のEP。個人的に、ハイセンスという言葉がこれほど相応しいアルバムはそう無いのではないかと思うほど心を鷲掴みされました。とにかくカッコいい。とにかく聞いてほしい。
swan / tama(いいづか)
8月に開催された「マジカルミライ2019」内のクリエイターズマーケットにて頒布されたDLコード付きカセットテープ。優しいポップスと柔らかいミクさんの歌声が印象的なボカロ楽曲が4曲、深みのあるサウンドでチルさ全開のインスト楽曲が4曲収録されており、その心地よさにとにかく癒されます。
2019年12月現在、通販や配信等はありません。
Nejra / Noitome
3月に動画投稿サイトに公開され、5月にbandcampにてシングルがリリースされたNoitome氏による楽曲。優しくも胸を強く打ち付けるエレクトロサウンドとミクさんの歌声、歌詞、動画の演出、何から何までエモさに溢れた作品。今年のボカロ楽曲で自分が特に感動した楽曲の1つです。
■ FAIO
VREATH3 / V.A.
VOCALOID × EDMを掲げるサークル、VREATHの第3弾のコンピレーションアルバム。コアなクラブミュージックに焦点を当てたという本作は全体的にBass Musicを強く意識したものになっています。2019年のボカロEDMを語る上で避けては通れない一枚でしょう。
HATSUNE MIKU EXPO 5th Anniversary E.P. / V.A.
初音ミク世界ツアーであるHATSUNE MIKU EXPOの5周年を記念して制作されたオフィシャルアルバム。何よりも特筆すべきはラッキー☆オーブのリミキサーとして3R2、雄之助、2ToneDiscoが参加している事でしょう。原曲の良さを残しながらも大胆にアレンジしており、是非ともチェックして欲しい一枚となっています。
Prhythmatic FutureBass 2 / V.A.
On Prism Recordsの、ジャンル毎に特化したコンピレーションアルバムであるPrhythmaticシリーズ。その中のFutureBassの第2弾である本作は様々なテイストのFutureBass楽曲が詰め込まれています。同年発売のHATSUNE MIKU FUTURE BASS COLLECTIONと合わせて、今年のVOCALOID FutureBassを代表する一枚と言えるでしょう。
The Future / オゾン
Future House/Bounceの楽曲をメインに制作する、オゾン氏によるMini Album。VOCALOIDによるFuture Bounceの楽曲で精力的に活動しているコンポーザーである彼。VOCALOID界でのFuture Bounceのコンポーザーとして、今後大きく注目されるに違いないボカロPでしょう。クラブミュージックが好きな方には是非手にとって欲しい1枚です。
2019年12月現在、通販や配信の情報はありません。
劣等上等(Masayoshi Iimori Remix) / Masayoshi Iimori
2018年の鏡音リン・レン10周年テーマソングとして発表された劣等上等。今でもアンセムとなっているこの楽曲を、TREKKIE TRAX所属であり、世界中のクラブで活躍しているMasayoshi Iimoriがリミックスした情報は瞬く間に広がり、多くの界隈に衝撃を与えました。重厚なビートとベースで構成されるDubstep、そのサウンドは流石としか言いようがありません。
FAIO：個人的に「2019年のボカロEDMシーン」をテーマに5つ選ばさせて頂きました。来年はどんなボカロEDMシーンがやってくるでしょうか、今から楽しみです。
いかがでしたでしょうか。
この記事で紹介したのは数ある素敵なアルバムの中のほんの一部です。
「このアルバムも良かったぞ！」などと布教をするのも大歓迎です！
楽曲購入はクリエイターへの応援として大きな一つの手段になります。
ボカロ視聴をニコニコやYouTubeのみで済ましている方は、もし推してるボカロPが楽曲をリリースしたら一度購入してみてください！
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