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風が強い日は本が読みたくなる

2024年3月20日、春分の日は終日大荒れで、風が強すぎて私が住むマンションも揺れを感じるほど。
ゴォーッという音と共に、近くの家に立つ木も大きく揺れていて、なんとなく心も落ち着かない。
終いには、ものの数分で空が真っ暗になって雷鳴がとどろく始末。
雷が大の苦手なため、やめてくれぇとへっぴり腰でカーテンを閉める。

雷ってどうしてあんなに怖いんだろう。

中学生の頃はゲリラ豪雨、という言葉が出始めたタイミングで、制服をびしょびしょにしながら傘をさして帰宅したのを覚えている。
根源的な恐怖を感じるようになったのは、当時片思いをしていた後輩の男の子が雷をそれはもう怖がっていて、「あ、雷って怖いものなんだ」と思ってからはもうダメだった。特に若干聴覚過敏な私は、あの音が苦手なのだ。

不意に鳴る音を気にせず過ごすためには、やはり本がいい。そして、耳にはイヤホンを添えて、机にはあたたかい飲み物を置いて。

与えられる安心は、待っていても来ないこともあるけど、自ら安心を作り出すことは、意外と簡単にできるのだ。

だから、風が強い日は本を読もう。

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