見出し画像

昭和のお話 [新巻鮭]見かけなくなりました]

えー、モンブランパークでございます。
ご存じの方、どれくらいいらっしゃるでしょうか?
学生時代スーパーでアルバイトをしていたのですが、年末にだけ、新巻鮭というのを売っておりました。

働いていたスーパーの軒先に、口を下に鮭(内臓を取り除き、塩漬けにしたもの)を吊して売っていました。1980年代前半でしたが、結構売れておりました。

正月に向けて売っていたので、縁起物のイメージでした。

地域では、そういうところあったりするようですが、保存食の意味合いが強かったようです。

お歳暮で送ったりしていたようです。
そして年末年始に食べる。

昔は冷蔵庫が無い時代です。すぐに腐ってしまうので、 塩を使って腐るのを防いでいた。先人の知恵。

昔はレトルト商品だって、ないですものね。
おせち料理も同じ意味合いです。
年末年始には、お店なども開いておらず、食品には、保存性が必須。

高い売り物だったので、少しお金に余裕のある家が食べるものと思っておりました。私、食べたことなかったですから。

とにかく新巻鮭、昔は、かなりのご馳走だったのではと、想像します。
吊るされた新巻鮭。
目にしなくなった風景です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?