Big Bang !

宇宙が、無限に小さな点から生まれました！
急な爆発、ビッグバンは全ての始まりと言われています｡

今のところ、ビッグバンの前に何があったのか、何故ビッグバンが起きたのかは分かっていません｡しかし、宇宙が全ての方向にどんどん大きくなっているという証拠があるので、ビッグバン理論は多くの科学者に認められています｡

さて、ではビッグバンのすぐ後は何があったのでしょう？ビッグバンの後すぐに今私たちの知っている宇宙ができた訳ではありません｡
瞬く間にアッツアツのスープの様な状態になったり、何十万年もの間真っ暗闇になったり｡

では見ていきましょうーー>

1)ビッグバンの直後は密度と温度がとても高く、原子でさえも生まれていません｡ここは、素粒子のスープ｡(この事についての記事もあるので読んでみてください😏)プラズマ(電気を帯びたガス)です｡

https://note.com/astro8/n/n7e94e56d0a3b

電子がそこらじゅうにあり、光の粒子、photon(光子) は電子に何度もぶつかって真っ直ぐ進めません｡ なので、霧の様に見えます
宇宙は物凄い速さで(光よりも速く！)膨らみました｡ しかし、霧が晴れたのは40万年後｡

2) これまで、ビッグバンのほんの数秒の間のお話でしたが、ここから急に40万年もスキップします｡
宇宙が膨らみ、原子ができるくらいまで冷えました｡　電子も原子の中につかまっているので、やっと光子が真っ直ぐ動ける様になります｡ この「最初の光」を収めた画像が、宇宙マイクロ波背景放射　(Cosmic Microwave Background Radiation) です｡ 

これは、宇宙の晴れ上がりと呼ばれています(かっこいい！)

3)40万年も待ってやっと霧が晴れたのに、今度は暗黒時代(Dark Age)と呼ばれる、真っ暗な宇宙になってしまいます｡星がひとつもなく、何も起こってない様に見えます｡ですが、そんなことはありません！
宇宙マイクロ波背景放射からもわかるように、宇宙は真っ平らな世界ではありません。他よりも少しだけ密度の高いところがあり、そこに重力が働きました｡
少しずつ、少しずつ、物質が集まってきます｡

4) 1億年後… ファーストスター　(最初の星)が生まれます｡
真っ暗な宇宙にパアァ✨と光が貫きました｡

5)その星が死んで、また新しい星が生まれる、そんなサイクルが何億年も続き、私達生命が地球の上で生まれました｡

私達の体は、炭素や酸素などで出来ています｡それがどうやって生まれたかというと、星の大爆発で物凄い力が加わり、水素などの軽い原子が融合して生まれました｡
私達は宇宙の歴史を見ていうと、とても少ない時間しか生きていません｡しかし、私達を作り上げる物質は、ずぅっと前は星の一部だったと考えると、不思議ですね｡