Zwift嫌いが3ヶ月Zwift縛りしてみた〜Zwiftな物理(その3)

アバターの動きがいまいちリアルじゃない理由の一つがブレーキを掛けられない(つまり、負の加速度がない)ことなら、簡単な解決策はペダルを止めたらブレーキがかかるようにする、ことなんじゃないかとふと思いました。

リアルの状況でも前後輪のブレーキを掛けているときにはたいていはペダルを止めています。コーナー前とか下り坂とか。集団走行のときなど、ペダルを止めると後ろの人の迷惑になりかねない場合はゆっくり回しながらブレーキ掛けたりしますが。

ブレーキ用に新たにデバイス(BTなボタンとか)を導入してもいいかもしれないですが、ケイデンスはどうせ見ているから使わない手はないのではないかと。3本ローラーだとどうするんだ、という問題もありますが、3本でもちょっとはペダルを止められるだろうし、まあ多くの人は固定ローラーかスマートローラーなんでしょうから。

もうひとつZwiftの不自然なのは抵抗感がまるでないことですね。物理の入試問題のように摩擦・空気抵抗はないものとする、みたいな。だからパワーのわりにはスピードがいつも速すぎるし(逆に急坂は遅すぎる傾向がある)、路面が石畳だろうとダートだろうとスピードもほとんど落ちない。向かい風も横風もない。だから実走では重要なエアロフォームとか関係ない。空気抵抗は集団走行のときだけ妙に強調されている、気がします。ちょっとでも集団から離れるととたんに速度維持がきつくなる。これはリアルのレースのときの集団から切れるときの再現としてはまあ良いのですが。Zwiftの集団走行はそもそもとても不自然なので、これについてはまた次回。

(つづく)


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