【星空TV #61】観望会用望遠鏡、なにを買う?

観望会をやる、という後輩から相談を受けた「何を買う」

候補4パターンから、取捨選択!!

選択肢1 15センチシュミカセ
お値段15万程度
ほか3つの選択肢の3倍のお値段だけあって攻守最強
ただし、もちろん壊れた時の金銭的被害も3倍。
この選択肢を選べるのか?
ブルジョワめが。


選択肢2 8センチ屈折式
普通の屈折式。
今回例示した3台の「予算5万円程度の観望会用望遠鏡」の中では一番、
倍率がかけやすく惑星観測なら一番取り回しが効く。
ただ、「初心者にオススメの望遠鏡」に載ってしまっているため、
「案内人がわざわざ持ってくる望遠鏡の割にショボい」と思われる危険性も


選択肢3 13センチニュートン式反射

集光力は名目で8センチ望遠鏡の2.64倍、
メッキの反射率を考慮しても約1等級暗い星まで見える。
星雲星団の類が観望対象ならこの差は圧倒的。
構造上、覗き口が目標天体と直角になるため導入の難易度が上がり、
ここでしくじると「あの案内人ダサい」となるかも。


選択肢4 20センチドブソニアン

集光力は13センチ望遠鏡の2.37倍。
星雲星団には無類の力を発揮しうる。
ただ、フリーストップの構造上、
高倍率では使い物にならず、
8センチ屈折以下の倍率しか使えない。
大きいことはいいことだ、の子ども騙しで
「大きな望遠鏡で星を見たよ」と言わせるのが主要用途

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?