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見返したい名試合

見返しゃいいやんと思われるでしょうが、私もそう思います。

長谷川穂積VSヘナロ・ガルシア

2006年11月13日に行われた、WBC世界バンタム級タイトルマッチでの試合です。
長谷川選手にとって3度目の防衛戦でした。

前評判

前回の2度目の防衛戦では、強敵ウィラポンを9Rで倒したこともあり、長谷川が勝つだろうとの見方が強かったです。
メキシコ出身のガルシアはランキング1位の指名挑戦者だったのにも関わらずです。

むしろ何ラウンドで終わるかぐらいのテンションでした。周りが勝手にですが。

結果

3-0で長谷川選手の判定勝ち。
「勝って当然」みたいな空気だったので、試合後も結構辛辣な雰囲気だった気がします。

しかし、私が本当に忘れられないのは12R目でした。

当時、オープンスコアリング方式の実験導入みたいな感じで、今までにはなかった、4Rごとの採点発表がされていました。

12R・・・というか8R終了時点で、ガルシア陣営は点数取られていたのが堂々と発表されているのでKOしかなかったのです。

ファイナルラウンドの12R目は特にガルシアがめっちゃ攻めてた気がします。
しかし、長谷川のディフェンスが半端なく、当たらないのです。

格闘技というとめちゃくちゃ殴り合うのが面白いみたいに言われがちですが、長谷川選手のあのディフェンスは素人目からみても鮮やかすぎて、私がボクシングに興味をもつきっかけとなりました。

ガルシアの死

その試合まではヘナロ・ガルシアのことは知りませんでした。
いい試合だったので当たり前ですが、この試合以降ガルシアにも興味を持ち、リスペクトもあり、試合結果ぐらいは確認していました。
(当時はテレビで放映されない映像は本当に見れなかったので、試合自体は見れていませんでした)

しかし、2013年、ヘナロ・ガルシアは強盗にあい、命を落としてしまいました。
年齢による身体の衰えとかではなく、本当にもう見ることができないことがとても悲しく思います。

治安の悪い地域は世界中にあると思いますが、早くなくなって平和になってほしいです。

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