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目に見えない病のはなし

私は大学2年生で大腸を全摘出したのだけれど
その後、入退院を繰り返して今に至る
波に上手く乗れないときは気分も下がるし
波が穏やかで落ち着いているときは何でもできる(気がする)

潰瘍性大腸炎・高安動脈炎・子宮内膜症

内蔵の疾患であり、目に見えない病だ

ヘルプマークの普及で少しだけ
目に見えない障害についても認知されてきた(気がする)

病気をしてわかったことは
病気にならないと分からないことが多い

ヘルプマークの存在やオストメイトトイレ
レミケードやプレドニンという薬たち

病気をして出会った人もたくさんいる

同じ病室だった東京のおばあちゃんも
優しくて面白かった担当医も
私のことをメンタル面でサポートしてくれた看護師さんも

病気にならなかったら会えなかった人は
いまのわたしをつくっている

いまのわたしは病気によってできているわけで

「健康な人でも大変なんだからあなたは頑張らなくていい」
「死ななければ、生きていればそれでいい」

何年たっても、季節が何度変わっても
母は身体のことを心配している

結局、念の為、きょうは仕事を休んだ
明日こそは元気に行かなきゃ…

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