#3 心を健康に


アスノオトのインターンの、そい(noteはこちら)です。

アスノオト信岡がメインファシリテーターを務め、「Next Commons Lab」とともに行っている学びの場「COMMONS SCHOOL Vol.1」に受講生として参加させていただきつつ、学びの一部を発信しています。

9月20日のsession3は、ゲストの松尾祥子さんにお越しいただいて、起業や新しいことをはじめようとする際の、心の健康について考える回でした。

松尾祥子(臨床心理士)
アライアント国際大学/カリフォルニア臨床心理大学院修士修了、アロマセラピスト、アートセラピスト、リトリートコーディネーター。1999年より「アロマ×心理×自然」をベースに、人、社会、地球の持続可能性に関心を寄せて活動。アロマテラピーやメンタルヘルス、ホスピタリティのコンサルタント、赤坂溜池クリニックにて統合的なアプローチにてカウンセリングやコーチングを行う他、コミュニティづくりや再生可能エネルギーの研究へ参加している。(株)SAFARI代表。HP: http://www.aroma-safari.com


感情を感じ切る

心のお話のなかでも、特に、起業や新しいことはじめるにあたって「うまくいかなかったとき」の心のあり様についてお話してくださいました。

イメージしていただくとわかると思うのですが、なにか嫌なことがあったとき、ものすごく落ち込んでいるときって、自分の心を守るための「防衛機制」が働きますよね。

例えば、欲求不満や不安を無意識におさえこんで、忘却してしまう(抑圧)とか、もっともらしい理由や理屈をつけて正当化する(合理化)とか、他の欲求に置き換えて満足する(例:馬鹿食いする)(代償)とか…

私の場合だと、まさに最近、人間関係が思うように上手くいかないことがあったのですが、「その人間関係について」や「自分の気持ちの変化」を臨床心理について調べたり自己啓発本を読むことで一般化(合理化)する癖があります。

自分の「(人間関係が思うようにいかなくて)悲しい」っていう感情を認めるのがこわいから、防衛機制が起きているんですよね。

「辛すぎて自分の心を守るために防衛機制をしているんだ。」と気づいて、受け入れれば自然と心地いい状態に戻る、と松尾さんはおっしゃっていました。


それは、自分の言葉にすると「感じ切る」ということかなと思いました。悲しいなら悲しいとちゃんと感じる。嫉妬や怒りや腹立たしさなど、ネガティブな感情もちゃんと感じ切る。

わたしは結局その後、「嘆く日」というのを設定しました。

話を聞いてくれる知人に会う約束をして、精いっぱい嘆いたあと、自分の感情に寄り添って、「こんなことが起きて悲しかったんだよね」と自分をまるっと受け入れながら泣く。そして、慰めてもらう。という日。

感じ切ったり、防衛機制をしていた自分の心を認められたりすると、なんだか本当にすっきりするというか、「そりゃ悲しかったよなぁ」とか、だから防衛機制をしてあれこれ考えていたんだなぁ、と少し客観的に想えるようになってだいぶ楽になるんですよね。



ぼーっとする時間をつくる

今回ワークとして、受講生それぞれが「今新たな挑戦をしてみているなかで感じていること」をペアで話してみる、ということをやりました。

その後アロマテラピーを体験。身体を脱力させ、呼吸をととのえ、紙に匂いを吸わせたものを嗅いで自分のなかに香りを取り込んでいく。

わたしは体験してみて、「寝ているときよりリラックス」している自分にかなり驚きました…!

いかに交感神経モードから抜け出せないままいつも無理やり寝ようとしているかを実感したし、それじゃあ身体も心も疲れるよなぁ、と。

ひらめきは「ぼーっと」している時に起きる。潜在記憶のつながりからうまれる。

と松尾さんが教えてくださり、リラックスして、なにも考えない時間を持つことの重要性を改めて実感しました。


現実認知は相互作用

そしてアロマテラピーのあと、もう一度自分の心に従って感じていること同じことを同じペアの人に話す、ということをしました。

そのワークのなかで、かなり印象的で、受講生の間でざわついたことがありました。それは、ある男性の受講者の方が、いつもと「表情」や「使う言葉」が全然違った、ということ。

いつも論理的な思考で、考えていることを話してくださる方。

ペアの方によると、アロマテラピーを体験する前は「どうやって話そうか」を頭で組み立ててから話してくれている感じだったのに対して、アロマテラピーを体験したあとは「なにも考えられない…」と言いつつも本心で話している感じだった、とのこと。

実際、見てわかるほどに、すごく表情がやわらかくてふわふわした雰囲気になっていて、話し方もいつもよりゆっくりでご自身の感情についての言葉が多いように感じました。

そして、その受講者の方は、「COMMONS SCHOOLに参加してから、働くことに関して、勝手に自分で思い込んでいた縛りを緩められるようになった」ということに気づいたそうです。


現実認知って自分でつくっているんですよね。

「こういうことが起きたんだ。」って捉えているのは自分で、その現実認知に関わってくることに自分の「考え」と、実際の自分の「行動」と、自分の「身体」の状態と、「気持ち(心)」がある。それが相互作用して現実認知をつくっている。

今回のワークでは、アロマテラピーによって、「気持ち」と「身体」に変化を与えることをしてみた結果、先ほどの男性の受講者の方のように気づきが生まれるなど、短時間でもこんなに現実認知が変わるんだ、という体験ができました。


最後に松尾さんが話してくださったこと。

経営戦略などについて「なにがまずかったのかなぁ」って考えるときのコツは、「健康なときに考えること」!

現実認知が心や身体と関連しているからこそ、心の状態がよくないときや身体が疲れているときに考えてしまうとより悪い現実認知を生んでしまう。


新しいことをはじめるとき、がんばろう・がんばろうとしたり、思考にばかり目がいったりしがちですが、心に目を向けること・心の健康を保つことの大切さを再認識する回になりました。

松尾さんありがとうございました!


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今日もすてきな一日になりますように!
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アスノオト

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