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人生に色を付ける

最近、満たされている。

私は今、
自分のやりたいことができている。
1年前に感じていた
あの焦燥感やいらだちは
どこかへ行ってしまったようだ。

不安がないわけではない。

自分の体の老いも感じるし、
これはどうすればいいんだ?とか
何からすればいいんだ?とか
焦ることもあるけど、
日々前進している実感もあるし、
毎日に満足している。

家族が元気で
先の楽しみがあって
やりたいと思っている夢もある。

困っていることがあるとすれば、
満たされていると、書けないのだ。

切実な「分かって欲しい。」や
吐き出さないとやっていられない苦しさが
ずっとあったから、
それをひたすら書いてきた。
胸の中にあった真っ黒な感情が
なくなった途端書けなくなるなんて。
どうしたらいいんだ?


もしかすると、今までは
「風邪を引いて鼻が詰まったときに
 美味しいものを食べても
 味がよく分からない」
に似た、そんな感覚だったのかもしれない。

やっと自分の人生の匂いを
嗅ぎに行けるのかもしれない。
本当にやりたかったことの
手触りを感じに行くのかもしれない。

それならできるかも。
書けるかも。
やってみないと分からないけど、
そうやってここへたどり着いた。

そういえば今年は空がちゃんと青い。
人生に色を付ける、
そんな時が来たのかもしれない。

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