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WEBデザイナーがコミュニケーションデザイナーになって感じたこと

はじめまして。あしたのチームという会社でコミュニケーションデザイナーをしている、木村可那子(@nene_zaakya)と申します。
制作会社のWEBデザイナー・ディレクターを経て、2019年3月から広告担当のデザイナーとして、あしたのチームにジョインしました。
このようなキャリアを積むまでに、いろいろなことがあったり考えたりしたのですが、それをお話するのはまた別の機会にしましょう。

今回はWEBデザイナーとして生きていた私が「コミュニケーションデザイナー」という肩書になって感じたことをお伝えしたいと思います。

肩書が変わったからと言って、大きく仕事内容は変わっていませんが、手を伸ばすことや考えることが増えました。

今までのようにWEBやバナー広告のデザインをする一方で、Googleアナリティクスの解析も業務に加わりました。さらに、ほとんど携わって来なかった紙系のクリエイティブも担当しています。弊社は出来る限り内製を目指しており、冊子やチラシも作ります。こちらに関しては、もうれつに頑張らねばなりません。目下、鈴木さん(@ys_ashita_ddiv)にゴリゴリFBもいただきながら頑張っております。

では、コミュニケーションデザイナーって何をする人でしょうか?
弊社で定義している「コミュニケーションデザイナー」をご紹介します。

企業のパーソナリティの本質を抽出し、ビジュアルデザインに取り入れることができるデザイナー。企業のパーソナリティの本質を抽出するとは、企業・会社の意図を正確にくみ取り、コンセプトとプロセスを策定し、ビジュアルデザインに落とし込めることを指す。主に広告デザインに特化したデザイナー。

つまり、私はあしたのチームとみなさんを繋ぐハブにならねばいけません。
あしたのチームのファンを増やし、理解してもらうためにデザインの力で何ができるのかを考えることがコミュニケーションデザイナーというわけですね。

広告って、極端な話「どうぞ買ってください」というアクションです。
買ってほしいから、あれこれデータを見たり仮設を立てたりします。
マーケティングとは「消費者がいつの間にか手にあるもの」を目指すそうですが、私たちはあしたのチームのサービスを企業がいつのまにか導入しているようになりたい。

だって、私たちは自分たちの商材が企業にとって絶対に必要だと信じているからです。

必要だと思ってもらうためのプロセスを分解して、検証して…だめなら引き下がって…スクラップ・アンド・ビルドを繰り返します。優先順位をつけ、やるやらないを決める作業もあります。

デザイナーっていろんな肩書がありますよね。

プロダクトデザイナーだったりUIデザイナーだったり、グラフィックデザイナーだったり…。
サッカーのポジションのようにFWが得意で、DFが苦手みたいなことですね。

対象的な例を上げてみましょう。
駅などで見かけるデジタルサイネージ広告のデザインは「5秒ぐらいで相手に伝えること」が大切です。ユーザーは広告を流し見して歩いているわけで、受動的に情報を受け取ります。とにかく早く情報を伝えるためのレイアウトがキモになって行きますね。
対してWEBデザインは「情報を取得したい人に整理して伝えること」が大切なわけです。ユーザーはすでに検索などを通して能動的に情報を取得しに来ているので、ブランディングやコンセプトによってデザインのリッチさは変わるものの、「じっくり読んでもらうため、知りたい情報を提供する役目」があるのです。

少し長くなってしまいましたが、デザインにもさまざまな考え方があるというのがおわかり頂けたかなと思います。
つまり、媒体によってコミュニケーションのやり方が違うのですね。

かつて私は、グラフィックデザインとWEBデザインは違う職種だと言う思いであったり、紙のデザインが得意でないという自信のなさもあってWEBデザイナーという肩書にそこそこの固執をしていました。
ただ、コミュニケーションデザインという広い海に泳ぎ出てみたら、とても楽しい職種なのだなと気付くことができました。
あなたと私がつながるツールはなにもWEBだけではありません。よく考えたら、たくさんの媒体があるのです。

最終的にデザイナーってどんな肩書になろうと「伝えることが仕事」です。
伝えるためには頭は冷静に、心は熱く、ものごとを見なければなりません。
この気持ちを持っていれば、「どんなことでも目的のためにやってみよう」と前向きに新しい分野や勉強に取り組めます。

あしたのチームの隠れた魅力、素敵なところ、お届けしている商材、それらにまつわるものたちに興味を持ち続けること。
手段を選ばずに伝えることをし、ファンを増やすこと。それが私のコミュニケーションデザイナーの第一歩です。

あしたのチームは通常の4倍でPDCAをぐるぐる回しますので、私もきっと2回めのブログを書くころには紙も得意になっているし、コミュニケーションデザインをもっと深掘りできているはず…!

さて、私のような広告メインのデザイナーもいれば、プロダクトデザイナー、UXリサーチャー、いろんな肩書を持つデザイナーが楽しく働いています。

いろんな人生、いろんな働き方を選べる時代ですが「組織の中で働く人」が圧倒的に多いのもまた事実。
人事評価制度と言う、まっこうに「働く」ことを見つめている弊社にしか経験できないデザイン人生があるかも。


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