中嶋俊明/弁護士

1980年6月28日生まれ。福岡出身。東京新宿法律事務所。交渉にあたる中で「相手を打ち…

中嶋俊明/弁護士

1980年6月28日生まれ。福岡出身。東京新宿法律事務所。交渉にあたる中で「相手を打ち負かす」のではなく「満足を与える」ことが真の交渉だと気づき、人間関係の問題にも広く使える「与え合う」交渉を開発。趣味は筋トレとBAILABAILA。ブログhttp://nakasima.jp/

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自己紹介

私のインタビュー記事です。自己紹介代わりにご覧いただけると嬉しいです。

    • 自慢じゃなくて本当に忙しいんだと世界の中心で叫びたい

      コロナの影響でリモートワークに切り替わり、普段は忙しく仕事をしている人も、普段ならそこまで忙しくない人も、余暇に充てられる時間が増えているそうです。 いざ時間があっても何をしたらいいかわからない、仕事をしているほうがいいということもたまに聞きます。 コロナで休業を迫られている自営業者であれば切実な悩みですが、会社員で固定給が守られている方であれば、贅沢な悩みなのかもしれません。 何をしたらいいのかわからないとか、暇だからとぼーっとするのは、時間の価値というものがいまいち

      • 後ろを気にし過ぎじゃないですか?

        外出自粛のおかげで、お店の外で列を作る人を見ることも少なくなりましたね。テレビやネットでパチンコ店に並んでいる人の列を見ると、ちゃんとソーシャルディスタンスを確保して並んでいる様子に、なんだか笑えてきちゃいます。なんだかんだで日本人は真面目なんだなと、むしろ感心してしまうくらいです。 私は福岡の田舎出身で、大学時代から弁護士6年目まで関西で過ごし、東京に来て6年ほどになります。 その間見ていて思うのは、東京にいる人は行列を作るのが得意だなということです。関西では東京ほどの

        • オペレーションの裏側

          新型コロナウイルスの影響も少し落ち着いてきたのか、街中も人が少しずつ増えてきたように思います。 それでも、スーパーでは人数規制があったり、飲食店もテイクアウトだけにしたりと、まだまだ平常運転に戻るには時間がかかりそうです。 飲食についていえば、出前館とかウーバーイーツとか、デリバリーが勢いを伸ばしていますね。ウーバーイーツで面白いのは、自転車で配達してくれている人が、いまどこにいて、どういうルートで来てくれているのかわかるところです。「あー、そこ通ってくるんだ」、「なるほ

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          与え合う交渉~相手の嘘やごまかしを見破る方法~

          絶対に騙されない人になる本 今回の相談は、お人好しと呼ばれていつも騙されてしまうことを悩んでいる方からの相談です。相手の目や表情でウソをついているかどうかがわかるなんて言われることがありますが,さてどうでしょうか。私は交渉のときに、ついつい人を信用し過ぎて騙されてしまいます。これ以上人に騙されないために、書店で本を探していたら、「絶対に騙されない人になる本」というタイトルの本が目に留まりました。気になってページをめくってみると、「私は絶対に人に騙されません。人が嘘をついている

          与え合う交渉~相手の嘘やごまかしを見破る方法~

          SNSは個人情報を集めるためにあるんだよ

          自粛生活中、気が付くとぼーっとスマホを見ている方が多いですね。Facebook、Instagram、Twitter等々。。 人と繋がりたい欲求を見事に満たすこれらのソーシャルメディアが、自粛で人と会えない状況にあるいま、さらにその利用を加速させているように思えます。 スマホをみると、「今何してる?」と問いかけられ、気が付けば自分がどこで何をしているのかを、ほとんど何も考えずにつぶやきます。Instagramのストーリーという機能は、一定時間で消えるらしいですが、これはあく

          SNSは個人情報を集めるためにあるんだよ

          無駄遣いさせない方法

          相変わらず外出の自粛が続いていますね。リモートワークもなく自宅待機などの休職を指示されている方や、フリーランスで仕事がない方は、朝起きて食べて寝るという生活を続けて、精神的にも疲弊してしまっているそうです。 テレビをつけてもコロナ関連ばかりで、暗い気持ちになるからテレビも見られないという方も。 任天堂スイッチを持っている方は、どうぶつの森で遊ぶことで精神のバランスを保っているんだとか、、どうぶつの森の中でデートするなんてのもあるらしいですね。でも、任天堂スイッチはいまは入

          無駄遣いさせない方法

          片付かないのは自分のせいじゃない

          リモートワークを出来るだけ快適にするために、DIYというか、快適な自宅仕事空間を作ることが流行ってますね。 リビングでリモートワークをすると夫婦喧嘩になるということで、クローゼットに小さな仕事空間を作ったり、日光に当たりたいからとベランダに仕事空間を作ったり、本当にみんな工夫するなあ!と感心します。 他方、リモートワークを初めて、家がどんどん散らかるという方もいるようです。仕事道具を家に持ち帰って、家の荷物がどんどん増えるわけですね。整理しないと、大事な仕事の資料を失くし

          片付かないのは自分のせいじゃない

          善人への道

          今からでも善人になれるならなりたい。誰だってそう思うと思います。私だってそうです。 そもそも悪いことをしようと思って生きている人なんてほとんどいないわけで、ほとんど人は倫理的でいようと心がけて生きているはずです。それでも、常にトラブルは起きます。そもそも、弁護士という人のトラブルを解決する職業があること自体、人が誰から見ても善人であり続けることが出来ないことを示しているのでしょう。 そうすると、善人で生きていくには、どうやらまず、「人は油断すると道徳に背きかねない」という

          みんな不安なんだ

          緊急事態宣言が延長されて、新型コロナウイルスのネガティブな影響はまだまだ続きそうですね。 みんなそれぞれの事情で今後に不安を抱えています。 じゃあコロナの問題が解決したら不安がなくなるかと言えば、そういうわけでもなくて、また別の悩みで不安は続くのでしょうね。 不安とは実に厄介な感情です。 何か新しいことを始めようとしたときに、最大の障壁となるのも不安です。自分にはそのことをしようとする価値も能力もないと、心のどこか(あるいは中心)で思ってしまいます。多くの人が感じるこ

          みんな不安なんだ

          与え合う交渉と嘘~相手の嘘やごまかしを防ぐ方法~

          見栄を張ってしまった代償 今回は,就活で見栄を張ってついウソを言ってしまった方からの相談です。ウソというには大げさですが,誰しも経験があることかもしれません。 私は就活中の大学生です。広告業界に興味があったのでそこを中心に就活をしていましたが、すべて落ちてしまいました。いまは、あまり希望していない建設業系の会社しか残っていない状況です。希望していなかったので、その業界は1社しか申し込みをしてなかったのですが、先日の面接の際に、何とか内定をもらおうと、業界への興味をアピールす

          与え合う交渉と嘘~相手の嘘やごまかしを防ぐ方法~

          一度くらいなら許されるだろうか

          毎日、いつ死んでも良いと思えるくらい充実した日々を送っている人なんて、世の中にいるのでしょうか。 私なんかは、これまでやらずに後悔していることばかりで、いつ死んでも後悔しかないだろうと思うわけです。 ハーバードビジネスロースクールのクレイトン・クリステンセン教授は、自身の研究で経済界にとてつもない業績を残しています。全く畑違いの私ですら、「イノベーションのジレンマ」は聞いたことあるくらいです。 お亡くなりになり、追悼特集で過去の論文が再掲されているものをパラパラと読んで

          一度くらいなら許されるだろうか

          「結果」よりも「プロセス」のほうが大事だと思いたい

          新型コロナウイルスの影響もあり、仕事のやり方、働き方がこれまでとはずいぶん変わってきています。 仕事に対する評価の方法についても、リモートワークが増えてくるに従い、これまでのように真面目に出勤して終業時間まで頑張るというやり方から、もっと実質的な仕事の成果・結果に重きを置く方向に変わってきたり、逆に、リモートワークなんだから職場と同じように成果だせないし、という意見から揺り戻しもあったりで、混乱してますね。 真面目な人ほど、仕事を終わらせるという計画を立てて、その計画通り

          「結果」よりも「プロセス」のほうが大事だと思いたい

          続・集中したいのに!

          新型コロナウイルスの影響でリモートワークが続いている方も多いと思います。私はリモートワークではないのですが、もしリモートワークになったら、普段、場所によって仕事モードのオン・オフのスイッチに慣れきってしまっているので、なかなか集中力が保てないんじゃないかなぁと心配です。 もう、1カ月近くリモートワークをされている方は、各自なりにリモートワークでの集中力の保ち方を身に着けているかもしれませんが、 何かと誘惑が多い自宅で、どうやって誘惑を断ち切って集中しているんでしょうか。

          続・集中したいのに!

          与え合う交渉とバイアス~アンカリング

          今回の相談 今回の相談は,お小遣いのアップをしてもらいたい夫と妻のやり取りです。アップしてほしい金額をどう切り出すか,考えてみてください。 妻に小遣いを増やしてもらうよう交渉しようと考えています。いまの小遣いは月2万円です。これだと、タバコ代と1回の飲み会代で消えてしまいます。私は少なくとも3万円以上にしたいと考えているのですが、たとえば私が少し多めに4万円とかいうと、妻が怒って1円も上げてくれないということにもなりかねません。3万円と提案して、そこから下げられてしまうのは

          与え合う交渉とバイアス~アンカリング

          密です!

          「密です」 ご存知、小池都知事の言葉ですが、最近の自分の中での流行ワードになりつつあります。なんかキャッチ―で、いろいろな使い方ができそうですよね。 自分の感情をうまく表現できない時にも使えそう。楽しいときに「みつでーす(^^)」、嬉しいときに「めっちゃみつです!!」、悲しい時に「みつ、です。。。」、寂しいときに「はぁ、みつだな。。」、怒っているときに、「密なんですけど!」。 あらゆる表現に使えそうです。 三密は避けないといけないのはもちろんです。コロナウイルスの対策