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記録 2024/3/26 芸能人格付けチェック

黒柳の誕生日の翌日。私は、誕生日イベントの配信を見ていたのだけれど。

何だか信じられないことに、SOPHIAが「芸能人格付けチェックBASIC 春の3時間スペシャル」に出演するのだという。

そりゃ、最初の反応はこうなるに決まっている。
復活武道館前の2022年9月23日にミュージックステーションに出たのだって、奇跡だと思っていたのに、これが、松岡以外のメンバーの最後の地上波テレビ出演だと思っていたのに、その続きがあるとは…。

予告編の動画がⅩ上で流れてきて、歌うのが"街"だと分かる。納得。それ以外はあり得ない、正しすぎる選曲だ。ここで"黒いブーツ"なんて言ったら、あまりにシンプルすぎて、アレンジもクソもなくなってしまうのだから。

そして、絶対に外せない、この戦いの攻略法を考える。
これまで何百回、何千回と聴いたのだから、SOPHIAが弾いているのか否かくらいは分かる。そうでなくても、ベースを聴けば分かるはず。あとは、都さんで分かる。
もう一つ、テレビなのだから、ほぼ間違いなく、上手い方が小学生だ。

最後の仕上げとして、放送日当日の朝は、"街"のインストと、アルバムバージョンと、シングルバージョンを聴いて予習する。

よし。完璧。




私自身は、テレビでのリアタイはできなかったので、TVerでの後追い。
当然、1つ目のネタはすっ飛ばして、いきなりSOPHIAさんの紹介。

扉が開き、5人が入場してくる。BGMが"little cloud"なのが嬉しい。
ひゃっ!黒柳がいる…。いや、いるのは知ってるんだけどね。それでも、そう思わずにはいられない。
いい? 地上波に、SOPHIAだよ? しかも、黒柳だよ? そんなこと、あっていいと思う? もう、最後かもしれないよ?
なので、黒柳から目を離すことが出来ない。

SOPHIAの紹介映像。
"Believe"をBGMに、そのMV、休止前ラスト武道館、そして復活武道館の映像。なかなかいいセレクト。
そして、そんなわけないのに「一流ロックバンドです」なんて紹介されてしまうのが、分かっていても嬉しい。

その後、小学生ガールズバンドの登場。
彼女たちが出てくるのを目を細めて見ている黒柳。松岡が、分かったような分からんような講釈を垂れている間も、らしからぬ笑顔を浮かべて地上波の電波に載る黒柳。こんな姿を見られる日が来るなんて、25年前には想像もつかなかった。

回答者の、出題前のコメント。
高橋克典さんが、「松岡さんのボーカルに癖があるから、それをくぐってバンドを聴かないと」と言っていて、SOPHIAのことを知ってくれているのだと感激する。


いよいよ本編。
バンドが演奏しているのは見えない状態で、AバージョンとBバージョンが演奏される。

まずはA。気合を入れて。
ん? 初っ端のドラム、音が違う…? あれ? キーボードも?
Aメロに入って、ベースが聴こえてくる。というか、そこしか聴いていないが、いつも通りの音にしか聞こえない。
Bメロ無しでサビへ。んん…、分からん。いつもどおりだ。
そして間奏。ここのキーボードで差が分からんかったら、もうお手上げ。…なのに、いつも通り。
…だめだ。分からん。

そして、B。
イントロのドラム、私には、さっきと同じようにしか聴こえない。耳が悪すぎる。
そして、勝負のベース。ん…、これもさっきと同じだ。全然だめじゃん。
そのままサビへ。まだ差が分からない。そろそろファン失格か?
…と思ったけど、最後の最後の間奏。あ、キーボードとベースがいつもと違う!! 違うところが分かった!!

じゃあ、あとは、アレンジを変えている方が、SOPHIAなのか、ガールズバンドなのかを考えるだけだ。
でも、これはテレビ。ということは、うまく聴こえる方、アレンジを加えている方がガールズバンドで不正解のはず。ということは、正解のSOPHIAはAだ!!

と思ったけれど、回答者がBばっかりで、だんだんドキドキしてくる。
でも、ここで正解の発表。

答えは、A~~!! 
(↑天才クイズ風に。中京圏以外方、分からなかったらごめんなさい。)↑

よかった。一安心。
SOPHIAか否かは聴き分けられた。


この後が本番。
バンドが顔出しになる。

まずはSOPHIA。
いつも通り黒柳しか見ていないが、さすがに、いつものライブのようにはいかない。どちらかというと、昔のテレビ出演時くらいの力の入れ加減にも見える。さすがに大人になったので、手の抜きすぎということはないが。

次。ガールズバンド。
予告動画でも映っていたベースの子が、段違いですごい。演奏ももちろんだが、とにかくパフォーマンスがすごい。カメラ慣れしすぎている。
ドラムの子も、キーボードの子も、なんかもう、雰囲気がすごい。演奏は言わずもがなだ。
松岡は、そんな彼女たちに近寄り、彼女たちに寄り添って歌っている。そうね。そういうことが出来るのが松岡だ。
ギターの子は、普段はクラシックギターをやっているようで、エレキは1か月程度とのこと。なので、多少ギターにかかりきりになっていて、前を向く余裕がないようだったが、もちろん上手だ。でも、ギターソロを切ったのは、そこに配慮してのことなのかもしれないと思った。

ちなみに。肉離れするのはSymphonicの後のはずなのに、なぜ都さんが椅子に座っているのかと思っていたけれど。よくよく考えると、キーボードのセッティングの高さが、女の子に合わせてあるからだ。それでも結構高そうに弾いてたけどね。




そして、SOPHIAのコーナーを見終わって、ふとnoteを見に行くと、黒柳が記事を更新している。

聞きたかったことが全部書かれている。
そして、「完敗だ」と彼女たちを褒め称える黒柳の姿が、とても美しいと思う。年齢も、性別も、関係ない。いいものにはいいと言える、その姿。私も、見習わなければ。


その他のメンバーも、4人ともが4人ともらしいコメントをしている。

黒柳。

これは、件のベースの子の投稿。
黒柳に褒められたって書いてくれて、ありがとう。


松岡。

全方位に気配りをする、松岡らしいコメント。
外した人も多かった中で、さすがの松岡。


トモくん。

リアタイしていたのが分かるこの投稿、きちんとファンのポストも抑えているあたりが、トモくんらしい。
外したファンに「耳が肥えてる」とフォローを入れる優しさも、また、トモくんらしい。


最後。都さん。

「Aだよ」のポストには、Rayflowerのsakuraさんから「Bでしょ?」という返信が来ていたのが面白かった。
そして、ちゃんとガールズバンドの子たちのことも褒めている。やっぱり、彼女たちはすごかったと思う。


ということで。
テレビという制約の中で、精いっぱいの表現と露出をしてくれたSOPHIAに、心から感謝する。
どうして出演することになったのかとか、そんな大人の事情はどうだっていい。ただ、SOPHIAの5人が地上波に出たということ、その事実だけで十分だ。子どもの頃、"街"を耳にしていた多くの大人たちに、SOPHIAという存在を思い出させてくれただろうから。
今さら、SOPHIAを好きになってくれなどとは言わない。青春の片隅にSOPHIAの曲があったこと、それを片時でも思い出してくれた人がいるのなら、こんなに嬉しいことはない。

そして。
見たことも聴いたこともなかったであろうおじさんバンドの曲を、とても楽しそうにカバーしてくれた彼女たち。本当に、ありがとう。

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