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久しぶりのde Viséeのテオルボ曲練習(弾弦について追記)

テオルボ練習は、最近は基礎練習の後3点セットでやっています。
・Piccininiで基礎的な確認、
・Kapspergerで色々応用(特にHKさん得意/特異の3連符)、
・Castaldiで対位法や低い音を旋律に使った曲
という感じで、午前中に練習しましたが、外出から帰宅してまたテオルボが弾きたくなったものの、どうしても他にあまり練習していない曲を弾きたくなりました。

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まずはBartolottiを引っ張り出しましたが、ファクシミリがともかく読みづらくて、自分で作り直さないと弾く意欲が出てこないので、ならば何度か練習だけはしているde Viséeを。

また1曲として満足に弾ける曲もないし、人前で演奏した曲もありませんが、ともかく久しぶりに弾いてみると、低い音で旋律も和声も付けるのがやはり難しくてかつてはそこで挫折して終わりでしたが、Castaldiでも結構出てきて鍛えられたためか、結構面白く弾けるようになっていて、楽しくなってきました。

それにしても、曲を決めて集中して弾ける曲を作っておかねばです。しばらくフレンチのプロジェクトが止まっていてモチベーションがなかったということもありますが、今日人と合って「またやりましょう」という話が出たので、de Viséeも練習に入れようと思います。

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このプレリュードは決して易しくないですが、小さいことながら結構重要なのは○で囲った部分で、番外弦を含む低音ではありますが中指と人差し指での弾弦が指定されていて、それによってニュアンスを変えるようにと意図されているようです。

de Viséeはギター曲でも弾弦は細かく指定されていて、その通りに弾くのはなかなか難しいのですが、単に音が出せればよいということではなくて、その通りに弾くことで彼の意図したニュアンスやアフェクトが何かということを知るヒントになります。

de Viséeのバロック・ギター曲で、よく例として出されるプレリュード (1686) でも、とても細かく指定されています。

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