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Kapsperger: Libro primo d'intavolatvra di chitarone (1604) 練習

本当は9月や12月に演奏するテオルボ(キタローネ)のソロ曲を練習しないといけないけど、今日は何故かその気分になれなかったので、あまりやっていないKapspergerの第1巻 (1604) から、ちょっと考えた末に最初のトッカータ6曲をともかく弾いてみることに。

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ソロ曲に取り組み始めて、この曲集を最初に練習した時には、序文も読まずに、HKさん独特の16分3連もわかっていなかったので、拍が合わない…と思いながら、正直何が何だか分からないままともかく音だけを鳴らしていた。

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その中でも第2番はたぶんよく知られているアルペッジャータで、レッスンも受けたことはあるけど、恐ろしいことに本番でも弾いたことがある。和声の進行が面白いのは理解していたつもりだけど、改めて弾いてみると不協和音のぶつけ方が繊細だなと思うし、ちゃんと次に残しておく音をもっと意識して、音をなるべくぶつけることための運指をもっともっと考えないといけないことを痛感。単に機械的にタラララの連続では意味がなさそう。

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今日弾いていて面白いなと思ったのは、第3番でのシンコペーションや

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第4番でのアルペッジョを混ぜた独特と言えそうなリズムは、歌詞を当てると良さそうで、

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などなど、6曲が全部違って面白い。

その後は舞曲などを元にした変奏曲集、ガリアルダ集なので、また順次さらっていきたい。Foliaは変奏も19あるから大変。どちらにしても、アルペッジャータ以外にレパートリーとして弾ける曲を作っておこう。

普段Kapspergerは第4巻 (1640) を練習していて人前でも多少弾いているけど、35年前の曲に戻ると非常にかっちり書いているという印象があって、その違いも面白い。

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